【離乳食】レンジで簡単!卵を使った人気レシピ&作り方のコツ(初期・中期・後期)

赤ちゃんの離乳食づくりに奮闘しているママ・パパ必見!「卵をレンジで簡単に調理できないかな?」とお悩みの方に朗報です。初めての卵導入でも安心の卵黄ペーストから、後期の子どもが喜ぶふわふわスクランブルエッグまで、成長に合わせたレシピが満載です。毎日の離乳食作りがぐっとラクになる時短テクニックと保存方法も解説しているので、作り置きにも役立ちます。「赤ちゃんに安全な卵料理を簡単に作りたい」というママ・パパの願いを叶える内容になっていますよ。

レンジで簡単!離乳食の卵レシピ 完全ガイド

レンジで時短!離乳食の卵レシピ完全ガイド

忙しいママ・パパの味方!栄養満点な卵料理を簡単に

1 レンジで作る離乳食のメリット

01

時短効果抜群

従来の鍋調理と比べて調理時間が約1/5〜1/10に短縮。赤ちゃんのお世話に追われる中でも手早く調理できます。

02

栄養素の損失が少ない

水溶性ビタミンの流出が少なく、食材本来の栄養素をしっかり残せます。アメリカ国立医学図書館の研究によると、電子レンジでの加熱は他の調理法と比較して、ビタミンCなどの栄養素保持率が高いことが示されています。成長期の赤ちゃんにとって、少しでも多くの栄養を摂取できることは非常に重要です。

03

洗い物が少なくて済む

耐熱容器一つで下ごしらえから調理、食べさせるまで完結。後片付けの負担が大幅に軽減されます。

04

火加減の調整が不要

設定した時間と温度で自動的に加熱。その間に別の作業ができ、赤ちゃんのお世話をしながらでも安全に調理できます。

05

ムラなく均一に加熱

食材の内部から均一に加熱でき、卵全体を効率よく加熱。生焼けの心配も少なくなります。

06

少量調理に最適

離乳食は少量ずつ作ることが基本。小さな容器でピンポイントに加熱でき、効率的です。

07

複数の調理が同時進行可能

レンジで卵料理を作りながら、コンロでお粥を炊くなど、マルチタスク調理が可能になります。

08

温め直しが簡単

作り置きした離乳食も数十秒で適温に。厚生労働省の離乳食ガイドラインでも、作り置きした離乳食は喫食前に十分加熱することが推奨されています。外出先から帰ってきてすぐに適切な温度の離乳食を提供できます。卵料理は特に細菌が繁殖しやすいため、冷蔵保存した場合は必ず十分に加熱し直すことが大切です。

調理方法 野菜の下茹で 卵蒸し
従来(鍋使用) 約10〜15分 約15〜20分
電子レンジ 約2〜3分 約1〜2分
離乳食の段階 1回の目安量 レンジでの調理のしやすさ
初期(5〜6ヶ月) 小さじ1〜大さじ1程度 ◎(非常に適している)
中期(7〜8ヶ月) 大さじ2〜3程度 ◎(非常に適している)
後期(9〜11ヶ月) 大さじ4〜5程度 ○(適している)

2 卵を離乳食に使うときの注意点

アレルギーについて

卵は乳幼児によくみられる食物アレルギーの原因食材の一つです。特に卵白(白身)部分はアレルギーを引き起こしやすいため、必ず卵黄から始めましょう。

  • 初めて与える際は朝の時間帯に少量から(医療機関を受診しやすいため)
  • アレルギー反応の主な症状:皮膚の発疹やかゆみ、唇や顔の腫れ、嘔吐や下痢、咳や呼吸困難
  • 症状が見られた場合は、すぐに医師に相談してください
  • アレルギーが疑われる場合は、厚生労働省の食物アレルギーガイドラインに従って対応しましょう
  • 家族に卵アレルギーの方がいる場合は、赤ちゃんもアレルギーを持つリスクが高まるため、より慎重に
  • 心配な場合は事前に小児科医に相談しておくとよいでしょう
離乳食の段階 与えられる卵の部位 使用量の目安
初期(5〜6ヶ月) 卵黄のみ 初めは1/4量から、慣れてきたら1/2個まで
中期(7〜8ヶ月) 卵黄+少量の卵白 卵黄1/2〜1個分、卵白は少量から
後期(9〜11ヶ月) 全卵(卵黄+卵白) 全卵で1/2〜1個分
完了期(1歳〜1歳半頃) 全卵 全卵で1個分

