【管理栄養士監修】うす焼き卵で離乳食スタート！進め方と簡単レシピで初期から完了期まで

「うす焼き卵、離乳食に使えるのはわかるけど、どうやって進めたらいいの？」初めての離乳食、特に卵はアレルギーの心配もあり、進め方に悩んでいませんか？ この記事では、管理栄養士監修のもと、うす焼き卵を使った離乳食の進め方を初期から完了期まで徹底解説！ 栄養価の高さやアレルギーの少なさ、調理のしやすさなど、うす焼き卵が離乳食初期から活用できる理由を詳しく説明します。さらに、各時期に合わせたレシピとポイント、卵白アレルギーへの対応方法、手づかみ食べアレンジ、味付けのバリエーション、冷凍保存のコツまで、これを読めばうす焼き卵を使った離乳食のすべてがわかります。初期はとろとろ卵黄ペーストから始め、中期には野菜やだしを使ったアレンジ、後期には手づかみ食べしやすい形、完了期にはチーズやひじき、のり巻きなど、バラエティ豊かなレシピもご紹介。離乳食作りが楽しくなるヒントが満載です。よくある質問コーナーでは、卵アレルギーの心配や、うす焼き卵がうまく作れないといったお悩みにもお答えします。この記事で、安心して楽しくうす焼き卵離乳食を進めていきましょう！

1. うす焼き卵が離離乳食に最適な理由

うす焼き卵は、離乳食初期から完了期まで長く活用できる万能食材です。栄養価が高く、アレルギーも比較的少ないため、多くの赤ちゃんにとって最初のタンパク源として最適です。調理のしやすさやアレンジの幅広さも魅力の一つです。ここでは、うす焼き卵が離乳食に最適な理由を詳しく解説します。

1.1 栄養価の高さ

うす焼き卵は、赤ちゃんの成長に欠かせない栄養素が豊富に含まれています。

栄養素	働き
タンパク質	筋肉や臓器、血液など体の組織を作る
脂質	エネルギー源となる
ビタミンA	皮膚や粘膜を健康に保つ
ビタミンD	カルシウムの吸収を助ける
ビタミンB群	エネルギー代謝を助ける
鉄分	血液を作る

特に、良質なタンパク質は、赤ちゃんの成長に欠かせない栄養素です。うす焼き卵は、消化吸収の良いタンパク質を含んでいるため、離乳食初期の赤ちゃんにも安心して与えることができます。また、ビタミンやミネラルもバランス良く含まれており、健康な発育をサポートします。例えば、ビタミンDはカルシウムの吸収を助けるため、骨の成長に重要です。鉄分は貧血予防に役立ちます。

参考：栄養計算機｜うす焼き卵のカロリーと栄養成分

1.2 アレルギーの少なさ

卵はアレルギーを起こしやすい食品として知られていますが、うす焼き卵は比較的アレルギー反応が出にくいとされています。これは、卵白よりも卵黄の方がアレルギーを起こしにくい性質があるためです。離乳食初期は卵黄から始め、徐々に卵白を加えていくことで、アレルギー反応のリスクを軽減できます。ただし、初めて卵を与える際は少量から始め、赤ちゃんの様子をよく観察することが重要です。アレルギー反応が出た場合は、すぐに医師に相談しましょう。

参考：厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」

1.3 調理のしやすさ

うす焼き卵は、フライパンで簡単に作ることができます。特別な調理器具や技術は必要ありません。忙しいママやパパでも手軽に作れるので、離乳食作りに負担を感じている方にもおすすめです。また、一度にたくさん作って冷凍保存しておけば、必要な時に解凍してすぐに使えます。時間がない時でも栄養満点の離乳食を簡単に用意できます。

