前日にゆで卵を作り置き!離乳食初期・中期・後期に合わせた簡単レシピ

「離乳食にゆで卵…使ってみたいけど、毎日作るのは大変そうだし、いつからあげていいの?」そんな悩みを抱えていませんか?

ゆで卵を安全かつ手軽に離乳食に取り入れられるようになります。離乳食初期から完了期まで、それぞれの時期に合わせた固さや形状、調理方法をマスターして、赤ちゃんに美味しく栄養たっぷりのゆで卵をプレゼントしましょう!

目次

1. ゆで卵が離離乳食に良い理由

ゆで卵は離乳食にぴったりの食材です。消化吸収が良く、栄養価も高いので、成長期のお子様の体作りをサポートしてくれます。特に、初期から完了期まで、様々な調理方法で取り入れられるため、ママにとっても心強い味方です。

1.1 栄養満点!ゆで卵のメリット

ゆで卵には、成長期に欠かせない栄養素が豊富に含まれています。例えば、良質なタンパク質は、筋肉や骨、血液などを作るのに必要不可欠です。また、ビタミンAは皮膚や粘膜を健康に保ち、免疫力を高める働きがあります。さらに、ビタミンDはカルシウムの吸収を助け、骨の成長を促進します。他にも、ビタミンB群や鉄分、亜鉛など、様々な栄養素が含まれています。

栄養素働き
タンパク質筋肉、骨、血液などの材料となる
ビタミンA皮膚や粘膜を健康に保ち、免疫力を高める
ビタミンDカルシウムの吸収を助け、骨の成長を促進する
ビタミンB群エネルギー代謝を促進する
鉄分血液を作るのに必要
亜鉛味覚を正常に保つ

これらの栄養素は、厚生労働省のe-ヘルスネットでも詳しく解説されています。

1.2 アレルギーに注意!初めて与えるときのポイント

ゆで卵はアレルギーを引き起こしやすい食品の一つです。初めて与える際は、少量から始め、アレルギー反応がないか注意深く観察しましょう。具体的には、黄身から始め、耳かき1杯程度の量を与えます。その後、体調に変化がないかを確認し、問題なければ徐々に量を増やしていきます。アレルギー反応には、湿疹、かゆみ、嘔吐、下痢などがあります。少しでも気になる症状が見られた場合は、すぐに医師に相談しましょう。

また、加熱することでアレルギー反応が出にくくなるという報告もあります。固ゆでのゆで卵は、半熟卵に比べてアレルギー物質が変性しやすいため、より安全に食べることができます。初めて与える際は、固ゆでのゆで卵を選び、細かく刻んだり、ペースト状にしたりして与えましょう。

アレルギーに関する詳しい情報は、厚生労働省のアレルギーポータルサイトで確認できます。

2. 前日にゆで卵を作るメリット

離乳食作りは何かと手間がかかりますよね。特に、赤ちゃんがまだ小さいうちは、授乳やおむつ替え、寝かしつけなどで自分の時間を作るのも一苦労。そんな忙しいママ・パパにとって、前日にゆで卵を作り置きしておくことは大きなメリットがあります。

2.1 時短で離乳食作りが楽になる!

朝は何かとバタバタしがち。離乳食を作る時間だって、できれば短縮したいですよね。前日にゆで卵を作っておけば、朝の貴重な時間を有効活用できます。ゆで卵を潰したり、刻んだりするだけで、あっという間に離乳食が完成!忙しい朝でも、手軽に栄養満点の離乳食を準備できます。

また、ゆで卵は他の離乳食と一緒に調理することもできます。例えば、野菜を茹でる際に一緒にゆで卵を作れば、さらに時短になります。複数の食材を同時に調理することで、光熱費の節約にもつながります。

2.2 まとめて作って冷凍保存もできる!

