黄身だけじゃない!全卵も!離乳食に使える卵のフリーズドライ徹底比較

「赤ちゃんに卵をあげたいけど、アレルギーが心配…」「離乳食作りは時間との戦い!もっと手軽に栄養満点な食事を用意したい!」そんなママ・パパのお悩みを解決するのが、フリーズドライの卵です。
この記事を読めば、フリーズドライの卵を上手に活用して、赤ちゃんに美味しく安全に卵を食べさせてあげられるようになりますよ。
1. 離乳食における卵の重要性
卵は、離乳食期において非常に重要な食材です。成長期にある赤ちゃんにとって、卵は様々な栄養素を効率的に摂取できる優れた食品です。完全栄養食品と呼ばれるほど栄養価が高く、赤ちゃんの健やかな発育をサポートするために欠かせない栄養素が豊富に含まれています。
1.1 卵のアレルギーについて
卵はアレルギーを引き起こしやすい食品としても知られています。食物アレルギーの中でも発症率が高いため、初めて卵を与える際は注意が必要です。厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」厚生労働省 授乳・離乳の支援ガイドにも、離乳食初期に卵黄から始め、少量ずつ与えることが推奨されています。アレルギー反応が出た場合は、すぐに医師に相談しましょう。
アレルギー反応には、皮膚の発疹やかゆみ、嘔吐、下痢、呼吸困難など様々な症状があります。重篤な場合はアナフィラキシーショックを起こす可能性もあるため、初めて卵を与える際は平日の午前中など、医療機関に連絡しやすい時間帯を選び、少量から始めるようにしましょう。また、初めて与える際は、加熱した固ゆで卵の黄身から始めるのが一般的です。
1.1.1 卵アレルギーの症状
- 皮膚:じんましん、かゆみ、赤み、腫れ
- 消化器:嘔吐、下痢、腹痛
- 呼吸器:咳、くしゃみ、鼻水、呼吸困難、ゼーゼー音
- 循環器:めまい、意識消失
1.2 卵を始める時期と進め方
離乳食初期(5~6ヶ月頃)には、固ゆで卵の黄身をすりつぶし、少量から始めます。最初は耳かき1杯程度から始め、徐々に量を増やしていくのがポイントです。アレルギー反応がないかを確認しながら進めていきましょう。
離乳食中期(7~8ヶ月頃)になると、卵黄に加えて、固ゆで卵の白身も少しずつ与え始めます。白身は黄身よりもアレルギーを起こしやすいため、特に注意が必要です。すりつぶしたり、細かく刻んだりして与えましょう。
離乳食後期(9~11ヶ月頃)以降は、全卵を使った料理も少しずつ取り入れていくことができます。スクランブルエッグや茶碗蒸し、卵焼きなど、様々な料理に活用できます。ただし、加熱が不十分だとアレルギー反応が出やすくなるため、しっかり加熱することが大切です。
1.2.1 離乳食期ごとの卵の進め方
時期 | 月齢 | 与え方 | 注意点 |
---|---|---|---|
初期 | 5~6ヶ月頃 | 固ゆで卵の黄身をすりつぶして少量から | 耳かき1杯程度から始め、アレルギー反応に注意 |
中期 | 7~8ヶ月頃 | 固ゆで卵の白身も少しずつ加える | 白身は黄身よりもアレルギーを起こしやすいので注意 |
後期 | 9~11ヶ月頃 | 全卵を使った料理も少しずつ | しっかり加熱することが重要 |
完了期 | 12~18ヶ月頃 | 大人と同じような調理方法で | 生卵は避ける |
アレルギー反応の有無にかかわらず、生卵は完了期(1歳頃)までは与えないようにしましょう。厚生労働省 子育て世代包括支援センターでも、サルモネラ菌感染の危険性があるため、離乳食期には生卵を与えないようにとされています。
2. フリーズドライの卵が離乳食に最適な理由

離乳食作りは、栄養バランス、安全性、そして手間を考えると、ママにとって大きな負担ですよね。そんな時に、フリーズドライの卵は強い味方になります。下ごしらえの手間を省きつつ、栄養価の高い卵を簡単に離乳食に取り入れることができる、まさに魔法の食材なんです。
2.1 手軽に栄養を摂取できる
