卵黄2個の万能活用術|栄養価とおすすめレシピ12選

卵黄2個の栄養価と活用方法について徹底解説した記事です。

卵黄は栄養の宝庫でありながら、余ってしまうことも多い食材。

この記事では卵黄2個を使った絶品レシピ12選と保存方法を紹介しているので、食材を無駄にせず健康的に活用できます。

この記事でわかること:

目次

卵黄2個の魅力とは?栄養と活用レシピを紹介

卵黄は卵の中でも特に栄養価が高く、濃厚な風味と色合いが魅力の食材です。

料理やお菓子作りにおいて、卵黄2個を使用すると一気に贅沢な味わいに変化します。

卵白を使用するメレンゲなどのレシピで余ってしまった卵黄を有効活用できる方法を知っておくと、食材を無駄なく使えるため家計にも優しいんですよ。

卵黄2個で得られる栄養価

卵黄は栄養の宝庫と言われるほど、多くの栄養素を含んでいます。

卵黄2個分では、通常の卵1個分と比較して約2倍の栄養素を摂取できます。

卵黄には良質な脂質も含まれており、ホルモンバランスの調整や細胞膜の構成に役立ちます。

また卵黄に含まれるルテインやゼアキサンチンは、眼の健康維持に効果的な成分として知られています。

黄身2個を摂取することで、これらの栄養素をより効率的に補給できるため、健康維持に役立つ食材と言えるでしょう。

卵黄2個の消費レシピが必要な理由

卵黄2個を消費するレシピが必要になる状況は、日常的によく起こります。

メレンゲやエンジェルフードケーキなど、卵白だけを使用する料理を作った後に卵黄が余ることがほとんどです。

卵の黄身は栄養価が高いだけでなく、料理に濃厚さと風味をプラスする重要な食材です。

特に若鶏が産む「二黄卵」は自然に黄身が2つ入っているため、特別な味わいを楽しめます。

二黄卵は通常、検卵工程で選別されますが、専門の養鶏場や直売所では購入できることもあります。

また、食材の無駄をなくすという観点からも、余った卵黄をしっかり活用するレシピを知っておくことは大切です。

卵黄は冷凍保存もできるため、すぐに使わない場合でも適切に保存しておけば、後日の料理に活用できます。

卵黄2個を活用したレシピは、家庭料理の幅を広げるとともに、食材を最大限に活かす知恵にもなるんですよ。

卵黄2個で作る絶品レシピ12選

卵の黄身2個を使ったレシピは、通常よりも濃厚な味わいと食感が楽しめる贅沢な調理法です。

産卵を始めたばかりの若い鶏が産む「二黄卵」(黄身が2つ入った卵)のように、黄身が2個あると料理の風味がグッと増します。

余った卵黄を活用したい時や、特別な一品を作りたい時にぴったりですよ。

【基本】手作りマヨネーズ

手作りマヨネーズは卵黄2個を使った基本中の基本レシピです。

市販品とは比べものにならない風味の豊かさと、添加物不使用の安心感が魅力です。

卵黄にはレシチンという乳化剤が含まれているため、油と酢を滑らかに結合させる働きをします。

手作りマヨネーズは意外と簡単に作れます。

卵黄2個にマスタード小さじ1、塩少々、砂糖小さじ1を加え、泡立て器でよく混ぜます。

そこにサラダ油200mlを少しずつ加えながら混ぜ続け、最後に酢大さじ2を入れれば完成です。

保存容器に入れて冷蔵庫で保管すれば、約1週間は美味しく使えますよ。

市販のマヨネーズと比べると、コクがあって素材の味を引き立てる特徴があります。