ゆで卵は冷凍保存も可能です。一度にたくさん作って冷凍しておけば、使いたいときに使いたい分だけ解凍するだけなので、とても便利です。1週間分まとめて作って冷凍保存しておけば、日々の離乳食作りがさらに楽になります。冷凍保存したゆで卵は、すりおろしたり、刻んだり、ペースト状にしたりと、様々な形で活用できます。

保存方法保存期間ポイント
冷蔵2~3日殻をむいて、密閉容器に入れて保存
冷凍約2週間殻をむいて、フリーザーバッグに入れて保存。黄身と白身を分けて保存すると、変色を防ぎ、より美味しく食べられます。

冷凍保存の方法や解凍方法については、キユーピーベビーフードのサイトも参考にしてみてください。

前日にゆで卵を作り置きしておくことで、時間と手間を節約し、心にゆとりを持って離乳食作りに取り組むことができます。ぜひ、毎日の離乳食作りに役立ててください。

3. 離乳食初期(5~6ヶ月頃)のゆで卵レシピ

離乳食初期は、赤ちゃんにとって初めての「食べる」体験。消化器官も未発達なため、食材は滑らかなペースト状にすることが大切です。ゆで卵も例外ではなく、丁寧にすりつぶして与えましょう。

3.1 滑らかなペースト状に

固ゆで卵の黄身のみを使用します。白身はまだ消化しにくいため、初期では与えません。黄身は裏ごし器やスプーンで丁寧にすりつぶし、滑らかなペースト状にします。母乳やミルクでのばすと、より滑らかになり、赤ちゃんも飲み込みやすくなります。

加熱の目安としては、沸騰したお湯に卵を入れて7~8分茹でるのがおすすめです。

材料分量
卵黄1個分
母乳またはミルク大さじ1~2

最初は耳かき1杯程度から始め、赤ちゃんの様子を見ながら量を増やしていきましょう。 厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」も参考に、進め方を確認してください。

3.2 前日に作って冷凍保存する方法

ゆで卵は冷凍保存が可能です。前日にまとめて作っておけば、離乳食作りを時短できます。

  1. 固ゆで卵を作り、黄身を取り出します。
  2. 黄身を裏ごし器でこしてペースト状にします。
  3. 製氷皿などの冷凍トレーに小分けにして入れ、冷凍庫で保存します。

冷凍したゆで卵は、1週間を目安に使い切りましょう。解凍は冷蔵庫に移して自然解凍するか、電子レンジの解凍機能を利用します。解凍後は速やかに使い切り、再冷凍は避けましょう。

3.3 初期に与える際の注意点

初めてゆで卵を与える際は、アレルギー反応に注意が必要です。少量から始め、赤ちゃんの様子をよく観察しましょう。万が一、湿疹や下痢、嘔吐などの症状が出た場合は、すぐに医師に相談してください。

また、ゆで卵は与えすぎると消化不良を起こす可能性があります。消化器官が未発達な時期なので、少量ずつ与えるようにしましょう。最初は1日1回、耳かき1杯程度から始め、徐々に量を増やしていきます。赤ちゃんの便の状態を見ながら、量を調整してください。

そして、ゆで卵は必ず固ゆでにしましょう。半熟卵はサルモネラ菌などの食中毒のリスクがあるため、離乳食には適していません。中心部までしっかり火を通すようにしましょう。

4. 離乳食中期(7~8ヶ月頃)のゆで卵レシピ

離乳食中期になると、赤ちゃんは舌で食べ物を潰せるようになってきます。ゆで卵も、滑らかなペースト状ではなく、少し固さを残した状態にしてあげましょう。黄身だけでなく、白身も少しずつ与え始めます。ただし、白身は消化しにくいため、最初は少量から始め、赤ちゃんの様子を見ながら量を増やしていくことが大切です。

4.1 舌でつぶせる固さに

離乳食中期のゆで卵は、黄身と白身を別々に調理するのがおすすめです。黄身はフォークの背などで粗く潰し、白身は細かく刻んでから与えましょう。固ゆでのゆで卵を裏ごしする方法でもOKです。

材料分量
1個
適量

作り方

  1. 鍋に卵がかぶるくらいの水を入れて沸騰させ、卵を優しく入れます。
  2. 中火で約10分茹で、固ゆでにします。
  3. 茹で上がったら冷水にとり、殻をむきます。
  4. 黄身と白身を分け、黄身はフォークの背で粗く潰し、白身は細かく刻みます。

ポイント

  • 白身は消化しにくいため、最初は少量(耳かき1杯程度)から始め、徐々に量を増やしていきましょう。
  • 赤ちゃんの様子を見ながら、固さや量を調整してください。
  • アレルギー反応に注意し、初めて白身をあげる際は少量から試しましょう。

