余った卵を大量消費!簡単プリンで幸せおやつタイム♪

「卵が10個も余ってる…」「賞味期限が近いけど使い切れない…」そんな悩みを抱えたことはありませんか?大量の卵を美味しく効率よく消費できるレシピとして、プリンは最高の選択肢です!このレシピ集では、基本の簡単プリンから本格カスタードプリンまで、卵をたくさん使った様々なバリエーションをご紹介します。

卵の正しい保存方法まで網羅しているので、食材を無駄なく使い切りたい方にぴったり。手作りプリンで家族に笑顔を届けながら、食費の節約にもつながる一石二鳥のレシピ集です♪

目次

卵が大量に余ってしまった!そんな時の救世主「プリン」

卵を買いすぎてしまった、急に頂き物でたくさんの卵が冷蔵庫に…。そんな「卵の大量消費に困っている」という状況、意外と多いのではないでしょうか?特に最近では10個入り、20個入りなどのまとめ買いも増えていますよね。

卵が大量にあるとき、最も効率よく使えるのがプリンです。プリンは卵をたっぷり使うことができ、しかも家族みんなが喜ぶおやつになります。

たとえば一般的なプリン5個分の材料を見てみると:

材料分量
3〜4個
牛乳400ml
砂糖40〜60g
バニラエッセンス少々

このように、基本のプリンでも一度に3〜4個の卵を使うことができます。しかも材料はシンプルで、冷蔵庫やパントリーにあるもので作れるのが嬉しいポイントです。

卵を大量消費するメリット

卵を大量消費することには、実はいくつものメリットがあります。

  • 卵の賞味期限切れを防げる
  • まとめて作れば数日間のおやつに
  • 手作りで添加物を気にせず安心
  • コスパが良い(市販品よりずっとお得)
  • 家族の喜ぶ顔が見られる

農林水産省の調査によると、日本の家庭での食品ロスは年間約276万トンにも及びます。中でも「買いすぎ」や「期限切れ」による廃棄が多いとされています。卵も例外ではなく、賞味期限内に使い切ることが食品ロス削減につながります。

プリン以外の卵大量消費レシピとの比較

卵を大量に使うレシピには他にもいくつかありますが、プリンがなぜおすすめなのかを比較してみましょう。

レシピ使用卵数難易度日持ち
プリン3〜6個★★☆☆☆3〜4日
シフォンケーキ4〜5個★★★★☆2〜3日
茶碗蒸し2〜3個★★☆☆☆1日
卵焼き2〜3個★☆☆☆☆1日

このように比較すると、プリンは比較的簡単な調理法で大量の卵を消費でき、日持ちも良いという利点があります。

卵が余りがちな理由とシーン

どんなときに卵が余りがちになるのでしょうか?よくある状況をまとめました。

  • スーパーでのセールに釣られて買いすぎた
  • 親戚や知人から農家の新鮮卵をたくさんもらった
  • 料理のレシピで卵黄だけ使用し、卵白が余った
  • 家族の食事回数が減った(出張や旅行など)
  • メニュー変更で予定していた料理を作らなくなった

特に最近では卵の価格高騰の影響で、セール時にまとめ買いする家庭が増えています。農林水産省の小売物価統計調査によれば、卵の小売価格は過去数年で上昇傾向にあるため、安いときにまとめて購入する消費者心理も理解できます。

そんなとき、プリン作りは家計の節約にもなり、家族の笑顔も生まれる一石二鳥のレシピなのです。

プリンで卵を消費するメリット

プリン作りは卵を大量消費する最適な方法です。その理由をいくつか挙げてみましょう:

  1. 卵の風味や栄養をダイレクトに楽しめる
  2. 基本的な材料だけで作れる
  3. アレンジが豊富で飽きない
  4. 冷蔵庫で保存がきく
  5. お子さんからお年寄りまで幅広い年齢層に人気

さらに、プリンは卵の持つ栄養価をしっかり摂取できるデザートです。卵には良質なタンパク質やビタミンA、D、E、B群、ミネラルなどが含まれています。これらの栄養素は、厚生労働省の日本人の食事摂取基準でも重要視されているものです。

特に成長期のお子さんや高齢者の方には、美味しく栄養が摂れるプリンは理想的なおやつといえるでしょう。

次章では、実際に卵を大量消費できる基本のプリンレシピを詳しくご紹介します。卵をたっぷり使った濃厚なプリンで、家族みんなが笑顔になること間違いなしですよ!

