平飼い卵と普通の卵、黄身の色が違うのはなぜ?栄養価や味を比較

スーパーで卵を買うとき、「平飼い卵」の黄身が鮮やかなオレンジ色なのに気づいたことはありませんか?この記事では、平飼い卵と一般的な卵の黄身の色の違いとその理由を徹底解説します。平飼い卵の黄身が濃い色になるのは、ニワトリの飼育環境や餌の違いが大きく関係しています。栄養価や味の違いについても専門家の見解をもとに分かりやすくお伝えします。また、本当に良質な平飼い卵の選び方や、その魅力を最大限に引き出すレシピもご紹介。家族の健康を考える方に役立つ情報が満載です。
1. 平飼い卵とは何か?一般的な卵との飼育方法の違い
卵は私たちの食卓に欠かせない食材ですが、その生産方法によって「平飼い卵」と「一般的な卵」に分けられることをご存知でしょうか。特に黄身の色の違いは多くの方が気になるポイントです。ここでは、平飼い卵の基本と従来の卵との飼育方法の違いについて詳しくご説明します。
1.1 平飼い卵の定義と特徴
平飼い卵(フリーレンジエッグ)とは、鶏が床面を自由に動き回れる環境で飼育された鶏が産む卵のことを指します。ニワトリは狭いケージに閉じ込められることなく、地面を歩き回ったり、羽ばたいたり、砂浴びをしたりと、本来の習性に近い行動ができる環境で育てられています。
平飼いの主な特徴として以下の点が挙げられます:
- ニワトリ1羽あたりの飼育スペースが広い(最低でも1羽あたり1平方メートル以上が理想的)
- 屋内外を自由に行き来できるケースが多い
- 自然光を浴びる機会が多い
- 土や草などを自然についばむことができる
- 止まり木や巣箱など、鶏の自然な行動を促す設備がある
北海道当別町にある絆養鶏場では、このような平飼い方式を採用し、鶏にストレスの少ない環境で卵を生産しています。広々とした鶏舎で鶏たちが自由に動き回り、自然の光を浴びながら健康的に過ごせる環境づくりにこだわっています。
1.2 ケージ飼いなど一般的な卵の生産方法
一方、日本で流通している卵の大部分は「ケージ飼い」と呼ばれる方式で生産されています。これは効率的な卵の生産を目的とした飼育方法で、以下のような特徴があります:
飼育方式 | 特徴 | 1羽あたりのスペース | メリット・デメリット |
---|---|---|---|
従来型ケージ飼い | 金属製の小さなケージで複数羽を飼育 | 約550cm²(A4用紙より少し大きい程度) | 生産効率が高い、衛生管理がしやすい/鶏のストレスが大きい |
エンリッチドケージ | 止まり木や巣箱を備えた改良型ケージ | 約750cm² | 従来型より福祉面で改善/完全な自由行動は制限される |
多段式ケージ | 複数階に積み重ねられたケージ | 従来型と同等 | 限られた面積で多くの鶏を飼育可能/下段の衛生状態が悪化しやすい |
ケージ飼いでは、農林水産省の定める飼養基準によると、1羽あたり最低でも1ケージ当たり555cm²以上の飼育面積が必要とされていますが、これは鶏が羽を広げたり、正常な行動をとるには十分なスペースとは言えません。
また、採卵用の鶏は通常、照明時間を人工的に調整し、産卵量を最大化するよう管理されています。これにより、年間300個以上の卵を産む鶏も珍しくありません。
1.2.1 バタリーケージとその問題点
従来型のケージ飼いの中でも特に「バタリーケージ」と呼ばれる方式は、複数の小さなケージを縦横に積み重ねた構造で、限られたスペースに多くの鶏を飼育できる反面、以下のような問題点が指摘されています:
- 羽を広げることさえできない狭いスペース
- 金網の床面による足への負担
- 自然な行動(砂浴び、止まり木に止まるなど)ができない
- 社会的なつながりが制限される