卵は、良質なタンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルなど、赤ちゃんの発育に欠かせない栄養素が豊富に含まれています。特に、脳の発達に重要なコリンや、免疫機能をサポートするビタミンAなどが豊富に含まれているのは嬉しいポイントです。フリーズドライ製法は、これらの栄養素を損なうことなく、長期保存を可能にします。加熱や乾燥による栄養価の低下を最小限に抑え、新鮮な卵とほぼ変わらない栄養価を保つことができるので、忙しいママも安心して赤ちゃんに食べさせられます。
2.2 保存性が高い
生卵は賞味期限が短く、冷蔵庫での保存も必須です。一方、フリーズドライの卵は、常温で長期保存が可能。開封前は製造日から1年程度保存できる商品も多く、買い置きしておけば、使いたい時に使いたい分だけ手軽に利用できます。これは、買い物に行く頻度を減らしたいママや、災害時の備蓄としても大変便利です。また、個包装になっている商品を選べば、持ち運びにも便利で、外出先での離乳食作りにも役立ちます。
2.3 調理時間の短縮
離乳食作りで一番大変なのは、下ごしらえと調理時間。生卵を使う場合、殻を割って、黄身と白身を分け、加熱調理する必要があります。しかし、フリーズドライの卵なら、お湯や水で溶くだけで簡単に調理できるので、時間と手間を大幅に削減できます。慌ただしい朝や、疲れている時でも、手軽に栄養満点の離乳食が作れるのは大きなメリットです。また、粉末状なので、おかゆやスープ、マッシュポテトなどに混ぜ込むだけで簡単に卵を加えることができるのも魅力です。
特徴 | 生卵 | フリーズドライ卵 |
---|---|---|
栄養価 | 高い | 高い(生卵とほぼ同等) |
保存性 | 低い(要冷蔵) | 高い(常温保存可能) |
調理の手間 | 比較的大きい | 非常に小さい |
価格 | 安い | 比較的高価 |
このように、フリーズドライの卵は、栄養価、保存性、調理の手間の面で大きなメリットがあります。少し割高にはなりますが、キューピーや和光堂など、様々なメーカーから販売されているので、赤ちゃんの月齢や好みに合わせて最適な商品を選んでみましょう。
3. 離乳食向けフリーズドライ卵製品の比較

離乳食作りにおいて、安全性と手軽さを両立しているフリーズドライの卵は強い味方です。様々なメーカーから販売されていますが、それぞれ特徴が異なります。ここでは、代表的な商品を比較し、それぞれのメリット・デメリットを詳しく解説します。
3.1 キューピーの「やさしい献立 たまご」
3.1.1 商品概要
キューピーの「やさしい献立 たまご」は、国産の卵黄のみを使用したフリーズドライ商品です。アレルゲンとなる卵白を除去しているので、卵アレルギーが心配な赤ちゃんにも安心して使えます。個包装で使いやすく、お湯で溶かすだけで簡単に調理できます。
項目 | 内容 |
---|---|
原材料 | 鶏卵(卵黄)(国産) |
アレルギー物質(28品目中) | 卵 |
内容量 | 2.5g×6袋 |
3.1.2 卵黄のみ使用
卵黄には、赤ちゃんの発育に欠かせないビタミンA、ビタミンD、鉄分などが豊富に含まれています。特にビタミンDは、カルシウムの吸収を助けるため、骨の成長に重要な役割を果たします。また、卵黄に含まれるDHAやアラキドン酸は、脳の発達にも良い影響を与えるとされています。卵白を除去することで、アレルギーリスクを低減しつつ、卵黄の栄養を効率的に摂取できます。
3.1.3 使い方
お湯で溶かすだけで簡単に使えます。おかゆやスープに混ぜたり、野菜と和えたりと、様々な料理に活用できます。少量ずつ使える個包装なので、離乳食初期から安心して使えます。キューピーのベビーフードレシピサイトでは、この商品を使った離乳食レシピも紹介されているので、参考にしてみてください。
3.2 和光堂の「手作り応援 ふんわりたまご」
3.2.1 商品概要
和光堂の「手作り応援 ふんわりたまご」は、全卵を使用したフリーズドライ商品です。卵黄だけでなく卵白も含まれているため、より多くの栄養素を摂取できます。ふんわりとした食感で、赤ちゃんも食べやすいのが特徴です。
項目 | 内容 |
---|---|
原材料 | 鶏卵(国産) |
アレルギー物質(28品目中) | 卵 |
内容量 | 2.7g×6袋 |
3.2.2 全卵使用
全卵を使用することで、卵黄に含まれる栄養素に加えて、卵白に含まれる良質なタンパク質も摂取できます。タンパク質は、赤ちゃんの体の成長に不可欠な栄養素です。筋肉や臓器、血液などを作る材料となるため、積極的に摂取することが重要です。