基本の簡単プリンレシピ 卵大量消費バージョン

卵がたくさん余っているときは、ぜひプリン作りに挑戦してみませんか?通常のプリンレシピよりも卵を多めに使った「卵大量消費バージョン」をご紹介します。このレシピなら卵を効率よく使い切れるうえ、濃厚でコクのある美味しいプリンが完成しますよ♪

普通のプリンレシピでは卵2〜3個程度のことが多いですが、この大量消費レシピでは5〜6個使うので、余った卵の消費にぴったりなんです。

材料(プリン型5個分)

プリン生地分量
卵(M〜Lサイズ)6個
牛乳400ml
生クリーム100ml
グラニュー糖80g
バニラエッセンス少々
カラメルソース分量
グラニュー糖60g
大さじ2
お湯大さじ2

作り方

カラメルソースを作る

まずはカラメルソースから作りましょう。プリンの底に敷くカラメルを先に準備しておくことで、プリン生地作りに集中できますよ。


  1. 小鍋にグラニュー糖と水を入れて中火にかけます。絶対にかき混ぜずにそのまま加熱します。



  2. 糖が溶け始め、全体が琥珀色になったら火からおろします。色づくのは一気に進むので、目を離さないようにしましょう。



  3. すぐにお湯を加えます(この時、勢いよく泡立つので火傷に注意してください)。



  4. よく混ぜてからプリン型に均等に注ぎ、カラメルソースを底に広げておきます。


カラメル作りが苦手な方は、市販のカラメルソースを使っても大丈夫です。お手軽に美味しく作れますよ♪

プリン生地を作る

次にプリン生地を作ります。ここでは卵をたっぷり6個も使うので、しっかり卵を消費できます!


  1. ボウルに卵6個を割り入れ、泡立たないように優しく溶きほぐします。泡を立てずに混ぜるのがなめらかプリンの秘訣です。



  2. 別の鍋に牛乳と生クリームを入れ、弱火で人肌程度(60℃くらい)に温めます。沸騰させないように注意してください。



  3. 温めた牛乳にグラニュー糖を加えて溶かし、バニラエッセンスを数滴落とします。



  4. 温めた牛乳混合液を溶き卵に少しずつ加えながら、泡立てないようにゆっくりと混ぜ合わせます



  5. できた生地をこし器でこして、きめ細かい生地にします。この工程で卵の白い粒々(カラザ)を取り除くことができ、滑らかな舌触りになりますよ。



  6. カラメルソースを敷いたプリン型に生地を静かに注ぎます。


蒸し焼きで仕上げる

プリンは湯煎焼きで作ることで、なめらかな食感に仕上がります。


  1. オーブンを150℃に予熱しておきます。



  2. 天板にプリン型を並べ、型の高さの1/2ほどまで熱湯を注ぎます。



  3. オーブンで約30〜35分焼きます。竹串を刺して、きれいに抜けるか、少し生地がついてくるくらいが焼き上がりの目安です。



  4. オーブンから取り出し、粗熱が取れたら冷蔵庫で3時間以上冷やします。一晩置くとさらに味が馴染んで美味しくなります


卵大量消費プリンの保存方法

このプリンは冷蔵庫で3〜4日保存できます。作り置きしておけば、おやつ時間やお客様が来たときにすぐに出せて便利ですよ。また、ラップをしっかりかければ冷凍保存も可能です。食べる3〜4時間前に冷蔵庫に移して自然解凍してくださいね。

卵大量消費プリンのアレンジポイント

基本のレシピをマスターしたら、次のようなアレンジも試してみてください:

抹茶プリン

濃厚なコーヒープリン

黒糖プリン

この基本レシピをマスターすれば、様々なバリエーションも楽しめるので、卵の大量消費にはうってつけのデザートです!