4.2 前日に作って冷蔵保存する方法

ゆで卵は前日に作って冷蔵保存しておくと、離乳食作りがぐっと楽になります。保存容器に入れて冷蔵庫で保存し、翌日、食べる前に電子レンジで温め直すか、熱湯で温めましょう。衛生面には十分注意し、作った翌日中には使い切るようにしてください。

保存方法

  1. 粗熱を取ったゆで卵を、清潔な保存容器に入れます。
  2. 冷蔵庫で保存します。

4.3 中期に与える際の注意点

離乳食中期にゆで卵を与える際の注意点は以下の通りです。

  • アレルギー:卵はアレルギーを起こしやすい食品です。初めて与える際は少量から始め、赤ちゃんの様子を注意深く観察しましょう。じんましん、嘔吐、下痢などの症状が出た場合は、すぐに医師に相談してください。心配な場合は、母子健康手帳にもアレルギーに関する情報が記載されているので、確認してみましょう。
  • 消化:白身は消化しにくいので、最初は少量から始め、赤ちゃんの様子を見ながら量を増やしていきましょう。与えすぎると消化不良を起こす可能性があります。
  • 固さ:赤ちゃんが食べやすい固さに調整しましょう。まだ舌で潰すのが上手でない場合は、より細かく刻んだり、裏ごししたりするなど工夫してみてください。月齢や発達に合わせた固さを意識することが重要です。 ゆで卵の栄養価も考慮しながら、バランスの良い食事を心がけましょう。
  • 衛生面:作ったゆで卵は、できるだけ早く食べさせましょう。冷蔵保存する場合は、翌日中には使い切るようにしてください。

これらの点に注意しながら、赤ちゃんに美味しく安全にゆで卵を食べさせてあげましょう。

5. 離乳食後期(9~11ヶ月頃)のゆで卵レシピ

離乳食後期になると、赤ちゃんは歯ぐきで食べ物をつぶせるようになり、食べられる食材の種類も増え、食べられる固さも変わってきます。この時期のゆで卵は、手づかみ食べしやすい形状に調理することがポイントです。

5.1 手づかみ食べしやすい形状に

後期になると、赤ちゃんは自分で食べたい欲求が強くなります。ゆで卵は、手づかみ食べしやすいように、スティック状にカットしたり、粗みじんにするのがおすすめです。

固ゆで卵の場合、白身は柔らかくても黄身がパサパサして口の中に残ってしまうことがあります。そんな時は、少量のお湯やだし汁で黄身を少しほぐしてあげると食べやすくなります。白身は消化が悪いため、黄身より細かく刻むか、すりおろして与えるようにしましょう。

また、黄身と白身を分けて調理することも可能です。白身は裏ごししてスープに混ぜたり、黄身はマッシュして他の食材と和えたりすることで、様々なバリエーションが楽しめます。

5.2 前日にゆで卵を作り置きする方法

ゆで卵は前日に作って冷蔵庫で保存しておくと、忙しい朝でも手軽に離乳食に取り入れることができます。保存容器に入れて冷蔵庫で保存し、2日以内に使い切りましょう。

手順説明
1卵をよく洗い、冷蔵庫から出して常温に戻しておく。
2鍋に卵がかぶるくらいの水と小さじ1杯程度の塩を入れ、沸騰させる。
3沸騰したら卵を優しく入れ、再沸騰してから7~8分茹でる。(固ゆでの場合)
4茹で上がったら冷水にとり、殻をむく。
5保存容器に入れて冷蔵庫で保存する。

固ゆでの時間を調整することで、半熟卵を作ることもできます。半熟卵の場合は、再沸騰してから5~6分茹でるのが目安です。ただし、厚生労働省では、離乳食完了期までは固ゆで卵を推奨しています。

5.3 後期に与える際の注意点

後期にゆで卵を与える際の注意点は以下の通りです。

5.3.1 4.1. アレルギーに注意

卵はアレルギーを起こしやすい食品の一つです。初めて与える際は、少量から始め、アレルギー反応がないか注意深く観察しましょう。万が一、じんましん、嘔吐、下痢などの症状が出た場合は、すぐに医師に相談してください。初めて卵を与える際は、平日の午前中がおすすめです。何かあった際に、すぐに病院を受診できるからです。