加熱方法について

卵を離乳食で使用する際は、必ず十分に加熱することが重要です。生卵やレアな状態は、サルモネラ菌などの食中毒のリスクがあるため絶対に避けてください。

レンジでの加熱の注意点:

  • ムラなく加熱するために、途中でかき混ぜる
  • レンジの出力と時間を守る(一般的に500Wで30秒〜1分程度)
  • 加熱後は必ず中心部まで火が通っているか確認する
  • 卵の安全な状態の見分け方:黄身がしっかり固まっていること
  • 突然の破裂を防ぐために卵の殻にヒビを入れるか、殻をむいた状態で加熱
  • 消費者庁の食物アレルギー表示ガイドにもあるように、調理器具の洗浄も徹底しましょう

また、卵を使った離乳食を作る際は、新鮮な卵を使用することも大切です。賞味期限内の卵を選び、調理前には卵の殻をよく洗っておきましょう。

調理法 メリット 注意点
レンジ調理 時短、油を使わない ムラができやすい、時間調整が必要
茹でる 均一に火が通る 時間がかかる
蒸す ふんわり仕上がる 準備に手間がかかる

卵の持つ栄養価

離乳食に卵を取り入れる大きなメリットは、その高い栄養価にあります。卵には赤ちゃんの発育に欠かせない栄養素がバランスよく含まれています。特に卵黄には、脳の発達に重要なDHAやコリンが豊富に含まれています。これらの栄養素は赤ちゃんの知能発達にも良い影響を与えるとされています。

卵は厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」でも、離乳食期に摂取したい重要なたんぱく源として推奨されています。アレルギーに注意しながら、段階的に取り入れていくことで、赤ちゃんの健やかな成長をサポートしましょう。

良質なたんぱく質
筋肉や臓器の発達に重要
ビタミンA
視力の発達や免疫機能の維持
ビタミンD
カルシウムの吸収を助ける
ビタミンB群
エネルギー代謝や神経機能
葉酸
細胞分裂や成長に必要
コリン・DHA
脳の発達に重要

卵の選び方と保存方法

  • 新鮮な卵を選ぶ(賞味期限をチェック)
  • ひび割れやヒビのない卵を選ぶ
  • 可能であれば有機卵や平飼い卵など、飼育環境に配慮された卵を選ぶとより安心
  • 購入した卵は冷蔵庫で保存し、できるだけ早く使い切る
  • 離乳食用に調理した卵料理は、当日中に食べきることを推奨

3 初期(5〜6ヶ月頃)の離乳食 卵レンジレシピ

レンジで簡単!卵黄ペースト

材料(1食分)

1個
湯冷まし(またはミルク) 小さじ1〜2

作り方

1
卵を割って、卵黄だけを小さな耐熱容器に取り出します。この時、卵白が混ざらないように注意しましょう。
2
爪楊枝などで卵黄に2〜3か所穴をあけます(破裂防止のため)。
3
ラップをかけずに、600Wのレンジで20秒加熱します。
4
取り出して様子を見て、半熟状態なら更に10秒ずつ加熱を追加します。
5
完全に火が通ったら、フォークなどでつぶし、湯冷ましやミルクを少しずつ加えながら滑らかなペースト状にします。

ポイント

  • 初めて与える時は小さじ1/4程度の量から始めましょう。赤ちゃんの様子を見ながら徐々に量を増やしていきます
  • 卵黄の固さが気になる場合は、裏ごしすると滑らかになります
  • アレルギー反応が出ていないか、与えた後の赤ちゃんの様子をよく観察してください
  • レンジの加熱時間は機種によって異なるので、様子を見ながら調整しましょう
  • 厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」では、卵黄は生後6ヶ月頃から少量ずつ与え始めることが推奨されています

材料(1食分)

卵黄(ゆで卵またはレンジ調理) 1/4個分
にんじん 小さじ1程度
じゃがいも 小さじ2程度
湯冷まし 大さじ1〜2

作り方

1
にんじんとじゃがいもは皮をむき、5mm角程度に小さく切ります。
2
耐熱容器に入れ、ふんわりラップをかけて600Wのレンジで1分30秒加熱します。
3
竹串がスッと通るくらいの柔らかさになるまで、必要に応じて30秒ずつ追加加熱します。
4
野菜が柔らかくなったら、レンジで加熱した卵黄と一緒にすりつぶし、湯冷ましを加えてのばします。
5
なめらかになるまで裏ごしします。