3.2.3 使い方
お湯で溶かして使います。おかゆやスープに混ぜるだけでなく、野菜と和えたり、だしで溶いて卵スープにしたりと、様々なアレンジが可能です。粉末状なので、他の食材と混ぜやすく、離乳食作りに便利です。和光堂のレシピサイトでは、この商品を使った離乳食レシピが多数掲載されているので、ぜひチェックしてみてください。
3.3 アサヒグループ食品の「和光堂 手作り応援 コーンクリームスープ」
3.3.1 商品概要
アサヒグループ食品の「和光堂 手作り応援 コーンクリームスープ」は、全卵を使用したコーンクリームスープのフリーズドライ商品です。牛乳や野菜も含まれており、これ一つでバランスの良い栄養を摂取できます。とろみ付きなので、離乳食初期の赤ちゃんにも食べやすいのが特徴です。
項目 | 内容 |
---|---|
原材料 | スイートコーン、デキストリン、砂糖、乳糖、チキンエキス、脱脂粉乳、食塩、植物油脂、鶏卵、バター、でん粉、酵母エキス/調味料(アミノ酸等)、炭酸Ca、香料、(一部に乳成分・卵・鶏肉・大豆を含む) |
アレルギー物質(28品目中) | 卵、乳成分、鶏肉、大豆 |
内容量 | 1.7g×6袋 |
3.3.2 全卵使用
全卵を使用することで、卵の栄養をまるごと摂取できます。コーンクリームスープは、牛乳や野菜も一緒に摂れるため、栄養バランスの良い食事を簡単に作ることができます。
3.3.3 使い方
お湯で溶かすだけで簡単にコーンクリームスープを作ることができます。とろみがあるので、離乳食初期から安心して与えられます。また、パン粥にかけたり、野菜と混ぜたりと、アレンジも楽しめます。和光堂のレシピサイトでは、アレンジレシピも紹介されているので、参考にしてみてください。
4. 黄身と全卵、離乳食期に合わせた選び方

離乳食期によって、卵黄と全卵を使い分けることが大切です。それぞれの時期に合わせた卵の選び方と、フリーズドライ製品の活用方法を詳しく見ていきましょう。
4.1 初期(5~6ヶ月頃)
離乳食初期は、消化器官が未発達なため、アレルギーを起こしやすい卵白を除去した卵黄から始めます。加熱処理済みのフリーズドライの卵黄は、少量ずつ使えて衛生的なので、離乳食初期にぴったりです。最初は耳かき1杯程度から始め、徐々に量を増やしていきましょう。アレルギー反応に注意しながら、赤ちゃんの様子を見ながら進めてください。
キューピーの「やさしい献立 たまご」のような卵黄のみを使用したフリーズドライ製品は、初期から安心して使えます。お粥に混ぜたり、野菜ペーストに少量加えたりすることで、手軽に栄養をプラスできます。
4.2 中期(7~8ヶ月頃)
離乳食中期になると、食べられる食材の種類も増え、卵黄にも慣れてきたら、全卵に挑戦してみましょう。ただし、引き続きアレルギー反応には注意が必要です。全卵を与える際は、まずは少量から始め、赤ちゃんの様子をよく観察しましょう。問題なければ徐々に量を増やしていきます。固ゆで卵の黄身をすりつぶしたり、全卵を使った茶碗蒸しなどを与えてもよいでしょう。
和光堂の「手作り応援 ふんわりたまご」のような全卵使用のフリーズドライ製品は、中期以降に便利です。卵粥や野菜の卵とじなど、様々な料理に活用できます。
4.3 後期(9~11ヶ月頃)
離乳食後期になると、舌でつぶせる程度の固さのものが食べられるようになります。卵も、固ゆでしたものや、スクランブルエッグ、卵焼きなどを与えてみましょう。全卵を使った、よりバラエティ豊かな料理に挑戦できます。フリーズドライの全卵は、ハンバーグやミートボールなどのつなぎとしても活用できます。また、スープやシチューに加えても、手軽に栄養価を高めることができます。
アサヒグループ食品の「和光堂 手作り応援 コーンクリームスープ」など、全卵を使用した加工食品も利用できます。ただし、塩分や添加物には注意し、赤ちゃんに適したものを選びましょう。アレルギー反応にも引き続き注意が必要です。
4.4 完了期(12~18ヶ月頃)