サンドイッチやポテトサラダに使うと、いつもの料理が格別な味わいになりますね。

【濃厚】カルボナーラ

本格的なカルボナーラには卵黄2個がぴったりです。

クリームを使わなくても、卵黄だけで十分な濃厚さが生まれます。

イタリアの伝統的なレシピでは、クリームは使わず卵黄の力だけで作るのが本場流なんですよ。

パスタ200gを茹でている間に、ボウルに卵黄2個、粉チーズ(パルミジャーノ・レッジャーノやペコリーノ・ロマーノ)大さじ4、黒こしょう少々を入れて混ぜておきます。

別のフライパンでベーコン100gを炒め、茹で上がったパスタと少量の茹で汁を加えます。

火を止めてから卵黄の混ぜ物を加え、余熱で絡めれば完成です。

卵黄2個の効果で、パスタにソースがしっかりと絡み、まるでクリームソースのような濃厚な味わいが楽しめます。

ちょっと贅沢な気分を味わいたい平日の夜ご飯にもおすすめですよ。

【万能】カスタードクリーム

卵黄2個で作るカスタードクリームは、お菓子作りの基本中の基本です。

シュークリーム、プリン、タルトなど様々なスイーツの土台になる万能クリームで、作り方をマスターすれば応用範囲が一気に広がります。

鍋に牛乳200ml、砂糖40g、バニラエッセンス少々を入れて弱火で温めます。

別のボウルに卵黄2個と片栗粉大さじ1を入れてよく混ぜ、温めた牛乳を少しずつ加えながら混ぜます。

これを再び鍋に戻し、とろみがつくまで弱火で練り上げれば完成です。

このカスタードクリームは冷やすとさらに固くなるので、使い勝手に合わせて調整してくださいね。

フルーツサンド、パンケーキのトッピング、アイスクリームのソースなど、アイデア次第で様々な料理に活用できます。

【贅沢】クレームブリュレ

クレームブリュレは、レストランのデザートメニューにも登場する本格的なスイーツです。

表面はカラメルでカリカリ、中はなめらかなカスタードという対比が楽しめます。

卵黄2個で作れば、少量でも満足感のある贅沢なデザートになりますよ。

卵黄2個に砂糖30gを加えてよく混ぜ、温めた生クリーム150mlと牛乳50mlを少しずつ加えます。

バニラビーンズか香料を入れて香りづけし、耐熱容器に流し入れます。

湯煎で170℃のオーブンで約30分焼き、冷蔵庫で冷やします。

食べる直前に表面に砂糖をまぶし、バーナーでカラメリゼすれば完成です。

バーナーがない場合は、グリルでも代用できます。

カリカリの表面とトロトロの中身のコントラストが楽しめる、特別な日のデザートにぴったりです。

【簡単】卵黄醤油漬け

卵黄醤油漬けは、黄身を丸ごと醤油に漬け込む簡単なレシピです。

時間が経つにつれて黄身が半熟から固ゆで状態に変化し、濃厚な旨味が楽しめます。

作り方も簡単なので、卵黄の活用法に困ったときにおすすめです。

清潔な保存容器に醤油100ml、みりん大さじ2、酒大さじ1を入れて混ぜます。

そこに卵黄2個を静かに入れ、冷蔵庫で1日以上漬け込みます。

漬け込む時間が長いほど黄身が固くなり、1〜3日で半熟状態、4日以上で固ゆで状態になります。

この卵黄醤油漬けは、ご飯にのせるだけで立派な一品になります。

また、刻んでチャーハンに混ぜたり、ラーメンのトッピングにしたりと使い道も多彩です。

冷蔵庫で1週間ほど保存できるので、作り置きにも便利ですよ。

【和風】卵かけご飯(TKG)