野菜と卵黄を組み合わせることで、鉄分の吸収率がアップします。卵黄に含まれるビタミンDは、カルシウムの吸収を助ける働きもあるので、栄養面でもおすすめです。野菜の種類は、農林水産省の旬の食材情報を参考に、季節の野菜を取り入れるとよいでしょう。

材料(1食分)

卵黄(レンジ調理) 1/4個分
絹ごし豆腐 大さじ1程度
だし汁または湯冷まし 小さじ1

作り方

1
豆腐は水切りをし、耐熱容器に入れてラップをふんわりとかけます。
2
レンジ(600W)で20秒ほど加熱します。
3
別の耐熱容器で作った卵黄ペーストと温めた豆腐を混ぜ合わせます。
4
必要に応じてだし汁や湯冷ましを加え、裏ごし器でなめらかにします。

豆腐と卵黄の組み合わせは、タンパク質が豊富で消化も良いため、初期の離乳食として最適です。和光堂の「離乳食レシピ」でも紹介されているような人気の組み合わせです。

初期の離乳食の進め方

レンジを使った卵黄料理のポイントは、加熱のしすぎに注意すること。卵黄は加熱しすぎるとパサパサになってしまいます。様子を見ながら短い時間で加熱し、なめらかな状態に仕上げましょう。

初期の離乳食では、卵黄を与えた翌日はアレルギー症状が出ていないか確認し、問題なければ3日程度様子を見てから次の食材を試すといった慎重な進め方がおすすめです。アレルギーが心配な場合は、必ず小児科医に相談してから進めてください。

離乳食用の卵は必ず新鮮なものを使い、加熱は完全に行いましょう。手作りの離乳食が難しい日は、市販の卵黄入りベビーフードを活用するのも一つの方法です。

4 中期(7〜8ヶ月頃)の離乳食 卵レンジレシピ

レンジで簡単!卵白と卵黄のペースト

材料(1食分)

卵黄 1個分
卵白 1/4個分
だし汁 大さじ1

作り方

1
卵を割り、卵黄と卵白を分けます。卵白は1/4量を使用し、残りは別の料理に活用しましょう。
2
耐熱容器に卵黄と卵白1/4量を入れ、菜箸などで軽く混ぜます。
3
だし汁を加えてさらに混ぜます。
4
ラップをかけて(ふんわりと隙間を作るとよいです)、600Wのレンジで20秒加熱します。
5
取り出して混ぜ、まだ生っぽい場合は10秒ずつ追加で加熱します。
6
完全に火が通ったら、フォークなどでつぶしてなめらかにします。

ポイント

  • 加熱しすぎると固くなるので、様子を見ながら少しずつ加熱するのがコツです
  • 初めは卵白の量を少なめにし、アレルギー反応がないか確認しながら増やしていきましょう
  • 野菜ペーストや豆腐と合わせると栄養バランスが良くなります
  • だし汁の代わりに野菜スープを使うと、より栄養価が高まります

材料(1食分)

全卵 1/2個
にんじん(すりおろし) 小さじ1
かぼちゃ(すりおろし) 小さじ1
ほうれん草(細かく刻む) 小さじ1
だし汁 大さじ2
片栗粉 小さじ1/4
7倍がゆ 50g

作り方

  1. すりおろした野菜を耐熱容器に入れます
  2. 卵を溶いて、野菜と混ぜます
  3. だし汁を加え、さらに混ぜます
  4. ラップをふんわりとかけて、600Wのレンジで30秒加熱します
  5. 一度取り出して混ぜ、水溶き片栗粉を加えてさらに10秒加熱します
  6. おかゆの上にかけて完成です

材料(1食分)

鶏ひき肉 10g
全卵 1/2個
豆腐 20g
ブロッコリー(茹でてつぶしたもの) 小さじ2
だし汁 大さじ1

作り方

  1. 鶏ひき肉はフォークでほぐし、耐熱容器に入れて600Wのレンジで30秒加熱します
  2. 加熱した鶏ひき肉に豆腐をつぶしながら加え、溶き卵とだし汁を混ぜます
  3. つぶしたブロッコリーを加えて混ぜます
  4. ラップをかけて600Wのレンジで1分加熱します
  5. 取り出して混ぜ、まだ生っぽい場合は10秒ずつ追加で加熱します
  6. 赤ちゃんが食べやすい大きさに切り分けて完成です