完了期になると、大人と同じようなものが食べられるようになります。卵料理も、親子丼やオムレツなど、様々なバリエーションを楽しめます。ただし、油の量や味付けには注意し、薄味を心がけましょう。アレルギーについても、引き続き注意が必要です。除去していた食材を初めて与える際は、少量から始め、医師に相談しながら進めることをおすすめします。
時期 | 卵の種類 | フリーズドライ製品の活用例 | 注意点 |
---|---|---|---|
初期(5~6ヶ月頃) | 卵黄 | お粥に混ぜる、野菜ペーストに加える | アレルギー反応に注意、少量から始める |
中期(7~8ヶ月頃) | 全卵(少量から) | 卵粥、野菜の卵とじ | アレルギー反応に注意、卵黄に慣れてから |
後期(9~11ヶ月頃) | 全卵 | ハンバーグのつなぎ、スープに加える | 加工食品の塩分・添加物に注意 |
完了期(12~18ヶ月頃) | 全卵 | 親子丼、オムレツ | 油の量、味付けに注意 |
5. フリーズドライ卵を使った離乳食レシピ

フリーズドライの卵は、離乳食作りにおいて非常に便利な食材です。ここでは、離乳食の時期に合わせたレシピをご紹介します。
5.1 初期向け(5~6ヶ月頃)
5.1.1 離乳食初期 卵がゆ
初めて卵を与える際は、アレルギー反応に注意しながら少量ずつ与えましょう。10倍粥に耳かき1杯程度のフリーズドライ卵黄を混ぜるだけのシンプルなレシピです。
材料 | 分量 |
---|---|
10倍粥 | 大さじ2 |
フリーズドライ卵黄(キューピーの「やさしい献立 たまご」など) | 耳かき1杯 |
初めて卵を与える際は、必ず少量から始め、アレルギー反応がないかを確認しましょう。 赤みやかゆみ、嘔吐などの症状が出た場合は、すぐに医師に相談してください。また、初めて卵を与える際は、平日の午前中など、医療機関を受診しやすい時間帯に行うのがおすすめです。
5.2 中期向け(7~8ヶ月頃)
5.2.1 離乳食中期 卵と野菜のポタージュ
野菜と卵の栄養を一緒に摂れるポタージュです。滑らかな舌触りで、赤ちゃんも食べやすいでしょう。
材料 | 分量 |
---|---|
じゃがいも(皮をむき、小さく切る) | 1/4個 |
にんじん(皮をむき、小さく切る) | 1/4本 |
玉ねぎ(みじん切り) | 1/8個 |
フリーズドライ卵黄(キューピーの「やさしい献立 たまご」など) | 小さじ1/2 |
だし汁または水 | 100ml |
野菜は柔らかく茹で、卵黄と一緒に滑らかになるまで混ぜましょう。
色々な野菜でアレンジも可能です。ほうれん草やかぼちゃ、ブロッコリーなどもおすすめです。
5.3 後期向け(9~11ヶ月頃)
5.3.1 離乳食後期 卵と豆腐のあんかけ
卵と豆腐でタンパク質をしっかり補給できる一品です。あんかけにすることで、食べやすく、消化にも良いでしょう。
材料 | 分量 |
---|---|
絹ごし豆腐(水切りをする) | 50g |
フリーズドライ全卵(和光堂の「手作り応援 ふんわりたまご」など) | 小さじ1 |
だし汁 | 50ml |
片栗粉 | 小さじ1/2 |
水 | 小さじ1 |
野菜(お好みのもの、柔らかく茹でたもの) | 適量 |
全卵を使う場合は、卵白アレルギーにも注意しましょう。 豆腐は崩れやすいので、優しく混ぜ合わせるのがポイントです。
5.4 完了期向け(12~18ヶ月頃)
5.4.1 離乳食完了期 卵と野菜のミニオムレツ
手づかみ食べにもぴったりのミニオムレツです。野菜はお好みでアレンジできます。
材料 | 分量 |
---|---|
フリーズドライ全卵(和光堂の「手作り応援 ふんわりたまご」など) | 小さじ2 |
牛乳または水 | 小さじ1 |
野菜(みじん切り、柔らかく茹でたもの) | 適量 (例:玉ねぎ、にんじん、ピーマンなど) |
油 | 少量 |
野菜は柔らかく茹で、細かく刻んで加えましょう。 油は少量に抑え、焦げ付かないように弱火でじっくりと焼き上げます。ケチャップなどを少量添えても美味しくいただけます。
6. フリーズドライ卵の保存方法と注意点

フリーズドライの卵は、正しく保存することで、風味や栄養価を損なわず、安全に美味しく食べることができます。しかし、間違った保存方法をしてしまうと、品質の劣化や食中毒のリスクが高まるため注意が必要です。ここでは、フリーズドライ卵を最適な状態で保存するための方法と、注意点を詳しく解説します。