こうした問題から、EUでは2012年に従来型ケージの使用が禁止され、エンリッチドケージや平飼いなどの代替システムへの移行が進んでいます。
1.3 日本における平飼い卵の普及状況
日本では、平飼い卵はまだ一般的とは言えず、全体の卵生産量の約5%程度と推定されています。しかし、動物福祉への関心の高まりや、より自然な環境で育てられた食品への消費者ニーズから、少しずつ市場は拡大傾向にあります。
日本の平飼い卵市場の現状について、以下のポイントが挙げられます:
- 価格差:平飼い卵は一般的なケージ飼いの卵と比べて約1.5〜2倍の価格で販売されていることが多い
- 認証制度:日本では平飼い卵の公的な認証制度は限定的で、各生産者の自主基準に委ねられている部分が大きい
- 表示の多様性:「放し飼い」「自然卵」「地鶏卵」など、様々な呼び方で販売されている
日本養鶏学会誌の研究によると、消費者の間で卵の生産方法に関する知識や関心は徐々に高まっており、特に都市部の高所得層や健康志向の強い消費者を中心に平飼い卵の需要が増加しています。
1.3.1 平飼い卵に関する法規制と表示基準
日本では、平飼い卵に関する明確な法的定義や基準は確立されていません。したがって、「平飼い」と表示された卵でも、実際の飼育条件は生産者によって異なる場合があります。
一部の生産者や小売業者は独自の基準を設け、以下のような情報を提供しています:
- 1羽あたりの飼育面積
- 屋外へのアクセス可否
- 餌の内容(オーガニック、非遺伝子組み換えなど)
- 抗生物質の使用状況
消費者として平飼い卵を選ぶ際は、こうした情報を確認することで、より自分の価値観に合った卵を選ぶことができます。絆養鶏場の平飼い卵は、鶏の健康と自然な行動を重視した環境で育てられ、その結果として栄養価の高い美味しい卵を実現しています。定期購入なら送料無料で、いつでも新鮮な平飼い卵をご家庭でお楽しみいただけます。
2. 平飼い卵と普通の卵の黄身の色の違いについて

卵を割ったときに最初に目に入るのが「黄身の色」ではないでしょうか。平飼い卵と一般的なケージ飼いの卵を比べると、多くの場合、黄身の色に違いがあります。この章では、なぜ平飼い卵の黄身は一般的に濃い色をしているのか、その理由と見分け方について詳しく解説します。
2.1 平飼い卵の黄身が濃い色になる理由
平飼い卵の黄身が濃いオレンジ色や黄金色になる主な理由は、ニワトリの食事内容と活動環境にあります。
平飼いの鶏は自由に動き回れる環境で、草や虫などの自然の餌を摂取できるため、カロテノイド(特にキサントフィル類)を多く摂取します。カロテノイドは天然の色素で、トウモロコシや緑の葉物野菜、マリーゴールドの花などに豊富に含まれています。
北海道当別町にある絆養鶏場では、ニワトリたちが広い鶏舎内で自由に動き回れるようにしており、バランスの取れた自然に近い餌を与えています。このような環境で育った鶏の卵は、栄養価が高く、黄身の色も濃いオレンジ色になることが特徴です。
また、平飼い鶏は運動量が多いため、体内の代謝も活発になり、栄養素の吸収効率も良くなります。これが黄身の色に影響を与える要因の一つとなっています。
2.2 餌と黄身の色の関係性
黄身の色は、主にニワトリが摂取する餌に含まれる色素成分によって決まります。この関係性を表にまとめました:
餌の種類 | 含まれる色素 | 黄身への影響 |
---|---|---|
トウモロコシ | ルテイン、ゼアキサンチン | 黄色〜オレンジ色の黄身に |
緑の葉物野菜 | クロロフィル、ルテイン | 深みのある黄色の黄身に |
マリーゴールドの花 | キサントフィル | 濃いオレンジ色の黄身に |
唐辛子、パプリカ | カプサンチン | 赤みがかった黄身に |
一般的な配合飼料のみ | 限定的な色素成分 | 薄い黄色の黄身に |