後期の離乳食のポイント

後期になると、赤ちゃんも手づかみ食べを始める時期です。上記のレシピも少し固めに仕上げて小さく切り分ければ、手づかみ食べの練習にもなりますよ。自分で食べる喜びを感じながら、食事の楽しさを覚えていってくれるでしょう。

レンジを使った離乳食作りは時短になりますが、むらなく加熱するためによく混ぜること、加熱後も熱々の状態で赤ちゃんに与えないよう必ず冷ましてから食べさせることを忘れないようにしましょう。

卵は栄養価が高く、赤ちゃんの成長に欠かせない食材です。後期になれば白身も含めて与えられるようになり、メニューのバリエーションも広がります。ぜひレンジを活用して、忙しい中でも栄養たっぷりの離乳食を手軽に作ってあげてくださいね。

5 後期(9〜11ヶ月頃)の離乳食 卵レンジレシピ

レンジで簡単!ふわふわ卵のスクランブルエッグ

材料(1食分)

全卵 1/2個
母乳・粉ミルク(または水) 小さじ1
野菜ペースト(ほうれん草、人参など) 小さじ1(お好みで)

作り方

1
耐熱容器に卵を割り入れ、よく溶きほぐします。
2
母乳・粉ミルク(または水)を加えて混ぜます。お好みで野菜ペーストも加えると栄養価がアップします。
3
ラップをかけずに電子レンジ(500W)で20秒加熱します。
4
一度取り出してスプーンでよく混ぜます。
5
再度レンジで10〜15秒加熱し、半熟状態になったら取り出します。
6
余熱で完全に火が通るので、ふんわりとした食感になるまで軽く混ぜて出来上がりです。

ポイント

  • 最初から一気に加熱するのではなく、途中で混ぜることでムラなく加熱でき、ふわふわ食感になります
  • 加熱のしすぎに注意!卵は余熱でも火が通るので、少し半熟状態のうちに取り出すのがコツです
  • 野菜ペーストを混ぜると栄養バランスがよくなり、色も鮮やかになって赤ちゃんの食欲をそそります
  • 作り置きする場合は、完全に冷ましてから密閉容器に入れて冷蔵庫で保存してください。当日中に食べきるようにしましょう
  • 厚生労働省の食品安全情報によると、卵は十分な加熱処理が重要です。赤ちゃんの離乳食では特に注意しましょう

材料(1食分)

生鮭(骨と皮を取り除いたもの) 20g
全卵 1/2個
ブロッコリー 小房2つ
小麦粉 小さじ1/2
小さじ1

作り方

  1. 鮭は小さめのそぎ切りにし、ブロッコリーはゆでて小さく刻んでおきます
  2. ボウルに卵を割り入れてよく溶き、小麦粉と水を加えて混ぜます
  3. そこに鮭とブロッコリーを加えて軽く混ぜ合わせます
  4. 耐熱容器に入れ、ラップをふんわりとかけて電子レンジ(500W)で1分程度加熱します
  5. 竹串を刺して生っぽさがなければ完成です。少し生っぽい場合は10秒ずつ様子を見ながら追加加熱してください

重要な注意

鮭には小さな骨が残っていることがあるので、必ず丁寧に取り除いてから使用してください。赤ちゃんの安全を第一に考えましょう。

DHA豊富な鮭と卵を組み合わせた、赤ちゃんの脳の発達をサポートするレシピです。レンジだけで簡単に作れます。

材料(1食分)

全卵 1/2個
ほうれん草(茹でたもの) 10g
粉チーズ(10ヶ月以降) 小さじ1/2
小さじ1

作り方

  1. ほうれん草はあらかじめ茹でて水気をしっかり絞り、細かく刻んでおきます
  2. 耐熱容器に卵を割り入れ、よく溶きほぐします。水を加えて混ぜます
  3. 刻んだほうれん草を加え、さらに混ぜ合わせます
  4. ラップをせずに電子レンジ(500W)で40秒程度加熱します
  5. 半熟状態になったら一度取り出し、スプーンで全体を混ぜます
  6. 再度20秒程度加熱し、ふんわりと火が通ったら完成です。10ヶ月以降なら仕上げに粉チーズをふりかけても美味しいですよ(離乳食後期から粉チーズを少量から試すことができますが、日本アレルギー学会によると、乳製品アレルギーの可能性もあるため、初めて与える際は少量から様子を見ましょう)