卵かけご飯は日本の国民食とも言える料理ですが、卵黄2個を使うとより濃厚な味わいになります。

通常より黄身の割合が多いため、ご飯との絡みが良く、満足感も倍増します。

熱々のご飯の上に卵黄2個をのせ、お好みの醤油をかけるだけの超シンプルな調理法です。

しかし、ちょっとした工夫で格段に美味しくなります。

醤油の代わりに麺つゆを使ったり、ねぎや海苔、わさびなどの薬味を加えたりするとより一層味わい深くなりますよ。

この料理で大切なのは卵の鮮度です。

私たち絆養鶏場の卵なら、産みたての新鮮さで黄身の甘みを存分に味わえます。

忙しい朝や疲れた夜に、手軽に栄養を摂れる最高の一品になりますよ。

【洋風】ジェラート

卵黄2個を使ったジェラートは、市販品よりもリッチな味わいが楽しめる本格派デザートです。

アイスクリームよりも乳脂肪分が少なく、卵黄の風味がしっかりと感じられるのが特徴です。

鍋に牛乳200ml、生クリーム100ml、砂糖60gを入れて温めます。

別のボウルで卵黄2個をよく混ぜ、温めた牛乳を少しずつ加えてなじませます。

これを鍋に戻し、とろみがつくまで混ぜながら加熱します。

冷蔵庫でしっかり冷やした後、アイスクリームメーカーで攪拌しながら凍らせれば完成です。

アイスクリームメーカーがない場合は、冷凍庫に入れて30分おきに取り出してよく混ぜる作業を3〜4回繰り返すと、滑らかな食感に仕上がります。

バニラビーンズやチョコレート、フルーツなどを加えれば、オリジナルフレーバーも楽しめますよ。

【人気】クッキー

卵黄2個を使ったクッキーは、全卵で作るものより風味豊かでサクサク感が際立ちます。

特に卵黄が多いことで、コクと香りが増し、高級感のある味わいに仕上がります。

ボウルに室温に戻したバター100gと砂糖80gを入れてクリーム状になるまで混ぜ、卵黄2個を加えて更に混ぜます。

薄力粉200gとベーキングパウダー小さじ1/2を振るい入れ、ゴムベラで切るように混ぜます。

生地を一晩冷蔵庫で休ませた後、5mm厚さに伸ばして好みの形に抜き、170℃のオーブンで15分ほど焼きます。

このクッキーは日持ちが良く、密閉容器に入れれば2週間ほど保存可能です。

バニラやレモン、アーモンドなどの風味を加えてアレンジするのも楽しいですね。

手作りギフトにもおすすめの一品です。

【定番】アイスクリーム

卵黄2個で作るカスタードベースのアイスクリームは、市販品とは一線を画す濃厚さが魅力です。

卵黄が多い分、なめらかでコクのある食感が楽しめます。

鍋に牛乳200ml、生クリーム200ml、砂糖80gを入れて火にかけます。

沸騰直前に火を止め、別のボウルで混ぜておいた卵黄2個に少しずつ加えてなじませます。

この液を鍋に戻し、木べらで混ぜながら80℃程度まで加熱します。

粗熱を取った後、冷蔵庫でしっかり冷やします。

アイスクリームメーカーに入れて凍らせれば完成です。

家庭用のアイスクリームメーカーがなくても大丈夫。

冷凍庫に入れて1時間おきに取り出し、泡立て器でよく混ぜる作業を3〜4回繰り返せば、空気を含んだなめらかな食感に仕上がります。

バニラやチョコレート、抹茶など、お好みのフレーバーを加えると楽しさが広がりますよ。

【上品】プリン

卵黄2個で作るプリンは、全卵で作るものより滑らかでリッチな味わいが特徴です。

カラメルソースとのバランスが絶妙な、大人の味わいのデザートに仕上がります。

まず、カラメルソースを作ります。

鍋に砂糖30gと水大さじ1を入れて火にかけ、飴色になったら耐熱容器に流し入れます。

次に卵黄2個に砂糖30gを加えてよく混ぜ、温めた牛乳200mlを少しずつ加えます。

バニラエッセンスを数滴加え、カラメルを敷いた容器に流し入れます。