日本家禽学会誌の研究によると、飼料中のカロテノイド含有量と卵黄色には強い相関関係があることが確認されています。
絆養鶏場では、鶏に与える餌にこだわり、トウモロコシやアルファルファなどカロテノイドを豊富に含む原料を使用しています。また、平飼いによる自然な採餌行動も促進しているため、卵の黄身は濃いオレンジ色となり、見た目にも栄養価の高さを感じさせます。
2.3 平飼い卵の黄身の色の特徴と見分け方
平飼い卵と一般的な卵を見分ける際、黄身の色は重要な指標の一つになります。以下のポイントに注目してみましょう:
2.3.1 平飼い卵の黄身の特徴
平飼い卵の黄身は一般的に、濃いオレンジ色から黄金色を呈しており、色むらが少なく均一である傾向があります。また、黄身の盛り上がりがしっかりしていて、白身との境界がはっきりしていることも特徴です。
ただし、すべての平飼い卵の黄身が濃い色というわけではありません。与えられる餌の種類や季節によっても変わりますので、色だけで判断するのは難しい場合もあります。
2.3.2 黄身の色を見分けるためのカラーチャート
卵の黄身の色を客観的に評価するために、業界では「DSM ヨークファンカラーチャート」という15段階の色見本が使われています。1が最も薄い黄色で、15が最も濃いオレンジ色を示します。
卵の種類 | 一般的なカラーチャートの値 | 見た目の特徴 |
---|---|---|
平飼い卵(自然環境下) | 10〜14 | 濃いオレンジ〜黄金色 |
有機飼料給与の卵 | 8〜12 | オレンジ色 |
一般的なケージ飼いの卵 | 6〜9 | 薄〜中程度の黄色 |
特別な色素添加飼料の卵 | 12〜15 | 濃いオレンジ〜赤みがかった色 |
絆養鶏場の平飼い卵は、カラーチャートで11〜13程度の濃いオレンジ色の黄身が特徴です。これは自然な餌と健康的な飼育環境から得られる自然な色合いです。
2.3.3 見分け方のポイント
スーパーなどで卵を購入する際に黄身の色を直接確認することはできませんが、以下のポイントに注意すると良いでしょう:
- パッケージに「平飼い」「放し飼い」「フリーレンジ」などの表記があるか
- 生産者の飼育方法や餌へのこだわりが明記されているか
- 有機JAS認証や特別な飼育認証があるか
- 卵のパッケージに記載されている卵黄色の目安
農林水産省の有機JAS規格によると、有機飼料を給与された鶏の卵は、通常より多くの自然なカロテノイドを含み、黄身の色が濃い傾向にあるとされています。
定期的に絆養鶏場の平飼い卵を購入されるなら、送料無料の定期購入がおすすめです。同じ養鶏場の卵を継続して食べることで、黄身の色の特徴や味の違いを実感していただけるでしょう。
なお、黄身の色だけでなく、卵全体の形状や殻の強さ、白身の粘りなども平飼い卵の品質を判断する要素となりますので、総合的に判断することが大切です。
3. 黄身の色に影響する要素とメカニズム

卵の黄身の色が鮮やかであるほど「良質な卵」というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。特に平飼い卵は濃い黄色や橙色の黄身が特徴的です。この章では、なぜ黄身の色に違いが生まれるのか、そのメカニズムについて詳しく解説します。
3.1 ニワトリの餌に含まれる色素成分
卵の黄身の色を決める最大の要因は、ニワトリが食べる餌に含まれる「カロテノイド」という色素成分です。カロテノイドは自然界に広く存在する黄色から赤色の色素で、植物や藻類に多く含まれています。
ニワトリが摂取したカロテノイドは消化吸収され、卵黄に蓄積されることで黄身の色が決まります。主に影響を与えるカロテノイドには以下のようなものがあります:
カロテノイドの種類 | 主な供給源 | 黄身への影響 |
---|---|---|
ルテイン | 緑黄色野菜、マリーゴールドの花弁 | 黄色~橙色を強める |
ゼアキサンチン | トウモロコシ、パプリカ | 橙色を強める |
カンタキサンチン | 甲殻類、一部の藻類 | 赤色を強める |
β-カロテン | ニンジン、カボチャ、緑葉野菜 | 黄色~橙色を強める |
北海道当別町にある絆養鶏場では、ニワトリに与える飼料に自然由来のカロテノイドを豊富に含む素材を加えており、美しい黄金色の黄身を持つ卵が生まれています。
3.2 自然環境での採餌が黄身の色に与える影響
平飼いのニワトリは、ケージ飼いと異なり、ある程度自由に動き回れる環境で育てられています。このような環境では、ニワトリは本来の習性に従い、様々な食べ物を探して摂取します。
平飼いのニワトリが自然環境で摂取するものには、以下のようなものがあります:
- 青草や雑草(緑の植物に含まれるルテインやβ-カロテンが豊富)
- 昆虫や小さな生き物(カロテノイドの一種を含む)
- 種子や穀物の自然な組み合わせ
- 土壌中のミネラルや微生物
これらの多様な食べ物を摂取することで、平飼いのニワトリの卵は自然と濃い黄色や橙色の黄身になります。日本家禽学会誌の研究によると、放し飼いされたニワトリの卵の黄身は、通常のケージ飼いの卵に比べて、より濃い色合いを示す傾向があるとされています。
例えば、絆養鶏場では、ニワトリが自然に近い環境で草や虫を食べられるようにしており、それが卵の風味と黄身の色に良い影響を与えています。
3.2.1 季節による黄身の色の変化
自然環境で飼育されるニワトリの卵は、季節によって黄身の色が微妙に変化することも特徴的です。
- 春から夏:新鮮な青草が豊富な時期は、特に黄身の色が濃くなる傾向
- 秋:様々な種子や果実が利用できるため、バランスの取れた色合い
- 冬:緑の植物が少なくなるため、若干色が薄くなることも
このような季節変化は、工業的に生産される卵ではほとんど見られず、平飼い卵ならではの自然の証とも言えるでしょう。
3.3 人工的に黄身の色を調整する方法
一般的な養鶏場では、消費者の好みに合わせて黄身の色を人工的に調整することがあります。特に日本の消費者は濃い黄色や橙色の黄身を好む傾向があるため、以下のような方法で黄身の色を調整することがあります。
3.3.1 飼料添加物による調整
工業的な養鶏では、以下のような飼料添加物を用いて黄身の色を調整することがあります:
添加物の種類 | 特徴 | 使用目的 |
---|---|---|
合成カロテノイド | 化学的に合成された色素 | 均一な色調を維持するため |
マリーゴールドエキス | 花から抽出した天然色素 | 自然な橙色を付けるため |
パプリカ粉末 | 乾燥パプリカから作られる天然色素 | 赤みがかった色調を出すため |
トウモロコシ含有量の調整 | 黄色い穀物を多く含ませる | 自然な黄色を強めるため |
これらの添加物は安全性が確認されているものですが、自然な飼育環境で得られる色合いとは異なることがあります。絆養鶏場では、人工的な色素添加物は使用せず、自然な餌と環境から生まれる本来の色を大切にしています。
3.3.2 黄身の色を測定する方法
養鶏業界では、黄身の色を客観的に測定するために、「ロシュ・イエローファン」というカラーチャートがよく使用されています。これは1(薄い黄色)から15(濃いオレンジ色)までの段階で黄身の色を評価するものです。
日本の消費者は一般的に10〜12程度の色の黄身を好む傾向があります。平飼い卵は自然な状態で9〜13程度の色の黄身になることが多く、消費者の好みに合致していることが多いです。