アレンジ提案

  • トマトソース風味:トマトピューレを少量加えると酸味が加わり味わいが変わります
  • 和風テイスト:だし汁を少量加えると日本人の赤ちゃんにも馴染みやすい味わいに
  • 根菜ミックス:人参や大根のペーストを混ぜると栄養価がアップします

6 離乳食の卵レシピをレンジで作る際のコツ

加熱時間の目安

離乳食の段階 卵の量 目安の加熱時間(500W) 仕上がりの状態
初期(卵黄のみ) 卵黄1/3個分 20〜30秒 なめらかなペースト状
中期(卵全体) 1/4〜1/2個 30〜40秒 ふんわりとした状態
後期(卵全体) 1/2〜1個 40〜50秒 ふわふわ食感が残る状態

食材の組み合わせのコツ

野菜との組み合わせ

野菜は先に500Wで1〜2分加熱してから卵を加える。根菜類は水分を少し加えてラップをし、先に1〜2分レンジ加熱。葉物野菜は30秒程度の予備加熱で十分。

肉・魚との組み合わせ

お肉や魚を先に加熱してから卵を加える。魚は生臭さを抑えるために、少量のお酒や醤油などで下味をつけておくと美味しく仕上がる。農林水産省の食中毒予防のページでも紹介されているように、魚や肉は中心部までしっかり加熱することが大切です。

保存方法

忙しい毎日の中で、まとめて作り置きしておきたい方も多いでしょう。卵を使った離乳食の保存方法にもコツがあります。

保存方法 保存期間 保存時の注意点
冷蔵保存 24時間以内(当日〜翌日中) 完全に冷ましてから清潔な容器に入れ、ラップで密閉する。長期保存には向いていません
冷凍保存 2〜3週間 小分けにして、空気に触れないよう密閉する。冷凍すると水分が分離することがありますが、解凍後にしっかり混ぜれば問題ありません

厚生労働省の食品の安全情報によると、離乳食の衛生管理は特に重要とされています。保存した離乳食は必ず十分に再加熱してから与えましょう。冷凍保存する場合は、小分けにして製氷皿などに入れると便利です。

容器選びのポイント

  • 耐熱容器の選択:必ず電子レンジ対応の耐熱容器を使用。底が広く、浅めの容器を選ぶと熱が均一に伝わりやすい
  • サイズ感:調理する量に対して少し大きめのものを選ぶ。容器の半分程度の量に抑えるのが良い

トラブル対処法

卵が固くなりすぎた場合

少量の湯冷ましやだし汁、ミルクなどを加えて混ぜると柔らかくなります。次回は加熱時間を短くするよう調整しましょう。

卵が加熱ムラになる場合

加熱途中で一度取り出してよく混ぜてから再加熱すると均一に仕上がります。また、容器の中央よりも周囲に多めに材料を置くと、比較的均一に加熱されます。

消費者庁のアレルギー表示に関する情報によると、卵は特定原材料の中でも特にアレルギーの発症例が多い食品です。初めて与える際は少量から始め、様子を見ながら進めていきましょう。

卵を使ったレンジ調理は、コツさえつかめば離乳食作りの強い味方になります。忙しい毎日の中でも、赤ちゃんに安全で栄養バランスの良い食事を手軽に提供できるよう、ぜひこれらのポイントを参考にしてみてください。

7 まとめ

レンジで作る離乳食卵レシピのポイント

離乳食の進め方
初期→中期→後期→完了期

レンジを活用することで、離乳食での卵料理がグッと手軽になります。初期では卵黄のみを使ったペーストから始め、中期では少量の卵白も取り入れ、後期になると全卵を使った多彩なメニューへと発展させることができます。

  • 栄養価の高さ:卵はタンパク質やビタミン、ミネラルが豊富で赤ちゃんの成長に欠かせない食材
  • アレルギーへの配慮:最初は少量から様子を見ながら進めることが大切
  • 十分な加熱:必ず十分に加熱し、生や半熟状態では絶対に与えない
  • 調理のコツ:加熱ムラを防ぐため途中でかき混ぜる、ラップをしっかりとかける
  • 保存方法:小分けにして冷凍保存すれば1週間程度日持ちする

離乳食づくりは大変ですが、レンジを使えば時短になり、
赤ちゃんの食事タイムも余裕を持って向き合えるようになりますよ。

赤ちゃんの「おいしい!」という笑顔のために
ぜひレンジを活用した卵料理にチャレンジしてみてくださいね

この記事のレシピを参考に、お子さまの成長に合わせた卵料理を楽しんでいただければ幸いです。

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