6.1 未開封のフリーズドライ卵の保存方法
未開封のフリーズドライ卵は、高温多湿を避け、直射日光の当たらない冷暗所で保存しましょう。常温保存が可能ですが、夏場など特に気温が高い時期は、冷蔵庫の野菜室で保存するとより安心です。パントリーや食品庫なども適切な保存場所です。ただし、温度変化の激しい場所は避け、一定の温度で保存することが重要です。
6.2 開封後のフリーズドライ卵の保存方法
開封後のフリーズドライ卵は、空気に触れると酸化しやすく、湿気を吸って品質が劣化しやすいため、しっかりと密封することが重要です。開封後は、できるだけ早く使い切るようにしましょう。使い切れない場合は、チャック付きの保存袋などに移し替え、空気をしっかりと抜いて密閉容器に入れ、冷蔵庫で保存します。冷蔵庫での保存期間は、商品によって異なりますが、一般的には1週間程度を目安にすると良いでしょう。冷凍保存は、風味が損なわれる可能性があるため、推奨されていません。
6.2.1 開封後の保存容器の選び方
開封後のフリーズドライ卵の保存には、密閉性の高い容器を選びましょう。ガラス製やプラスチック製の保存容器が適しています。湿気を防ぐために、乾燥剤を一緒に入れておくのも効果的です。また、容器は清潔で乾燥した状態のものを使用し、他の食品の臭いが移らないように注意しましょう。
6.3 フリーズドライ卵を使用する際の注意点
フリーズドライ卵を使用する際は、以下の点に注意しましょう。
注意点 | 詳細 |
---|---|
使用期限の確認 | 使用期限内に使い切りましょう。期限切れのものは使用しないでください。 |
適切な量の使用 | パッケージに記載されている使用量を守りましょう。過剰摂取はアレルギー反応を引き起こす可能性があります。 |
加熱調理の必要性 | 商品によっては加熱調理が必要なものもあります。パッケージの表示をよく確認し、適切な方法で調理しましょう。 |
アレルギーへの配慮 | 卵アレルギーを持つお子様には、医師に相談してから与えましょう。厚生労働省のアレルギーに関する情報も参考にしてください。 |
異物混入への注意 | まれに、製造過程で異物が混入している可能性があります。使用する前に、異物がないか確認しましょう。 |
これらの保存方法と注意点をしっかり守ることで、フリーズドライ卵を安全に美味しく、そして栄養価を損なうことなく、離乳食に活用することができます。お子様の成長に合わせて、上手に利用しましょう。
また、米国消費者情報なども参考にしつつ、食品ロスを減らすためにも、適切な量を購入し、計画的に使い切るように心がけましょう。
7. まとめ
この記事では、離乳食に便利なフリーズドライの卵について、そのメリットや製品比較、レシピなどを詳しく解説しました。卵は赤ちゃんの成長に欠かせない栄養素が豊富に含まれていますが、アレルギーの心配もあります。そのため、初めて卵を与える際は少量から始め、赤ちゃんの様子をよく観察することが大切です。
フリーズドライの卵は、常温保存が可能で、使いたい時に必要な分だけ使えるという手軽さが魅力です。キューピーの「やさしい献立 たまご」は卵黄のみを使用しており、アレルギー反応が出やすい卵白を除去しているので、初めて卵を与える際に安心です。和光堂の「手作り応援 ふんわりたまご」や「手作り応援 コーンクリームスープ」は全卵を使用しており、より多くの栄養を摂取できます。離乳食の時期に合わせて、卵黄のみの製品から全卵の製品へと段階的に進めていくのがおすすめです。
また、離乳食の時期に合わせたレシピも紹介しました。初期は卵がゆ、中期は卵と野菜のポタージュ、後期は卵と豆腐のあんかけ、完了期は卵と野菜のミニオムレツなど、赤ちゃんの成長に合わせて様々な料理に活用できます。フリーズドライの卵を使うことで、調理の手間を省きながらも、栄養満点の離乳食を簡単に作ることができます。
フリーズドライの卵は、正しく保存すれば長期間品質を保つことができます。未開封のものは常温で保存し、開封後はチャックをしっかり閉めて冷蔵庫で保存し、早めに使い切るようにしましょう。離乳食作りに役立つフリーズドライの卵を、ぜひ活用してみてください。