5.3.2 4.2. 与える量に注意

消化器官が未発達な赤ちゃんにとって、一度にたくさんのゆで卵を食べるのは負担になります。最初は少量から始め、徐々に量を増やしていくようにしましょう。また、卵1個あたり約80kcalなので、他の食材とのバランスも考えて与えるようにしましょう。

5.3.3 4.3. のど詰まりに注意

固ゆで卵であっても、赤ちゃんによってはのどに詰まらせてしまう可能性があります。必ず食べやすい大きさにカットし、赤ちゃんが一人で食べている間は目を離さないようにしましょう。また、赤ちゃんがもぐもぐとよく噛んで食べているかを確認することも大切です。

ゆで卵は栄養価が高く、離乳食にぴったりの食材です。前日に作り置きしておけば、忙しいママ・パパの強い味方になります。今回ご紹介したレシピや注意点を参考に、赤ちゃんに美味しく安全にゆで卵を食べさせてあげてくださいね。

6. 離乳食完了期(1歳~1歳6ヶ月頃)のゆで卵レシピ

完了期になると、離乳食初期・中期・後期に比べて食べられる食材の種類や調理方法の幅が広がり、大人の食事に近づけていきます。ゆで卵も、固ゆでしたものや半熟状のものなど、様々な形で提供できるようになります。この時期は、手づかみ食べを積極的に取り入れ、自分で食べる意欲を育むことも大切です。栄養バランスの良い食事を心がけながら、色々な食材や調理法に挑戦してみましょう。

6.1 幼児食に向けてステップアップ

1歳を過ぎると、離乳食完了期に入り、幼児食に向けての準備を始めます。この時期のゆで卵は、大人の食事に近づけ、味付けや調理法を工夫することで、よりバラエティ豊かなメニューを提供できます。例えば、刻んだゆで卵を野菜と和えたり、パンに挟んでサンドイッチにしたり、スープの具材にしたりと、様々なアレンジが可能です。また、手づかみ食べを促すために、スティック状にカットしたり、一口サイズのおにぎりの中に混ぜ込んだりするのも良いでしょう。味付けは薄味を基本とし、香辛料や刺激の強い調味料の使用は控えましょう。

6.2 アレンジレシピを紹介

完了期のゆで卵レシピは、バリエーション豊かに展開できます。ここでは、いくつか具体的なアレンジレシピをご紹介します。

6.2.1 ゆで卵と野菜のサラダ

きゅうり、トマト、レタスなどの野菜を細かく刻み、ゆで卵と和えるだけの簡単サラダ。マヨネーズを少量加えても美味しくいただけます。野菜の種類を変えれば、様々なバリエーションを楽しめます。

6.2.2 ゆで卵とチーズのトースト

食パンにバターを塗り、スライスしたゆで卵とチーズをのせて焼きます。チーズは、とろけるチーズやスライスチーズなど、お好みのものを使用してください。朝食やおやつにぴったりです。

6.2.3 ゆで卵とひき肉のあんかけ丼

鶏ひき肉と野菜を炒め、和風だしで味付けしたあんをかけ、ご飯の上に盛り付けます。仕上げに刻んだゆで卵を散らせば、栄養満点の丼ぶりの完成です。

レシピ名材料作り方
ゆで卵とブロッコリーの和え物ゆで卵、ブロッコリー、マヨネーズ、醤油ブロッコリーを茹でて刻み、ゆで卵と和える。マヨネーズと醤油で調味する。
ゆで卵とツナのポテトサラダゆで卵、じゃがいも、ツナ缶、マヨネーズ、塩、こしょうじゃがいもを茹でて潰し、ゆで卵、ツナ、マヨネーズと和える。塩、こしょうで味を調える。
ゆで卵とコーンのチャーハンゆで卵、ご飯、コーン、玉ねぎ、鶏がらスープの素、醤油玉ねぎを炒め、ご飯、コーン、刻んだゆで卵を加えて炒める。鶏がらスープの素と醤油で調味する。

これらのレシピはほんの一例です。お子さんの好みに合わせて、様々なアレンジを試してみてください。アレルギー反応には十分注意し、初めて食べる食材は少量から始めましょう。また、厚生労働省のウェブサイトなどで、最新の離乳食に関する情報を参考にすると良いでしょう。

7. ゆで卵を使った離乳食アレンジレシピ

ゆで卵はそれだけでも栄養満点ですが、他の食材と組み合わせることで、さらに栄養価を高め、バリエーション豊かな離乳食を作ることができます。ここでは、離乳食の時期に合わせたアレンジレシピをご紹介します。