アレンジ自在!卵大量消費プリンレシピ集

基本のプリンレシピをマスターしたら、次はアレンジに挑戦してみましょう。卵が大量にあるからこそ、さまざまな種類のプリンを作って楽しむことができます。家族の好みに合わせたり、その日の気分で選んだりできる多彩なレシピをご紹介します。

なめらか濃厚プリン

卵黄をたっぷり使った、舌触りなめらかな濃厚プリンはおもてなしにもぴったり。卵黄の力で濃厚な味わいになります。

材料(6個分)分量
卵黄8個分
牛乳500ml
生クリーム100ml
グラニュー糖80g
バニラエッセンス少々
カラメルソース適量

卵黄をたくさん使うことで、濃厚でなめらかな舌触りのプリンに仕上がります。卵白は別のレシピに使えるので無駄になりません。

作り方のポイント

  1. 牛乳と生クリームを合わせて温め、沸騰直前で火を止めます
  2. 卵黄とグラニュー糖をしっかり混ぜ、温めた牛乳を少しずつ加えます
  3. 茶こしでこしながらプリン型に注ぎます
  4. 湯せん焼きで80℃程度のオーブンで35〜40分焼きます

卵黄を8個も使うので、卵が余っているときに特におすすめです。人気のなめらかプリンレシピを参考にするとさらにコツがつかめます。

レトロな固めプリン

昔ながらの給食で出てきたような懐かしい味わいの固めプリン。卵をたっぷり使って作る素朴な味わいが魅力です。

材料(6個分)分量
全卵6個
牛乳600ml
グラニュー糖100g
バニラエッセンス少々

全卵をしっかり使うので、卵の風味が豊かで昔懐かしい味わいになります。

作り方のポイント

  1. 卵をしっかりほぐし、グラニュー糖を加えて混ぜます
  2. 牛乳を温めて(沸騰直前で止める)少しずつ卵液に加えます
  3. 茶こしでこして型に流し入れます
  4. 鍋に湯を張り、その中にプリン型を並べて中火で15分ほど蒸します
  5. 火を止めて10分ほど余熱で蒸らします

電子レンジを使って簡単に作る方法もあります。電子レンジ対応の容器に入れて600Wで3分、様子を見ながら追加で1〜2分加熱すれば完成です。昔ながらの味わいが恋しくなったときにぜひお試しください。

カラメル不要!簡単マグカッププリン

カラメルを作るのが苦手な方や、急に食べたくなった時に便利な電子レンジで作るマグカッププリン。卵が余っていればすぐに作れる手軽さが魅力です。

材料(1人分)分量
2個
牛乳120ml
砂糖大さじ2
バニラエッセンス2〜3滴
はちみつ大さじ1(カラメル代わり)

カラメルの代わりにはちみつやメープルシロップを使うことで、火を使わずに手軽に甘い風味を楽しめます

作り方

  1. マグカップの底にはちみつを入れます
  2. 別のボウルに卵と砂糖、バニラエッセンスを入れて混ぜます
  3. 牛乳を少しずつ加えながら混ぜます
  4. 卵液をはちみつを入れたマグカップに注ぎます
  5. ラップをかけて、竹串で2〜3箇所穴を開けます
  6. 電子レンジ500Wで2分加熱します(様子を見ながら調整)

牛乳を温めなくても電子レンジで加熱するので、朝食やおやつにささっと作れます。簡単マグカッププリンの作り方も参考になります。

本格派!カスタードプリン

プリン専門店のような本格的な味わいを家庭で再現したい方におすすめのカスタードプリン。卵をたっぷり使って深い味わいを楽しめます。

材料(6個分)分量
5個
卵黄2個分
牛乳400ml
生クリーム200ml
グラニュー糖100g
バニラビーンズ1本

カラメルソース

材料分量
グラニュー糖100g
大さじ2
お湯大さじ2

全卵と卵黄をたっぷり使った本格レシピです。バニラビーンズの種を使うことで、本格的な風味と見た目になります。

作り方の手順

  1. カラメルソースを作ります。グラニュー糖と水を弱火で熱し、きつね色になったらお湯を加えて溶かします
  2. カラメルソースをプリン型に流し入れます
  3. 牛乳と生クリームを鍋に入れて温め、バニラビーンズの種を加えます
  4. 全卵と卵黄、グラニュー糖をボウルでよく混ぜます
  5. 温めた牛乳を少しずつ加えながら混ぜます
  6. 茶こしでこしながらカラメルを入れた型に注ぎます
  7. 湯せん焼きで160℃のオーブンで40〜45分焼きます
  8. 粗熱が取れたら冷蔵庫で4時間以上冷やします