1.4 アレンジの幅広さ

うす焼き卵は、様々な食材と組み合わせることができます。野菜やチーズ、ひじきなどを加えることで、栄養価を高めるだけでなく、味や食感のバリエーションも広がります。離乳食初期はペースト状にしたり、中期以降は刻んだり、完了期には他の食材と一緒に炒めたりと、赤ちゃんの成長に合わせて様々なアレンジが楽しめます。お弁当にも入れやすいので、外出時にも便利です。色々な食材と組み合わせることで、赤ちゃんの味覚の発達を促すこともできます。

2. 離乳食初期（5～6ヶ月頃）のうす焼き卵の進め方

離乳食初期は、赤ちゃんにとって初めての食べ物との出会いの時期。消化器官が未発達なため、食材はペースト状にするなど、食べやすい状態にしてあげることが大切です。うす焼き卵は、柔らかく調理しやすく、アレルギーも比較的少ないため、初期の離乳食にぴったりの食材と言えるでしょう。初めてうす焼き卵を赤ちゃんに与える際は、少量から始め、赤ちゃんの様子をよく観察しながら進めていきましょう。

2.1 初めてうす焼き卵を与える際の注意点

初めてうす焼き卵を与える際は、以下の点に注意しましょう。

• 卵黄から始める：アレルギー反応が出にくい卵黄から始め、慣れてきたら卵白も少しずつ与えていきましょう。卵白はアレルギー反応が出やすいので、最初は慎重に。
• 少量から始める：最初は小さじ1/2程度から始め、徐々に量を増やしていきます。赤ちゃんの様子を見ながら、無理なく進めていきましょう。
• アレルギー反応に注意：初めて卵を与える際は、平日の午前中にし、万が一アレルギー反応が出た場合でもすぐに医療機関を受診できるようにしておきましょう。口の周りや体に発疹が出たり、嘔吐、下痢などの症状が見られた場合は、すぐに医師に相談してください。
• 加熱をしっかり行う：サルモネラ菌などの食中毒を防ぐため、卵はしっかり加熱しましょう。うす焼き卵は、中心部まで火が通っていることを確認してください。
• 新鮮な卵を使う：新鮮な卵を使うようにしましょう。卵は購入後は冷蔵庫で保存し、賞味期限内に使い切るようにしてください。

これらの注意点を守り、安全にうす焼き卵を離乳食に取り入れていきましょう。赤ちゃんのペースに合わせて、焦らずに進めることが大切です。

厚生労働省の授乳・離乳の支援ガイドも参考になります。

2.2 離乳食初期のうす焼き卵レシピ

ここでは、離乳食初期にぴったりのうす焼き卵レシピを2つご紹介します。

2.2.1 とろとろ卵黄ペースト

卵黄だけを使った、なめらかで食べやすいペーストです。

材料	作り方
卵黄 1個分 湯 少量	固ゆで卵を作り、卵黄を取り出す。 卵黄をすり鉢ですりつぶし、少量の湯でのばす。

2.2.2 白身入りうす焼き卵

卵白アレルギーの心配がない場合は、全卵を使ったうす焼き卵もおすすめです。柔らかく仕上げるのがポイントです。

材料	作り方
卵 1個 水 小さじ1/2	卵を溶きほぐし、水を加えて混ぜる。 フライパンに薄く油をひき、弱火で両面を焼く。 粗熱を取り、ペースト状になるまですりおろすか、細かく刻む。

和光堂の離乳食初期（ゴックン期）のレシピ｜離乳食も参考にしてみてください。

3. 離乳食中期（7～8ヶ月頃）のうす焼き卵の進め方

離乳食中期になると、赤ちゃんの消化機能も発達し、食べられる食材の種類や固さ、量も増えてきます。うす焼き卵も、初期より少し厚めにしたり、食材を混ぜ込んだり、様々なアレンジを加えることができるようになります。この時期のうす焼き卵の進め方のポイントを詳しく見ていきましょう。