アルミホイルをかぶせ、湯煎で160℃のオーブンで約30分焼きます。

中心がまだ少し揺れる程度で取り出し、完全に冷めてから冷蔵庫で冷やせば完成です。

なめらかな舌触りと卵黄のコクが楽しめる、上品な味わいのプリンに仕上がります。

【懐かしい】マドレーヌ

卵黄2個を使ったマドレーヌは、しっとりとした食感と豊かな風味が特徴です。

貝殻型の可愛らしい見た目も魅力で、紅茶と一緒に楽しむ午後のおやつにぴったりです。

バター80gを溶かし、砂糖60gと卵黄2個を加えてよく混ぜます。

薄力粉100g、ベーキングパウダー小さじ1/2、塩ひとつまみを振るい入れて混ぜます。

はちみつ大さじ1と好みでレモンの皮のすりおろしを加え、冷蔵庫で1時間以上休ませます。

マドレーヌ型に生地を流し入れ、180℃のオーブンで約15分焼けば完成です。

中がしっとり、外側がカリッとした食感が特徴で、子供の頃に食べた懐かしい味わいを思い出させてくれます。

型がなくても、マフィン型やカップケーキ型で代用できますよ。

【アレンジ】その他レシピの紹介

卵黄2個を使ったレシピは他にもたくさんあります。

様々なアレンジで卵黄を余すことなく活用しましょう。

これらのレシピは基本の12選に比べると少し変わり種ですが、卵黄の風味を活かした素晴らしい一品に仕上がります。

特に味噌漬けは日本の伝統的な保存食として、昔から親しまれてきた方法です。

卵黄2個を活用するレシピは、基本からアレンジまで幅広くあります。

日々の食事や特別な日のおもてなしなど、様々なシーンで活用してみてくださいね。

卵黄だけじゃない!卵の部位別おすすめレシピ

卵は白身、黄身、殻と全ての部位が有効活用できる素晴らしい食材です。

余った卵の部位別に活用方法を知っておくと、食材を無駄なく使い切ることができますね。

卵黄を使ったレシピで余った卵白や、普段は捨ててしまいがちな殻の活用法まで幅広くご紹介します。

卵白の活用レシピ

卵白は低カロリーで良質なタンパク質を多く含む優秀な食材です。

黄身を2個使った料理を作った際に余った卵白は、さまざまな料理に活用できます。

とくに製菓では欠かせない材料となりますよ。

まず基本のメレンゲは、卵白に砂糖を加えて泡立てるだけで作れます。

このメレンゲを使えば、さまざまなお菓子作りが可能になります。

卵白の量に応じて、アレンジも広がりますね。

お菓子以外にも、卵白は料理にも幅広く活用できます。

中華料理の具材をつなぎ止める役割や、揚げ物の衣にも利用できますよ。

卵白だけで作る卵白のオムレツは、ヘルシーな朝食としておすすめです。

また、卵白には美容効果もあるとされています。

洗顔パックとして肌に塗ると、引き締め効果があるそうですよ。

わたしたち絆養鶏場でも余った卵白を有効活用するレシピをスタッフ間で共有しています。

卵白は冷凍保存も可能なので、すぐに使わない場合は製氷皿などに小分けして冷凍しておくといいでしょう。

必要な分だけ解凍して使えるので便利ですよ。

殻の活用アイデア

卵の殻は、通常は捨ててしまうものですが、実はカルシウムが豊富で様々な活用方法があります。

環境にやさしい生活を心がけるなら、卵の殻の再利用も検討してみましょう。

まず、殻は庭や植木鉢の土壌改良剤として優秀です。

殻に含まれるカルシウムは、土壌のpH値を調整し、植物の成長を促進する効果があります。

使用する前に殻をよく洗って乾燥させ、細かく砕いてから土に混ぜ込みましょう。

また、卵の殻は野菜や果物を洗う時のスクラブとしても使えます。

細かく砕いた殻をレモン汁や酢と混ぜると、自然な洗浄剤になります。

絆養鶏場では、殻を活用したリサイクル活動も行っています。