特別な日のデザートとしておすすめです。カスタードプリンの詳細レシピも大変参考になります。

卵白消費!ふわふわミルクプリン

卵黄をたくさん使うレシピが多いプリンですが、こちらは卵白を活用したレシピです。卵白をメレンゲにして混ぜることで、ふわふわな食感のプリンが楽しめます。

材料(4個分)分量
卵白4個分
牛乳400ml
砂糖60g
ゼラチン5g
大さじ2
バニラエッセンス少々

卵白をメレンゲにして混ぜることで、ふわふわとした雲のような食感が楽しめます。卵黄を使ったプリンを作った後の卵白消費にぴったりです。

作り方

  1. ゼラチンを水でふやかしておきます
  2. 牛乳を温め、砂糖を溶かし、ふやかしたゼラチンを加えて溶かします
  3. 牛乳を冷まして、とろみがつくまで冷やします
  4. 卵白をしっかりと泡立て、メレンゲにします
  5. とろみがついた牛乳液に、メレンゲを少しずつ加えて優しく混ぜます
  6. 器に注いで冷蔵庫で2時間以上冷やします

仕上げにフルーツソースやジャムをかけて彩りよく召し上がれます。通常のプリンとは一味違った軽い口当たりが特徴です。

和風抹茶プリン

洋風のプリンに飽きたら、和テイストの抹茶プリンはいかがでしょうか。抹茶の風味と卵の組み合わせは絶妙です。

材料(4個分)分量
4個
牛乳400ml
砂糖80g
抹茶大さじ2
黒蜜適量(トッピング用)
きな粉少々(トッピング用)

抹茶の苦味と卵の甘みが絶妙なバランスで、和菓子のような味わいが楽しめます。

作り方

  1. 抹茶を少量の熱湯でよく溶かしておきます
  2. 卵と砂糖をよく混ぜます
  3. 牛乳を温めて抹茶液を加え、よく混ぜます
  4. 牛乳に卵液を少しずつ加えながら混ぜます
  5. 茶こしでこして型に流し入れます
  6. 湯せん焼きで170℃のオーブンで30〜35分焼きます
  7. 冷蔵庫でしっかり冷やします
  8. 食べる直前に黒蜜をかけ、きな粉を振りかけます

お茶会やおもてなしにぴったりの和風デザートです。抹茶プリンの基本レシピも参考になります。

これらのレシピを活用して、卵の大量消費に役立ててくださいね。それぞれのプリンに合わせたトッピングやソースをアレンジすれば、毎日違った味わいが楽しめますよ。

プリン作りで失敗しないためのポイント

卵を大量消費できるプリンは、基本さえ押さえれば誰でも簡単に作れる優秀おやつです。しかし「カラメルが固まらない」「プリンにすが入ってしまう」など、ちょっとしたことで失敗してしまうこともあります。ここでは、失敗知らずのプリン作りのポイントをご紹介します。

なめらかプリンを作るコツ

プリンの命とも言える「なめらかな食感」。この仕上がりを左右するポイントをマスターしましょう。

材料の温度を合わせる

冷蔵庫から出したての冷たい卵と熱い牛乳を混ぜると、温度差で卵が部分的に固まってしまいます。これが「すじ」の原因に。卵は室温に戻し、牛乳も沸騰させたら少し冷ましてから混ぜるのがコツです。

卵は丁寧にほぐす

卵を泡立てずに、優しくほぐすことが大切です。泡が多いとプリン内部に気泡ができて、なめらかな食感が損なわれます。泡立て器ではなく、泡立ちにくいゴムベラやフォークでゆっくりほぐすと良い仕上がりになります