3.1 卵白アレルギーへの対応

離乳食初期に卵黄を与え、問題がなかった場合でも、卵白を初めて与える際は注意が必要です。卵白は卵黄よりもアレルギーを起こしやすい食材です。初めて卵白を与える際は、少量から始め、赤ちゃんの様子をよく観察しましょう。湿疹、下痢、嘔吐などのアレルギー症状が出た場合は、すぐに摂取を中止し、医師に相談してください。 アレルギー反応が出なくても、数日間は同じ量を継続し、様子を見ながら徐々に量を増やしていくようにしましょう。また、初めて卵白を与える際は、午前中に与えるのがおすすめです。万が一アレルギー反応が出た場合でも、病院の診療時間内に対処できます。

アレルギー反応の出方には個人差があり、じんましんのような皮膚症状だけでなく、呼吸困難やアナフィラキシーショックなどの重篤な症状が出る場合もあります。少しでも異変を感じたら、自己判断せずに医療機関を受診しましょう。

3.2 離乳食中期のうす焼き卵レシピ

離乳食中期には、様々な食材を混ぜ込んだうす焼き卵を作ることができます。野菜の栄養も一緒に摂れるのでおすすめです。また、だし汁を加えて風味をつけるのも良いでしょう。

3.2.1 野菜入りうす焼き卵

すりおろしたにんじんやかぼちゃ、細かく刻んだほうれん草などを混ぜ込んで焼きましょう。野菜の甘みで食べやすくなります。

材料	分量
卵	1個
にんじん（すりおろし）	大さじ1
水またはだし汁	小さじ1

野菜は柔らかく加熱してから混ぜ込みましょう。また、水分を加えることで、パサつきを抑え、より食べやすくなります。

3.2.2 だし巻き卵風うす焼き卵

かつお節や昆布でとっただし汁を卵液に加えて焼きましょう。風味が増し、食欲をそそります。だし汁は、赤ちゃんが飲み慣れているものを使用すると安心です。

材料	分量
卵	1個
だし汁	小さじ1

だし汁の量は、卵液の固さを調整するために加減してください。薄味を心がけ、調味料は加えないようにしましょう。

これらのレシピはあくまで一例です。赤ちゃんの好みに合わせて、様々な食材を組み合わせたり、アレンジを加えてみましょう。うす焼き卵は、冷凍保存も可能です。まとめて作って冷凍しておけば、忙しい時にも便利です。

4. 離乳食後期（9～11ヶ月頃）のうす焼き卵の進め方

離乳食後期は、食べられる食材の種類が増え、舌でつぶせる固さまでの食材を3回食で与える時期です。この時期のうす焼き卵は、手づかみ食べを意識したり、歯ぐきや舌でつぶせる固さにしたりと、赤ちゃんの成長に合わせた工夫が必要です。

4.1 手づかみ食べアレンジ

離乳食後期になると、赤ちゃんは自分で食べ物を掴んで口に運びたがるようになります。うす焼き卵は、手づかみ食べに最適な食材です。やわらかく、手で持ちやすい大きさにカットすることで、赤ちゃんも楽しく食事ができます。

うす焼き卵をスティック状にカットしたり、一口サイズに丸く型抜きしたりすることで、赤ちゃんが掴みやすくなります。また、野菜を一緒に巻き込んだり、チーズを乗せて焼いたりすることで、栄養価もアップし、見た目も華やかになります。

手づかみ食べをさせるときは、床にシートを敷いたり、食べこぼしを気にしない環境を作ってあげましょう。また、赤ちゃんが喉に詰まらせないよう、必ず見守ってあげることが大切です。

4.2 離乳食後期のうす焼き卵レシピ

ここでは、離乳食後期におすすめのうす焼き卵レシピを2つご紹介します。

4.2.1 チーズ入りうす焼き卵

材料：

• 卵：1個
• 粉チーズ：小さじ1/2
• 水：小さじ1

作り方：

1. 卵を溶きほぐし、粉チーズと水を混ぜ合わせる。
2. フライパンに油を薄くひき、弱火でうす焼き卵を焼く。
3. 焼きあがったら、食べやすい大きさにカットする。