殻を粉末にして飼料に少量混ぜることで、鶏の骨の強化にも役立てています。

さらに、工作や装飾品作りにも卵の殻は使えます。

殻を小さく割って色を塗り、モザイクアートの材料として使用する方法も人気です。

子供たちと一緒に楽しめる環境教育の一環としても最適ですよ。

卵を使い切る工夫をすることで、食材を無駄なく活用でき、環境にも優しい生活につながります。

卵白も殻もそれぞれ独自の価値があるので、ぜひ様々な用途に活用してみてください。

卵黄の保存方法と日持ち

卵黄を余らせてしまったとき、適切な保存方法を知っていれば無駄なく活用できます。

卵黄は栄養価が高い食材ですが、保存方法を誤ると風味が落ちたり、傷んだりしてしまいます。

当養鶏場でも毎日たくさんの卵と向き合っていますが、保存方法によって卵黄の品質維持期間は大きく変わるんですよ。

冷蔵保存のコツ

卵黄を冷蔵保存する際は、乾燥を防ぐことが最も重要です。

卵黄は空気に触れると表面が乾いて膜ができ、料理に使いにくくなってしまいます。

水分が蒸発するのを防ぐための工夫が必要です。

卵黄の冷蔵保存には、次の3つの方法が特に効果的です。

どの方法も密閉容器に入れて冷蔵庫で保存することが基本です。

特に塩水保存法は、少量の塩(卵黄1個あたり小さじ1/8程度)を混ぜた水で覆うことで、菌の繁殖を抑え、より長持ちさせることができます。

ただし、塩分が加わるため、甘いお菓子に使う場合は注意が必要です。

卵黄を保存する際は、容器に日付を記入しておくと、いつまで使えるかが一目でわかって便利です。

冷蔵保存した卵黄は、できるだけ早めに使い切るようにしましょう。

冷凍保存のコツ

長期間保存したい場合は、冷凍保存がおすすめです。

卵黄はそのまま冷凍すると固まってしまうため、冷凍前に少し工夫が必要です。

適切な方法で冷凍すれば、風味や品質を損なうことなく1〜2ヶ月保存できます。

卵黄の冷凍保存には次の2つの方法が効果的です。

どちらの方法も、添加物を加えることで卵黄の組織が壊れるのを防ぎ、解凍後も使いやすい状態を保つことができます。

混ぜたらフリーザーバッグや製氷皿に入れて、空気をしっかり抜いて冷凍しましょう。

製氷皿を使えば、1個ずつ取り出して使えるので特に便利です。

冷凍した卵黄を使用する際は、冷蔵庫で一晩かけて自然解凍するのがベストです。

急ぐ場合は、密閉容器に入れて流水で解凍することもできますが、温度変化を緩やかにすることが品質維持のポイントになります。

解凍後は再冷凍せず、その日のうちに使い切りましょう。

保存期間の目安

卵黄の保存期間は、保存方法や環境によって大きく変わります。

新鮮な卵黄ほど長持ちしますので、分離した直後に適切な方法で保存するのがポイントです。

当養鶏場での経験からも、鮮度の良い卵ほど保存状態も良いと実感しています。

卵黄の保存期間の目安は次のとおりです。

保存した卵黄を使う前には、必ず色や臭いをチェックしてください。

健康な卵黄は鮮やかな黄色で、異臭がありません。

変色や異臭がある場合は、残念ですが使用を控えるべきです。

卵黄は栄養豊富で料理の味や食感を豊かにする大切な食材です。

適切な保存方法を知っておけば、余った卵黄も無駄にせず、様々な料理やお菓子作りに活用できます。

特に冷凍保存は長期間保存できるので、卵白だけを使ったメレンゲなどを作った後の卵黄の活用におすすめです。

知っておきたい卵黄の栄養とコレステロールの関係

卵黄には、私たちの健康に欠かせない豊富な栄養素が凝縮されています。

黄身部分にはタンパク質や脂質だけでなく、ビタミンやミネラルなど、体に必要な栄養素がバランスよく含まれているのが特徴です。

ただ、コレステロールを含むことから敬遠されがちですが、最新の研究では卵黄の健康への影響について新たな見解が示されています。