こす工程は省略しない

面倒でもざるやこし器でプリン液をこす工程は省略しないでください。この工程で卵の粘膜(カラザ)や混ぜ残しを取り除くことができ、なめらか食感の決め手となります。

【プロの裏技】

プリン液を2回こすと、より滑らかな舌触りになります。1回目は粗めのざるで、2回目は細かいこし器を使うと効果的です。

「す」が入らないためのコツ

プリンの表面や内部に入ってしまう「す」や「気泡」。見た目も味も損なう「す」を防ぐコツをご紹介します。

湯せん温度をコントロールする

オーブンで焼く場合も鍋で蒸す場合も、温度管理がカギです。高温になりすぎると卵に含まれるタンパク質が急激に固まり、すが入りやすくなります。理想的な湯せん温度は80〜85℃。沸騰させないよう注意しましょう。

表面の泡を取り除く

プリン型に流し入れたあと、表面に浮いた細かい泡をスプーンですくい取るか、キッチンペーパーで軽く触れて取り除きましょう。

アルミホイルでしっかり蓋をする

蒸し器やオーブンで加熱する際は、プリン型にアルミホイルをしっかりかぶせましょう。これにより上からの直接熱が和らぎ、表面が急激に固まるのを防ぐことができます。

すの原因対策方法
温度が高すぎる湯せん温度を80〜85℃に保つ
表面の泡注いだ後に表面の泡を取り除く
直接熱が強いアルミホイルで覆う
混ぜすぎ泡立てないよう優しく混ぜる

カラメル作りを成功させるコツ

プリンの底に敷くカラメルソース。甘さと苦さのバランスが絶妙なカラメルは、プリンの味を左右する重要な要素です。失敗しない作り方をマスターしましょう。

砂糖の選び方

カラメルを作るときの砂糖選びも大切なポイントです。グラニュー糖や上白糖がおすすめで、水分を含む三温糖や黒砂糖はカラメル化しにくいので避けましょう

焦がさない火加減

カラメルは一度焦げると苦くなりすぎて使えなくなります。弱火〜中火で、目を離さず様子を見ながら作りましょう。焦げそうになったら、鍋底を水に当てて急冷すると焦げるのを防げます。

カラメルの色の目安:琥珀色〜紅茶色になったら完成です。これ以上焦がすと苦くなりすぎます。

湯煎法でより安全に

初心者には「水飴カラメル」や「湯煎カラメル」がおすすめです。グラニュー糖大さじ4に対して水大さじ2を加えて弱火で熱する方法なら、焦がす心配が少なく簡単です。

失敗なし!簡単湯煎カラメルのレシピを参考にすると、初めてでも成功しやすいです。

カラメルを冷ます前にプリン型に流す

カラメルは冷えると固まるので、作ったらすぐにプリン型に流し入れましょう。温かいうちに型全体に広げておくと、きれいに広がります。

カラメルの失敗原因と対策
固まらない・砂糖の量が少ない
・十分に加熱されていない
→砂糖の量を増やし、琥珀色になるまで加熱
苦すぎる・焦がしすぎ
→弱火でじっくり加熱し、琥珀色で火を止める
結晶化する・鍋の内側に付いた砂糖結晶が種になる
→鍋の内側は濡れた刷毛でこまめに拭き取る

市販のカラメルソースを活用する手もあり

どうしてもカラメル作りに自信がない場合は、市販のカラメルソースを使う方法もあります。キユーピーのカラメルソースなど、お菓子作り用のものを使えば失敗なく美味しく仕上がります。

火加減と加熱時間の見極め方

プリンの仕上がりを左右する重要ポイントが、適切な火加減と加熱時間です。

湯せんの基本

プリンは直接高温で加熱せず、「湯せん」で間接的に加熱するのが基本です。湯せんとは、熱湯を入れた容器にプリン型を入れて加熱する方法で、穏やかな熱でじっくり火を通すことができます。

理想的な湯せん温度は80〜85℃。沸騰させないことが重要です。沸騰すると湯せんの意味がなくなり、プリンが固くなったり、すが入ったりします。

加熱時間の目安

プリンの「火が通った」状態の見極め方は以下の通りです:

  • プリンの中心を指で軽く押して、弾力を感じる
  • 型を軽く揺すったとき、中央が少し揺れる程度
  • 竹串を刺して、透明な液体が付く(白い液体が付くのはまだ火が通っていない証拠)

目安として、オーブンなら160℃で30〜40分、蒸し器なら強火で20〜25分ほどが一般的ですが、型のサイズや個数により異なります。

調理器具温度時間(標準的なプリン型5個分)
オーブン160℃30〜40分
蒸し器強火→中火20〜25分
圧力鍋高圧10分加圧後、自然減圧
炊飯器普通炊き40〜50分

冷やす時間も大切

プリンは加熱後、常温で冷ましてから冷蔵庫で最低4時間以上、できれば一晩冷やすとしっかり固まり、味もなじみます。冷やす時間が短いとカラメルが固まらず、プリンもやわらかすぎる仕上がりになるので注意しましょう。

以上のポイントを押さえれば、余った卵でも失敗なくおいしいプリンが作れるようになります。ぜひチャレンジしてみてくださいね。特に初めての方は「失敗しないプリンの基本レシピ」などを参考にするとより安心です。

余った卵白はどうする?卵白大量消費レシピ

プリン作りで余った卵白、どうしていますか?「捨てるのはもったいない…」と思いつつ、活用法がわからず冷蔵庫に放置…なんてことも多いのではないでしょうか。卵白は栄養価も高く、様々なお菓子や料理に活用できる優秀食材です。ここでは卵白を美味しく大量消費できるレシピをご紹介します。

メレンゲクッキー

卵白消費の定番と言えばメレンゲクッキー!サクサク軽い食感で子供からお年寄りまで喜ばれる人気のお菓子です。

材料(卵白3個分)

材料名分量
卵白3個分(約90g)
グラニュー糖90g
コーンスターチ小さじ2
レモン汁数滴
バニラエッセンス少々

作り方


  1. 卵白をボウルに入れ、ハンドミキサーで泡立てます。レモン汁を数滴加えると泡立ちやすくなります。



  2. 卵白が白っぽくなってきたら、グラニュー糖を3回に分けて加えながらしっかり泡立てます。



  3. ツノが立つほどのしっかりしたメレンゲになったら、コーンスターチとバニラエッセンスを加えて軽く混ぜます。



  4. 絞り袋に入れ、オーブンシートを敷いた天板に好みの形に絞り出します。



  5. 110℃に予熱したオーブンで60分ほど焼きます。途中でひび割れる場合は温度を下げましょう。


冷めたらジップロックなどの密閉容器に入れて保存できます。湿気が大敵なので、梅雨時期は特に注意しましょう。

アレンジバリエーション


  • ココアパウダーを混ぜてチョコ味に



  • 抹茶パウダーを加えて和風テイストに



  • アーモンドスライスやチョコチップをトッピング



  • 食紅で色付けしてカラフルに


見た目も可愛く、プレゼントにも喜ばれる手作りスイーツになります。

フィナンシェ

フィナンシェは元々卵白を活用するために考案されたお菓子です。アーモンドの香ばしさとバターの風味が口いっぱいに広がる贅沢なお菓子で、おもてなしにもぴったりです。

材料(8個分)

材料名分量
卵白3個分(約90g)
バター80g
粉糖80g
アーモンドプードル50g
薄力粉30g
はちみつ小さじ1
バニラエッセンス少々

作り方


  1. バターを鍋で焦がし香りが出るまで加熱し、香ばしいブラウンバターを作ります。粗熱を取っておきます。



  2. ボウルに卵白を入れ、泡立て器で軽くほぐします(メレンゲにはしません)。



  3. 粉糖、アーモンドプードル、薄力粉を合わせてふるい、卵白に加えて混ぜます。



  4. はちみつ、バニラエッセンス、冷ましたブラウンバターを加えて混ぜ合わせます。



  5. 生地を冷蔵庫で1時間以上休ませます(一晩おくとより風味が良くなります)。



  6. フィナンシェ型に生地を8分目まで流し入れます。



  7. 180℃のオーブンで15〜18分焼きます。


フランスでは金塊の形をしていることから「財政家」という意味のフィナンシェと名付けられました。シンプルながら奥深い味わいで、コーヒーや紅茶との相性も抜群です。

NHK「あさイチ」でも紹介された本格フィナンシェレシピも参考になります。

卵白スープ

お菓子以外にも卵白は活用できます。中華料理でおなじみの卵白スープは、栄養満点で体にやさしい一品。風邪気味の時や胃腸の調子が優れない時にもおすすめです。

材料(2人分)