ポイント：粉チーズの代わりに、プロセスチーズを細かく刻んで混ぜ込んでも美味しくできます。

4.2.2 ひじき入りうす焼き卵

材料：

• 卵：1個
• 乾燥ひじき：小さじ1/2
• 水：小さじ1
• だし汁：小さじ1

作り方：

1. 乾燥ひじきを水で戻し、水気を切っておく。
2. 卵を溶きほぐし、ひじき、水、だし汁を混ぜ合わせる。
3. フライパンに油を薄くひき、弱火でうす焼き卵を焼く。
4. 焼きあがったら、食べやすい大きさにカットする。

ポイント：鉄分が豊富なひじきを加えることで、栄養価の高い一品になります。ひじきは柔らかく煮てから使用しましょう。

食材	栄養価	選び方のポイント
卵	良質なタンパク質、ビタミン、ミネラル	新鮮な卵を選ぶ
チーズ	カルシウム、タンパク質	赤ちゃんの好みに合わせて種類を選ぶ
ひじき	鉄分、食物繊維	乾燥ひじきは水で戻してから使う

その他、ほうれん草やにんじんなどの野菜をみじん切りにして加えても美味しく、栄養バランスも良くなります。離乳食後期は、味覚の発達も大切なので、だし汁などを活用して風味豊かに仕上げるのもおすすめです。ただし、香辛料や濃い味付けは避け、薄味を心がけましょう。

離乳食に関する詳しい情報は、厚生労働省のウェブサイトをご確認ください。

5. 離乳食完了期（1歳～1歳6ヶ月頃）のうす焼き卵の進め方

離乳食完了期になると、幼児食に向けて味付けや固さ、大きさなどを調整していく時期です。うす焼き卵も、これまで以上にバリエーション豊かにアレンジできます。この時期のうす焼き卵の進め方のポイントを詳しく見ていきましょう。

5.1 味付けのバリエーション

完了期になると、砂糖や醤油、味噌など、大人と同じ調味料を少しずつ使用できるようになります。ただし、大人の味付けよりも薄味を心がけましょう。うす焼き卵の味付けに変化をつけることで、色々な食材と組み合わせやすくなり、子どもの味覚の発達にも繋がります。例えば、だし醤油で和風、ケチャップで洋風、カレー粉でスパイシーにと、様々な味付けに挑戦してみましょう。

塩分量は、厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」を参考に、1歳～1歳6ヶ月頃で1.5g/日未満を目安にしましょう。薄味に慣れておくことは、将来の生活習慣病予防にも繋がります。

5.2 離乳食完了期のうす焼き卵レシピ

完了期になると、歯ぐきやあごも発達してくるので、手づかみ食べしやすい形状を意識しましょう。うす焼き卵は、色々な形にカットしたり、他の食材と組み合わせたりすることで、様々なアレンジが可能です。

5.2.1 のり巻き卵

うす焼き卵で海苔や野菜を巻いたのり巻き卵は、持ちやすく食べやすいのでおすすめです。海苔は、鉄分や食物繊維が豊富なので、積極的に取り入れたい食材です。野菜は、ほうれん草やにんじんなど、子どもの好きなものを選んでみましょう。

5.2.2 うす焼き卵の野菜炒め

食べやすい大きさに切ったうす焼き卵と野菜を一緒に炒めるだけの簡単レシピです。野菜は、ピーマン、玉ねぎ、にんじんなど、彩りを考えて様々な種類を組み合わせると、見た目も食欲をそそります。鶏ひき肉や豚肉を少量加えてもよいでしょう。

5.2.3 その他のアレンジレシピ

レシピ名	材料	ポイント
うす焼き卵のチーズin	うす焼き卵、チーズ、野菜など	チーズはカルシウムが豊富。野菜はお好みで。
うす焼き卵サンド	うす焼き卵、食パン、きゅうり、トマト、レタスなど	サンドイッチの具材として活用。
うす焼き卵のお好み焼き風	うす焼き卵、キャベツ、豚肉(少量)、お好み焼きソース(少量)など	ソースはごく少量にする。
うす焼き卵のあんかけ丼	うす焼き卵、ご飯、あんかけの具材(鶏肉、野菜など)	あんかけにすることで食べやすくなる。