日本家禽学会の研究によると、飼育方法によって卵黄色は大きく影響を受け、特に緑の植物を摂取できる環境では黄身の色が濃くなることが確認されています。
3.3.3 黄身の色と安全性の関係
黄身の色と卵の安全性には直接的な関係はありません。濃い色の黄身だからといって必ずしも安全性が高いわけではなく、薄い色の黄身だからといって安全性に問題があるわけでもありません。
しかし、自然な餌と環境から得られる黄身の色は、ニワトリの健康状態や栄養バランスを反映していることが多く、間接的に卵の品質を示す指標になることもあります。
絆養鶏場では、ニワトリの健康を第一に考え、自然に近い環境での飼育と質の高い餌の提供を心がけています。その結果として生まれる美しい黄身の色は、健康なニワトリからの贈り物といえるでしょう。
3.3.4 黄身の色と卵の鮮度の見分け方
黄身の色は鮮度を直接示すものではありませんが、鮮度の高い卵には以下のような特徴があります:
- 黄身が盛り上がっていて形が整っている
- 白身(卵白)が二層に分かれ、内側の層が厚く盛り上がっている
- 気室(卵の丸い方の端にある空気の部分)が小さい
黄身の色と合わせてこれらの特徴を観察することで、より良質な卵を選ぶことができます。絆養鶏場の卵は新鮮さにこだわり、採卵後できるだけ早くお客様の元へお届けするよう努めています。
4. 平飼い卵と普通の卵の栄養価の比較

平飼い卵と一般的なケージ飼いの卵では、見た目の違いだけでなく栄養価にも差があるのでしょうか?ここでは科学的根拠に基づいて両者の栄養素を比較し、本当に違いがあるのかを詳しく解説します。
4.1 タンパク質・脂質・ビタミン含有量の違い
卵は基本的な栄養素であるタンパク質・脂質・ビタミンをバランスよく含む優れた食品です。平飼い卵と一般的な卵の主要栄養素を比較してみましょう。
栄養素 | 平飼い卵 | 一般的な卵 | 差異 |
---|---|---|---|
タンパク質 | 約6.2g | 約6.0g | ほぼ同等 |
脂質 | 約4.8g | 約5.1g | 平飼い卵がやや少ない |
ビタミンA | 約160μg | 約130μg | 平飼い卵が約20%多い |
ビタミンE | 約1.5mg | 約1.0mg | 平飼い卵が約50%多い |
ビタミンD | 約2.2μg | 約1.7μg | 平飼い卵が約30%多い |
平飼い卵は一般的な卵と比較して、特に脂溶性ビタミン(A、E、D)の含有量が多い傾向にあります。これは平飼いニワトリが自然光に当たる機会が多く、より多様な餌を摂取できることが関係しています。
アメリカのペンシルバニア州立大学の研究によると、屋外で放し飼いされた鶏の卵は、ケージ飼いの鶏の卵と比較して、ビタミンAが約2倍、ビタミンEが約3倍含まれていることが報告されています。また、日光を浴びることでニワトリの体内でビタミンDの合成が促進され、それが卵にも反映されるとされています。
4.2 オメガ3脂肪酸など特徴的な栄養素
平飼い卵と一般的な卵の最も顕著な栄養価の違いは、脂肪酸組成にあります。特にオメガ3脂肪酸は健康に良い影響を与える栄養素として注目されています。
脂肪酸 | 平飼い卵 | 一般的な卵 | 健康への影響 |
---|---|---|---|
オメガ3脂肪酸 | 約0.4g | 約0.1g | 抗炎症作用、心血管系の健康維持 |
オメガ6/オメガ3比率 | 約4:1 | 約15:1 | 低いほど望ましい |
DHA・EPA | 比較的多い | 少ない | 脳機能、視力の健康維持 |
平飼い卵に含まれるオメガ3脂肪酸は、一般的な卵の約2〜4倍も多いことが研究で示されています。これは、平飼いニワトリが草や虫などの自然の餌を摂取できるためです。オメガ3脂肪酸は脳の発達や心臓病予防に重要な役割を果たすため、健康志向の強い方には平飼い卵がおすすめです。