卵黄の栄養成分

卵黄には、私たちの体にとって重要な栄養素が驚くほど豊富に含まれています。

1個あたりの卵黄(約17g)には、良質なタンパク質が約2.7g、脂質が約4.5g含まれています。

特筆すべきは、ビタミンやミネラルの含有量の多さですね。

卵黄に含まれる主要な栄養素は以下の通りです。

特に注目すべきは「コリン」という栄養素で、妊婦さんや成長期のお子さんの脳の発達にとても重要な役割を果たします。

また、卵黄に含まれるルテインとゼアキサンチンは、目の健康維持に役立つ抗酸化物質です。

これらは加齢による黄斑変性症の予防に効果があると言われていますよ。

卵黄の脂質には、不飽和脂肪酸も含まれており、体に必要な良質な脂質の供給源にもなります。

卵黄は少量でも栄養価が高いため、効率的に栄養素を摂取できる食材といえるでしょう。

コレステロールに関する誤解

卵黄には確かにコレステロールが多く含まれていますが、これまで信じられてきた「卵を食べると血中コレステロール値が上がる」という説は、最新の研究によって見直されています。

実は卵を食べることと血中コレステロール値の上昇には、思われていたほど強い関連性がないことがわかってきました。

卵黄に関する主な誤解を解消しましょう。

実は体内のコレステロールの約75%は肝臓で合成され、食事からの摂取は約25%に過ぎません。

また、食事でコレステロールを摂取すると、体内での合成が抑制される仕組みがあるため、全体のバランスが保たれるようになっています。

さらに、卵黄にはレシチンという成分も含まれており、これがコレステロールの吸収を抑える働きをすることも分かっています。

つまり、卵黄自身がコレステロールの吸収を調整する機能を持っているんですね。

近年の研究では、健康な人が1日1個程度の卵を食べても、心臓病や脳卒中のリスクは高まらないと報告されています。

むしろ、卵に含まれる良質なタンパク質や脂質、ビタミン類が健康維持に役立つことが示されています。

健康的な摂取量とは

健康を考慮した卵黄の適切な摂取量は、個人の健康状態や生活習慣によって異なります。

一般的な目安としては、健康な成人であれば1日1個程度の全卵(黄身含む)は問題ないとされています。

特に運動量が多い方や成長期のお子さんは、もう少し多く摂取しても大丈夫でしょう。

卵黄の健康的な摂取のポイントは次の通りです。

卵黄を含む卵の調理法によっても、健康への影響は変わってきます。

油を大量に使用する調理法(揚げ物など)よりも、ゆでる、蒸す、電子レンジ調理などの方が、余分な脂質の摂取を避けられるためおすすめです。

また、卵だけでなく、全体の食事バランスを考えることが大切です。

卵と一緒に野菜や果物、全粒穀物などを摂ることで、食物繊維やファイトケミカルを補い、より健康的な食事になります。

最終的には、自分の健康状態に合わせた摂取量を考えることが重要です。

心配な方は、かかりつけ医や栄養士に相談することをおすすめします。

卵黄は適切な量であれば、栄養バランスの良い食生活に貢献する優れた食材です。

卵黄を余すことなく活用するコツ

卵黄は栄養価が高く、料理に濃厚さと風味をもたらす食材です。

特に若鶏が産む「二黄卵」(黄身が2つ入った卵)に出会ったときや、メレンゲなどを作った後に余った卵黄をどう使うか悩むことがありますね。

卵黄を無駄なく活用することで、家計にも優しく栄養バランスの取れた食事を作れますよ。

他の食材との組み合わせ

卵黄は多くの食材と相性が良く、様々な組み合わせで活用できます。

特に脂溶性のビタミンを含む卵黄は、他の食材の栄養吸収を助ける効果も期待できます。

卵黄と相性の良い食材を紹介します:

卵黄は風味付けだけでなく、乳化剤としても優れた効果を発揮します。

水と油を混ぜ合わせる性質があるため、マヨネーズやホランデーズソースなどの乳化ソースを作るのに最適です。

また、炭水化物と組み合わせると、卵黄のレシチンが食材にコーティングして滑らかな食感を生み出します。

卵黄の風味を生かすなら、シンプルな調理法がおすすめです。

醤油や塩を少し加えるだけで、卵黄の旨味が引き立ちます。

余った卵黄は醤油漬けにすると数日保存でき、ご飯にのせたり、パスタに絡めたりして楽しめますよ。

調理のポイント

卵黄を上手に活用するには、温度管理と混ぜ方が重要なポイントになります。

卵黄は熱に敏感で、高温で急激に加熱すると固まってしまうため、温度調整に気を配りましょう。

卵黄を使った調理の基本ポイントは次のとおりです:

卵黄を扱う際は、新鮮なものを選ぶことも大切です。

新鮮な卵黄は盛り上がりがあり、色も鮮やかな黄色や橙色をしています。

古くなると平たくなり、色も薄くなるので見分けられますよ。

また、卵黄をそのまま使う場合と加熱して使う場合で、風味と栄養価が変わります。

生の卵黄には消化吸収の良いタンパク質が含まれていますが、サルモネラ菌などのリスクもあるため、生で食べる場合は新鮮なものを選び、できるだけ早く消費するようにしましょう。

料理に卵黄を加える際のタイミングも重要です。

熱い料理に直接加えると固まりやすいので、少量の調理液で溶いてから加えるか、火を止めてから加えるとよいでしょう。

こうすることで、卵黄の風味と栄養を損なわずに料理に取り入れられます。

アレンジレシピのヒント

余った卵黄を使ったアレンジレシピは無限大です。

基本の調理法をマスターすれば、様々なバリエーションを楽しめます。

家にある食材と組み合わせて、オリジナルの一品を作ってみましょう。

卵黄を活用した人気アレンジレシピをご紹介します:

卵黄を使ったアレンジレシピのコツは、他の食材との相性を考えながら組み合わせることです。

例えば、苦みのある野菜には卵黄のまろやかさが調和し、酸味の強い食材には卵黄のコクが良いバランスをもたらします。

また、卵黄を使った料理は見た目も美しく仕上げることができます。

鮮やかな黄色は料理の彩りとしても価値があり、特に黄身醤油漬けや卵黄クリームなどは、料理のワンポイントとして活用できます。

家庭で使いきれない卵黄は冷凍保存も可能です。

少量の砂糖や塩(卵黄1個につき小さじ1/4程度)を加えて混ぜ、製氷皿などに入れて冷凍しておくと、1〜2ヶ月は保存できます。

解凍後はすぐに使い切るようにしましょう。

卵黄を余すことなく活用することで、食材を無駄にせず、栄養価の高い料理を作ることができます。

定番レシピに卵黄をプラスするだけでも、料理の風味と食感がグンと上がりますよ。

私たち絆養鶏場でも、二黄卵が見つかったときは、スタッフみんなで特別なレシピに挑戦しています。

ぜひ試してみてくださいね。

卵黄を美味しく食べるなら「きずな卵」がおすすめ

絆養鶏場が厳選して提供する「きずな卵」は、卵黄本来の旨みと栄養を存分に味わえる逸品です。

特に卵黄を活用したレシピを試す際には、素材の質が仕上がりを大きく左右します。

栄養価の高い新鮮な卵黄で料理すれば、一段と味わい深い一品に仕上がりますよ。

徹底した品質管理

私たち絆養鶏場では、卵の品質管理に最大限の注意を払っています。

集卵から出荷まで一貫した温度管理を徹底し、鮮度を保つための工夫を日々重ねています。

出荷前には全ての卵に対して検卵機による異物チェックを実施し、ときどき発見される二黄卵(黄身が2つ入った卵)は特別なものとして区別しています。

卵の洗浄工程では、食品グレードの専用洗剤を使い、適温の水で丁寧に洗浄しています。

この工程によって、卵殻表面の雑菌を99.9%除去し、安全性を確保しています。

さらに販売前の最終検査では、熟練スタッフによる目視確認を行い、ヒビや形状の異常がある卵は除外しています。

こうした徹底した品質管理によって、私たちのきずな卵は新鮮さと安全性を兼ね備えています。

黄身を2個使ったレシピも、きずな卵なら安心して楽しめますね。

こだわりの飼育方法

絆養鶏場の鶏たちは、ストレスの少ない環境で健やかに育っています。

鶏舎内は常に適温と湿度を保ち、自然光に近い照明で日照時間を調整してリズムのある生活を送れるよう配慮しています。

1羽あたりの飼育スペースも業界標準よりゆとりを持たせており、鶏たちがのびのびと過ごせる環境を整えています。

餌にも特別なこだわりがあります。

絆養鶏場では、トウモロコシやマリーゴールドを配合した独自の飼料を使用し、黄身の色つやと旨みを引き出しています。

抗生物質の使用も最小限に抑え、自然な免疫力を高める飼育方法を採用しています。

このような飼育方法によって、きずな卵は濃厚な黄身と豊かな風味を持つ卵として多くの料理人からも支持されています。

卵黄を使った料理が一層おいしく仕上がるのも納得ですね。

卵本来の味わい

きずな卵の最大の魅力は、卵本来の濃厚な味わいにあります。

一般的な市販卵と比べると、黄身の色が濃く、立ち方もしっかりしています。

特に卵かけご飯や温泉卵など、卵の風味が主役になる料理で違いを実感できるでしょう。

黄身を活かした料理では、きずな卵の真価が発揮されます。

カスタードクリームなら滑らかでコクのある味わいに、手作りマヨネーズなら濃厚でクリーミーな仕上がりになります。

特に黄身2個を使うレシピでは、その差が一層際立ちます。

実際に多くのお客様からは「黄身の色が鮮やかで美味しい」「卵料理の風味が格段に良くなった」といったお声をいただいています。

特に、卵黄の持つ本来の旨みと栄養を最大限に活かすなら、きずな卵は理想的な選択といえるでしょう。

新鮮な卵黄で作る料理は、普段の食卓をちょっと特別なものに変えてくれますよ。

よくある質問(FAQ)

卵黄2個で何が作れるの?

卵黄2個を使うと、濃厚なカルボナーラや、とろけるようなクレームブリュレが作れます。手作りマヨネーズやカスタードクリームも、黄身のコクが際立ちますよ。

二黄卵ってどんな卵?

二黄卵は、たまに黄身が2つ入っている卵のことです。若い鶏が産む卵に多く、見つけたらちょっとラッキーな気分になりますね。

卵黄にはどんな栄養があるの?

卵黄には、タンパク質、ビタミンA・D・E、葉酸、コリンなど、たくさんの栄養が含まれています。特にコリンは、脳の発達に良いと言われています。

卵黄のコレステロールは体に悪いの?

以前はそう考えられていましたが、最近の研究では、卵を食べても血中のコレステロール値は上がりにくいことがわかってきました。ただし、食べ過ぎには注意しましょう。

余った卵黄はどうやって保存すればいいの?

冷蔵保存なら、卵黄を水に浸して2日程度、冷凍保存なら、砂糖や塩を混ぜて1ヶ月程度保存できます。冷蔵の場合は早めに使い切るのがおすすめです。

美味しい卵黄を選ぶコツは?

新鮮な卵の黄身は、盛り上がっていて色が濃いです。絆養鶏場のきずな卵は、飼育方法にこだわっているので、卵本来の味が楽しめますよ。

まとめ

卵黄2個の活用術をまとめたこの記事では、豊富な栄養価と、それらを活かした絶品レシピを紹介しました。

この記事を参考に、卵黄2個を余すことなく活用して、日々の食卓をより豊かにしてくださいね。

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