うす焼き卵は、アレンジ次第で様々な料理に活用できます。子どもの好き嫌いに配慮しながら、色々なレシピに挑戦し、楽しく食事ができるように工夫してみましょう。

6. うす焼き卵を使った離乳食レシピのバリエーション

うす焼き卵はアレンジ次第で様々な離離乳食レシピに活用できます。ここでは、主食になるレシピ、お弁当にも使えるレシピなど、バリエーション豊かなうす焼き卵レシピをご紹介します。

6.1 主食になるうす焼き卵レシピ

うす焼き卵は、ご飯や麺類と組み合わせることで、手軽に栄養満点な主食を作ることができます。炭水化物だけでなく、タンパク質やビタミン、ミネラルも一緒に摂れるので、栄養バランスが気になる離乳食期にもおすすめです。

6.1.1 卵と野菜のあんかけ丼風

とろとろのあんかけで、食べやすく仕上げた丼風レシピです。野菜はお好みで変更可能です。

材料	分量
うす焼き卵	1枚
ご飯	80g
にんじん	15g
ほうれん草	10g
だし汁	大さじ2
片栗粉	小さじ1/2

作り方はこちらのサイトを参考にしてください。キユーピーベビーフード

6.1.2 うす焼き卵の和風パスタ

うす焼き卵と野菜を麺つゆで味付けした、和風パスタです。麺は柔らかく茹で、食べやすい長さに切ってあげましょう。

材料	分量
うす焼き卵	1枚
ベビー用パスタ	30g
玉ねぎ	10g
にんじん	10g
麺つゆ（2倍濃縮）	小さじ1/4
水	大さじ1

ベビー用パスタの茹で方や、野菜の切り方などは月齢に合わせて調整してください。

6.2 お弁当にも使えるうす焼き卵レシピ

うす焼き卵は、お弁当にもぴったりの食材です。持ち運びやすく、彩りもきれいなので、お弁当を華やかにしてくれます。また、様々な食材と組み合わせることで、飽きのこないお弁当を作ることができます。

6.2.1 うす焼き卵のミニロールサンド

うす焼き卵で野菜やチーズを巻いた、ミニロールサンドです。見た目も可愛く、手づかみ食べにもぴったりです。

材料	分量
うす焼き卵	1枚
きゅうり	10g
ベビーチーズ	1個

きゅうりは薄切りに、ベビーチーズは細切りにします。うす焼き卵の上にきゅうりとチーズをのせて巻き、食べやすい大きさに切ります。他の野菜を巻いても美味しくいただけます。

6.2.2 花型うす焼き卵

型抜きを使って花の形に焼いたうす焼き卵は、お弁当の彩りにぴったりです。野菜を混ぜ込んだり、チーズを乗せて焼いたりとアレンジも楽しめます。

材料	分量
卵	1個
水溶き片栗粉	小さじ1/2
お好みの野菜（みじん切り）	少々

卵に水溶き片栗粉とみじん切りにした野菜を混ぜて、花型に焼きます。お弁当に彩りを添えたい時におすすめです。離乳食完了期以降は、少量の醤油や砂糖で味付けしても良いでしょう。

うす焼き卵は、離乳食初期から完了期まで長く使える便利な食材です。今回ご紹介したレシピ以外にも、様々なアレンジが可能です。ぜひ、お子さんの好みに合わせて、色々なうす焼き卵レシピを試してみてください。

7. うす焼き卵で離乳食を作る際のよくある質問

うす焼き卵は離乳食にぴったりの食材ですが、調理や保存方法など、様々な疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。ここではよくある質問にお答えします。