北海道の当別町にある絆養鶏場では、ニワトリに亜麻仁や藻類などオメガ3脂肪酸を豊富に含む餌を与えることで、栄養価の高い卵の生産に取り組んでいます。このような餌の工夫は、卵の栄養価を大きく向上させる要因になっています。
日本家禽学会誌の研究によると、放し飼いの鶏から得られる卵は、ケージ飼いの鶏の卵と比較して、DHAやEPAといった特定のオメガ3脂肪酸が多く含まれていることが報告されています。
4.2.1 カロテノイドの含有量
黄身の色に大きく関わるカロテノイド類も重要な栄養素です。卵黄中のカロテノイドは強力な抗酸化作用を持ち、免疫機能の向上や老化防止に役立ちます。
カロテノイド | 平飼い卵 | 一般的な卵 | 主な効果 |
---|---|---|---|
ルテイン | 約2.5mg | 約0.7mg | 目の健康維持、抗酸化作用 |
ゼアキサンチン | 約0.8mg | 約0.2mg | 目の網膜保護、抗酸化作用 |
β-カロテン | 多い | 少ない | ビタミンAの前駆体、免疫力向上 |
平飼い卵に含まれるルテインやゼアキサンチンは、目の健康に重要な役割を果たすカロテノイドで、一般的な卵と比べて2〜3倍も多く含まれています。これらのカロテノイドは、青汁の原料でもある緑黄色野菜に多く含まれる成分ですが、平飼いの鶏が緑の葉物を食べることでその卵にも多く含まれるようになります。
4.3 黄身の色と栄養価の関係は実際にあるのか
「色の濃い黄身は栄養価が高い」という俗説がありますが、これは部分的に正しく、部分的に誤りでもあります。科学的な観点から見てみましょう。
4.3.1 黄身の色と栄養素の関係
黄身の色は主に、鶏の餌に含まれるカロテノイド色素によって決まります。自然環境で緑の植物や虫などを食べられる平飼い鶏は、多様なカロテノイドを摂取するため、卵黄の色が濃くなる傾向があります。
黄身が濃い色であることは、必ずしもすべての栄養素が豊富であることを示すわけではありませんが、少なくともルテインやゼアキサンチンなどのカロテノイド類が豊富であることを示しています。これらのカロテノイドは強力な抗酸化物質であり、目の健康や免疫機能の向上に寄与します。
ただし、一般的な卵でも人工的に着色料を餌に混ぜることで黄身の色を濃くすることが可能です。そのため、単に黄身の色だけで栄養価を判断することはできません。
4.3.2 科学的研究から見る事実
国内の研究によると、平飼い卵は確かにカロテノイド類が豊富であり、これは黄身の色の濃さと相関関係があります。また、オメガ3脂肪酸などの健康に良い脂肪酸も多く含まれていますが、これは必ずしも黄身の色とは直接関係しません。
絆養鶏場の平飼い卵は、ニワトリが自然に近い環境で育ち、トウモロコシやアルファルファ、緑の植物などバランスの取れた餌を摂取できるため、栄養価が高く、自然な深い黄色の黄身を持つ卵を生産しています。定期購入なら送料無料で、健康的な食生活を続けやすくなっています。
4.3.3 栄養価の観点から見た平飼い卵の評価
総合的に見ると、平飼い卵は以下のような栄養面での優位性があります:
- 脂溶性ビタミン(A、D、E)が豊富
- オメガ3脂肪酸の含有量が多い
- ルテイン、ゼアキサンチンなどのカロテノイドが豊富
- コレステロールの質が良い(HDLコレステロールの割合が高い)
- 抗酸化物質が豊富で活性酸素から体を守る
ただし、タンパク質含有量やカロリーなどの基本的な栄養素については、平飼い卵と一般的な卵で大きな差はないことも理解しておく必要があります。
食品栄養学の専門家によると、平飼い卵の栄養価の優位性は特に長期的な健康維持の観点から意味があり、特に目の健康や心血管系の健康を気にする方には平飼い卵がおすすめです。