7.1 野菜と組み合わせたレシピ

野菜と組み合わせることで、ビタミンやミネラル、食物繊維などをバランスよく摂取できます。彩りも豊かになり、見た目にも楽しい離乳食になります。

7.1.1 ほうれん草とゆで卵のペースト

初期から食べられる、鉄分とタンパク質が豊富な組み合わせです。冷凍保存も可能なので、多めに作ってストックしておくと便利です。

材料分量
ゆで卵の黄身1個分
ほうれん草15g
だし汁大さじ1

作り方:ほうれん草を茹でて細かく刻み、ゆで卵の黄身、だし汁と一緒にすり鉢ですり潰します。

参考:キユーピーベビーフード

7.1.2 にんじんとゆで卵のマッシュ

中期以降におすすめのレシピです。にんじんの甘みとゆで卵の風味がよく合います。手づかみ食べにもぴったりです。

材料分量
ゆで卵1/2個
にんじん30g
だし汁小さじ1

作り方:柔らかく茹でたにんじんをフォークで潰し、粗みじんにしたゆで卵とだし汁を混ぜ合わせます。

7.1.3 ブロッコリーとゆで卵のサラダ

後期に手づかみ食べとして、完了期にはそのままおかずとして食べられるアレンジレシピです。マヨネーズを少量加えても美味しくいただけます。

材料分量
ゆで卵1/2個
ブロッコリー30g
プレーンヨーグルト(またはマヨネーズ)小さじ1/2

作り方:柔らかく茹でたブロッコリーを細かく刻み、粗みじんにしたゆで卵とプレーンヨーグルト(またはマヨネーズ)を混ぜ合わせます。

7.2 主食と組み合わせたレシピ

ゆで卵は主食と組み合わせることで、腹持ちが良くなり、満足感のある離乳食になります。炭水化物とタンパク質を一緒に摂ることで、栄養バランスもアップします。

7.2.1 卵とじゃがいものおやき

じゃがいもに片栗粉を加えることで、もっちりとした食感になります。後期から完了期におすすめです。

材料分量
ゆで卵1/2個
じゃがいも50g
片栗粉小さじ1/2
牛乳(または粉ミルク、だし汁)小さじ1

作り方:柔らかく茹でたじゃがいもを潰し、みじん切りにしたゆで卵、片栗粉、牛乳(または粉ミルク、だし汁)を混ぜ合わせ、フライパンで焼きます。

7.2.2 卵とパンがゆ

初期から食べられる、消化の良いレシピです。パン粥は柔らかく煮て、滑らかに仕上げます。

材料分量
ゆで卵の黄身1/2個分
食パン1/4枚
だし汁50ml

作り方:食パンを細かくちぎり、だし汁で柔らかく煮て、すり潰したゆで卵の黄身を混ぜます。

7.2.3 卵とごはんのおやき

後期から完了期におすすめのレシピです。手づかみ食べにもぴったりです。チーズや野菜を加えてアレンジもできます。

材料分量
ゆで卵1/2個
ごはん50g
片栗粉小さじ1/2
だし汁小さじ1

作り方:みじん切りにしたゆで卵、ごはん、片栗粉、だし汁を混ぜ合わせ、フライパンで焼きます。

参考:和光堂

これらのレシピを参考に、赤ちゃんが喜んで食べられるゆで卵アレンジレシピを試してみてください。赤ちゃんの成長に合わせて、食材の固さや大きさを調整しながら、安全に美味しく食べさせてあげましょう。

8. よくある質問

ゆで卵を使った離乳食に関する、よくある質問をまとめました。

8.1 ゆで卵の黄身だけ与えてもいい?

はい、与えても構いません。むしろ、離乳食初期は黄身から始めることが推奨されています。卵白はアレルギー反応が出やすいので、黄身を少量与えて様子を見てから、卵白を与えるようにしましょう。最初は耳かき1杯程度の少量から始め、徐々に量を増やしていきます。アレルギー反応の有無を確認するため、新しい食材を与える際は午前中にし、病院が開いている時間帯にしましょう。また、初めて卵を与える際は、平日の小児科医に相談できる日にするのがおすすめです。

8.2 冷凍保存したゆで卵はどうやって解凍する?