材料名分量
卵白2個分
鶏がらスープの素小さじ1
400ml
しめじ1/2パック
ほうれん草2〜3株
塩・こしょう少々
片栗粉小さじ1(水小さじ2で溶く)
ごま油少々

作り方


  1. しめじは石づきを取り小房に分け、ほうれん草は下茹でして3cm長さに切ります。



  2. 鍋に水と鶏がらスープの素を入れて火にかけ、沸騰したらしめじを加えます。



  3. しめじに火が通ったら水溶き片栗粉を回し入れてとろみをつけます。



  4. 弱火にして、よく溶いた卵白をゆっくり回し入れ、菜箸で軽くかき混ぜます。



  5. 卵白が固まってきたらほうれん草を加え、塩・こしょうで味を調えます。



  6. 器に盛り、ごま油を少々垂らして完成です。


お好みでカニカマやコーンを加えてもおいしいですよ。低カロリーながら満足感のある一品です。

その他の卵白活用アイデア

まだまだあります!卵白活用レシピ。日常使いから特別な日まで様々なシーンで役立ちます。

マカロン

フランス発祥のカラフルなお菓子。少し難易度は高めですが、成功すれば見た目も味も本格的なスイーツに。アーモンドプードルと卵白を使った生地で、中にはガナッシュやジャムなどのフィリングを挟みます。

ルタオの本格マカロンレシピでは初心者でも失敗しにくいポイントが詳しく解説されています。

パヴロヴァ

オーストラリアやニュージーランドで人気のデザート。大きなメレンゲの上に生クリームやフルーツをたっぷり乗せた華やかなスイーツです。特別な日のデザートに最適です。

エンジェルフードケーキ

卵白だけで作るふわふわのケーキ。砂糖と薄力粉、卵白を使った低脂肪でヘルシーなスイーツです。「天使の食べ物」という名前の通り、軽い口当たりが特徴です。

卵白ドリンク

プロテインとして卵白を活用する方法も。バナナやヨーグルト、はちみつなどと一緒にミキサーで撹拌すれば、手軽な栄養補給ドリンクになります。筋トレ愛好家にも人気です。

美容マスク

卵白は古くから美容にも活用されてきました。卵白だけ、または蜂蜜やレモン汁を加えて顔に塗り、15分ほど置いてから洗い流すと肌が引き締まります。毛穴の開きや皮脂が気になる方におすすめです。

卵白の保存方法

使わなかった卵白は密閉容器に入れて冷蔵保存で2〜3日、冷凍なら2〜3ヶ月保存できます。冷凍する場合は製氷皿に1個分ずつ入れて凍らせると、必要な分だけ解凍できて便利です。解凍は冷蔵庫で自然解凍がおすすめです。

卵白は泡立てる際に油分があると泡立ちにくくなるので、ボウルや泡立て器は事前にしっかり洗って乾かしておきましょう。

プリン作りで余った卵白、捨てるなんてもったいない!ぜひこれらのレシピで有効活用してくださいね。お菓子作りが苦手な方は簡単な卵白スープから始めてみてはいかがでしょうか。

特に生食の場合は賞味期限を守ることが推奨されています。

卵の鮮度チェック方法

賞味期限が過ぎた卵や、鮮度が不安な卵は以下の方法でチェックできます。

チェック方法新鮮な卵の特徴鮮度が落ちた卵の特徴
水に浮かべる沈む、または横たわる浮く、または立つ
割ってみる黄身が盛り上がり、白身がとろっとしている黄身が平たく、白身が水っぽい
振ってみる中身の動きがあまり感じられない中で物が動く感覚がある