7.1 卵アレルギーが心配です

卵はアレルギーを引き起こしやすい食品の一つです。初めて卵を与える際は、加熱した卵黄をごく少量から始め、赤みやかゆみ、呼吸困難などのアレルギー症状が出ないか注意深く観察しましょう。心配な場合は、厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」も参考に、かかりつけの小児科医に相談してから与え始めることをおすすめします。

また、卵白は卵黄よりもアレルギーを起こしやすいので、離乳食初期は卵黄のみを使用し、卵白は中期以降に少量ずつ与えて様子を見ましょう。アレルギー反応が出た場合は、すぐに医師の診察を受けてください。

7.1.1 卵アレルギーの症状

• 皮膚：じんましん、湿疹、かゆみ、赤み、腫れ
• 呼吸器：くしゃみ、鼻水、咳、ゼーゼー、呼吸困難
• 消化器：嘔吐、下痢、腹痛
• 循環器：めまい、意識消失

7.2 うす焼き卵がうまく作れません

うす焼き卵を作るのが難しいと感じる方もいるかもしれません。フライパンに油を薄くひき、弱火でじっくり焼くのがポイントです。焦げ付きやすい場合は、テフロン加工のフライパンを使用するか、クッキングシートを敷いて焼くと綺麗に仕上がります。また、卵液を一度濾すと滑らかな仕上がりになります。

7.2.1 うす焼き卵を作るコツ

• 卵液を濾す
• 弱火でじっくり焼く
• テフロン加工のフライパン、またはクッキングシートを使用する
• 蓋をして蒸らす

7.3 冷凍保存はできますか？

うす焼き卵は冷凍保存可能です。粗熱を取ってからラップで包み、冷凍用保存袋に入れて冷凍庫で保存しましょう。冷凍保存したうす焼き卵は、冷蔵庫で解凍するか、電子レンジで加熱して使用できます。解凍後はなるべく早く使い切りましょう。冷凍保存期間の目安は2週間程度です。

7.3.1 冷凍保存の方法

手順	説明
1	うす焼き卵を完全に冷ます
2	1枚ずつラップでぴっちり包む
3	冷凍用保存袋に入れる
4	空気を抜いて封をする
5	冷凍庫で保存（2週間を目安に）

7.3.2 解凍方法

• 冷蔵庫で自然解凍
• 電子レンジで加熱

その他、うす焼き卵を作る際に使用する卵の種類（鶏卵、ウズラの卵など）や、フライパンの種類（鉄製、テフロン加工など）によっても焼き上がりが変わるため、ご自身の環境に合わせて調整してみてください。栄養計算サイトなどを参考に、栄養バランスも考慮しながら、赤ちゃんの成長に合わせた離乳食作りを楽しみましょう。

8. まとめ

この記事では、うす焼き卵を使った離乳食の進め方について、初期から完了期まで詳しく解説しました。うす焼き卵は栄養価が高く、アレルギーも比較的少ないため、離乳食に最適な食材です。また、調理がしやすく、アレンジの幅も広いので、毎日の離乳食作りに役立ちます。

離乳食初期には、とろとろの卵黄ペーストや白身入りのうす焼き卵など、消化しやすいように工夫しましょう。中期以降は、野菜やチーズ、ひじきなどを加えて、風味や栄養価を高めることができます。完了期には、味付けのバリエーションを増やしたり、のり巻き卵や野菜炒めなど、より食べ応えのある料理にアレンジしてみましょう。手づかみ食べにも向いているので、赤ちゃんの発達に合わせて様々な形で提供できます。

うす焼き卵は冷凍保存も可能なので、まとめて作ってストックしておくと便利です。うまく作れない場合は、フライパンに油を薄くひき、弱火でじっくり焼くのがポイントです。卵アレルギーが心配な場合は、少量から試してみて、赤ちゃんの様子をよく観察しましょう。かかりつけ医に相談するのも良いでしょう。

うす焼き卵は、離乳食初期から完了期まで長く使える便利な食材です。この記事を参考に、ぜひ毎日の離乳食作りに取り入れてみてください。