冷凍保存したゆで卵は、冷蔵庫に移して自然解凍するのがおすすめです。電子レンジでの解凍は、加熱ムラができやすく、食感が変わってしまう可能性があるので避けましょう。解凍後は速やかに使い切り、再冷凍はしないでください。また、解凍したゆで卵は、加熱調理してから与えるようにしましょう。

冷凍したゆで卵をすりおろす場合は、半解凍の状態で調理するとすりおろしやすいです。完全に解凍してしまうと、水分が出てべちゃべちゃになってしまうことがあるので注意しましょう。

8.3 ゆで卵のアレルギー反応が出たらどうする?

ゆで卵を食べた後、以下のようなアレルギー反応が出た場合は、すぐに医療機関を受診してください。

  • 皮膚:じんましん、かゆみ、赤み、腫れ
  • 呼吸器:咳、くしゃみ、ゼーゼー、呼吸困難
  • 消化器:嘔吐、下痢、腹痛
  • その他:顔面蒼白、意識障害

軽度の症状でも、自己判断せずに医師に相談しましょう。また、アレルギー反応が出た場合は、いつ、何を、どれくらい食べたかを記録しておくと、医師の診察に役立ちます。

8.4 ゆで卵の賞味期限は?

ゆで卵の賞味期限は、保存方法によって異なります。

保存方法賞味期限
常温作ってから2時間以内に食べきりましょう。夏場など気温が高い場合は、さらに短くなります。
冷蔵殻付きのまま冷蔵庫で保存した場合、2~3日が目安です。殻をむいた場合は、雑菌が繁殖しやすいため、当日中に食べきりましょう。保存容器に入れて、冷蔵庫の奥の方に保存するのがおすすめです。
冷凍約1ヶ月保存可能です。冷凍保存する際は、殻をむき、フリーザーバッグに入れて空気を抜いて冷凍庫に保存しましょう。黄身と白身を分けて冷凍することも可能です。

賞味期限はあくまで目安です。少しでも異臭や変色などが見られる場合は、食べずに廃棄しましょう。食中毒予防のためにも、保存方法と賞味期限を守ることが大切です。

参考:農林水産省「卵のQ&A」

8.5 固ゆで卵と半熟卵、離乳食にはどちらが適している?

離乳食には、固ゆで卵の方が適しています。半熟卵は、サルモネラ菌などの食中毒のリスクがあるため、離乳食には使用しないようにしましょう。固ゆで卵は、しっかりと加熱されているため、食中毒の心配が少なく、消化にも良いのでおすすめです。

参考:厚生労働省「食中毒予防のポイント」

9. まとめ

この記事では、離乳食にゆで卵を前日に作って活用する方法について、初期から完了期までのレシピと注意点、保存方法、アレンジレシピなどを詳しく解説しました。ゆで卵は栄養価が高く、離乳食にぴったりの食材です。特に、ビタミンD、鉄分、タンパク質などは成長期にとって重要です。前日にゆで卵を作っておけば、忙しい朝でも手軽に栄養満点な離乳食を用意できます。

離乳食初期には、滑らかなペースト状にして少量から始め、アレルギー反応に注意しましょう。中期以降は、月齢に合わせた固さや形状に調整し、手づかみ食べを促すことも可能です。完了期には、幼児食に向けて、色々な食材と組み合わせたアレンジレシピに挑戦してみましょう。ゆで卵と野菜を組み合わせたオムレツや、ご飯に混ぜ込んだ卵雑炊などは、栄養バランスも良くおすすめです。

冷凍保存を活用すれば、さらに時短になります。冷凍したゆで卵は、冷蔵庫で解凍するか、電子レンジで加熱して使用しましょう。解凍後は速やかに使い切り、再冷凍は避けてください。また、ゆで卵は黄身だけを与えることも可能です。黄身には、白身よりも多くの栄養素が含まれています。ただし、アレルギー反応には十分注意し、初めて与える際は少量から試しましょう。少しでも異変が見られた場合は、すぐに医師に相談してください。

前日にゆで卵を作り置きすることで、毎日の離乳食作りがぐっと楽になります。この記事を参考に、赤ちゃんの成長に合わせたゆで卵レシピを試してみてくださいね。栄養満点なゆで卵で、赤ちゃんの健やかな成長をサポートしましょう。

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