特に「水に浮かべるテスト」は簡単にできるチェック方法です。コップに水を入れ、卵を静かに入れてみましょう。新鮮な卵は沈みますが、時間が経過すると卵の内部に空気が入り込み、徐々に浮くようになります

卵を冷凍保存する方法

実は卵は冷凍保存も可能です。殻のまま冷凍すると割れてしまうので、必ず殻から出して保存しましょう。

全卵の冷凍保存

1. 卵を割り、黄身と白身を混ぜ合わせる

2. 小分けにして製氷皿や小さな容器に入れる

3. しっかりとラップやフタで密閉して冷凍する

4. 解凍は冷蔵庫でゆっくり行う

冷凍した全卵は、プリンやカスタードなどの加熱調理に適しています。解凍後は必ず加熱調理しましょう。冷凍保存した卵は生食には向きませんので、必ず加熱してください。保存期間の目安は約1ヶ月です。

卵黄・卵白の個別冷凍

プリン作りで卵黄だけをたくさん使う場合や、卵白だけが余った場合は、それぞれ分けて冷凍保存することもできます。

種類冷凍方法保存期間向いている料理
卵黄少量の砂糖または塩(卵黄10個に対して大さじ1程度)を加えて冷凍約2ヶ月プリン、カスタード、マヨネーズなど
卵白そのまま容器に入れて冷凍約3ヶ月メレンゲ、マカロン、シフォンケーキなど

水産庁の食材保存ガイドでも、食材の適切な保存方法について詳しく紹介されています。

卵のムダをなくす保存テクニック

卵を無駄なく使い切るためのテクニックもご紹介します。

賞味期限別に管理する

複数パックの卵を購入した場合は、賞味期限を確認して、古いものから使うように管理しましょう。マジックで賞味期限を卵パックに大きく書いておくと、一目で確認できて便利です。余った卵は事前に加工して保存

休日にまとめて卵を茹でておき、冷蔵保存するという方法もあります。ゆで卵は冷蔵庫で約1週間保存可能です。朝食やお弁当のおかず、サラダのトッピングなどに手軽に使えます。

半熟卵は冷蔵保存で2〜3日、完全に火を通した固ゆで卵なら5〜7日程度保存できます。殻つきのまま保存すると、よりフレッシュな状態を保てます

プリン作りに最適な卵の状態

プリンを作る際に、卵の状態も仕上がりに大きく影響します。

卵の温度

プリン作りに使う卵は、冷蔵庫から出して30分程度置き、室温に戻しておくと良いでしょう。室温に戻した卵は材料と混ざりやすく、なめらかな仕上がりになります。

鮮度の目安

プリンなど卵の風味が主役になるお菓子は、できるだけ新鮮な卵を使うことをおすすめします。特に生クリームを使わない基本のプリンは、卵の風味がダイレクトに味わえるので、鮮度の良い卵を選びましょう。

ただし、古い卵でも加熱調理であれば問題なく使えます。賞味期限が少し過ぎた卵は、カラメルソースの甘さでカバーされるプリンなら美味しく活用できますよ。

卵を大切に保存して、美味しいプリン作りに活かしましょう!卵の鮮度が良いと、プリンもより一層美味しく仕上がります。

まとめ

卵が大量に余ってしまったとき、プリンは本当に頼りになる救世主ですね。基本のプリンから濃厚タイプ、レトロな固めタイプ、マグカップで簡単に作れるものまで、色々なバリエーションをご紹介しました。材料も特別なものはなく、明治の牛乳やキッコーマンのしょうゆなど、どこのスーパーでも手に入るものばかり。特にプリン作りが初めての方は、すが入らないようにゆっくり混ぜる、オーブントースターでカラメルを作るなどのコツを押さえておくと失敗なく作れますよ。

プリンを作ると余りがちな卵白も、森永のホットケーキミックスと合わせたメレンゲクッキーや、伊藤園のお〜いお茶を加えた卵白スープなどに変身させれば無駄なく使えます。冷蔵庫に卵が余ったら、ぜひこの記事を参考に家族みんなで楽しめるプリンタイムを過ごしてくださいね。小さなお子さんからおじいちゃん、おばあちゃんまで喜ぶこと間違いなしです!

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