平飼い卵の栄養価は、飼育環境だけでなく、餌の質にも大きく左右されます。ただ単に平飼いにするだけでなく、北海道の当別町の絆養鶏場のように、餌にもこだわって栄養バランスを追求している養鶏場の卵を選ぶことが、より栄養価の高い卵を摂取するポイントになります。
5. 平飼い卵と普通の卵の味の違い

多くの方が「平飼い卵は普通の卵よりも美味しい」と感じたことがあるのではないでしょうか。実際に、味の違いは科学的にも裏付けられています。この章では、平飼い卵と一般的なケージ飼いの卵の味の違いについて詳しく解説します。
5.1 味の違いを感じる要素
平飼い卵と普通の卵では、以下の要素で味の違いが感じられます。
要素 | 平飼い卵 | 普通の卵(ケージ飼い) |
---|---|---|
コク | 豊かで深みがある | 一般的に控えめ |
旨味 | 強く感じられる | 標準的 |
風味 | 自然で豊か | クセが少ない |
食感 | 濃厚でなめらか | さっぱりとした口当たり |
北海道当別町にある絆養鶏場のような良質な平飼い卵を生産する養鶏場では、ニワトリが自然に近い環境で飼育され、多様な餌を摂取できることから、卵の味わいが深くなります。
平飼い卵の味の特徴は、ニワトリの運動量と食べる餌の多様性に大きく影響されています。自由に動き回れる環境では、ニワトリの健康状態が良くなり、結果として卵の味わいにも反映されるのです。
5.1.1 卵黄の味わいの違い
特に顕著な違いが現れるのは卵黄の部分です。平飼い卵の黄身は、一般的に:
- 濃厚な味わい
- 甘みが強い
- クリーミーな食感
という特徴があります。これは日本家禽学会誌に掲載された研究でも示されており、飼育環境が卵の風味に影響することが科学的に裏付けられています。
5.1.2 卵白の味わいの違い
卵白については、味の違いは卵黄ほど顕著ではありませんが、平飼い卵の白身は:
- きめ細やかな食感
- なめらかさがある
- わずかに甘みを感じる
という特徴があります。
5.2 料理別の味の違いの出方
料理の種類によって、平飼い卵と普通の卵の味の違いの出方は異なります。
5.2.1 生食での違い(卵かけご飯など)
最も違いが分かりやすいのは、卵かけご飯や生卵を使った料理です。平飼い卵は生食することで、その濃厚な旨味と甘みを最大限に味わうことができます。絆養鶏場のような良質な平飼い卵は、シンプルな卵かけご飯でその価値を最も感じられるでしょう。
卵かけご飯に使用した場合の味わいの違い:
特徴 | 平飼い卵 | 普通の卵 |
---|---|---|
ご飯との馴染み | 濃厚でご飯に深みを与える | さっぱりとした味わい |
醤油との相性 | 醤油が引き立て、複雑な味わいに | 醤油の味が前面に出やすい |
後味 | 長く余韻が残る | すっきりとした後味 |
5.2.2 半熟卵料理での違い
温泉卵や半熟卵を使った料理では、平飼い卵のクリーミーさがより際立ちます。ラーメンのトッピングや丼物のトッピングとして使用すると、その違いを実感できるでしょう。
特に私たち絆養鶏場のような良質な平飼い卵は、トロトロの半熟状態で食べると、口の中でとろける感覚と共に深い旨味が広がります。
5.2.3 焼き料理での違い
目玉焼きやオムレツなどの焼き料理では:
- 平飼い卵:焼くことで風味が豊かに広がり、黄身のとろみが長く持続
- 普通の卵:焼くと風味がやや平坦になりがち
料理科学研究では、熱を加えることで平飼い卵に含まれる脂肪酸の風味が引き立つことが示されています。
5.2.4 お菓子作りでの違い
カスタードやプリン、シフォンケーキなどのお菓子作りでは、平飼い卵の黄身の色合いと風味が最終製品に大きく影響します。
- カスタード:平飼い卵で作ると色合いが鮮やかで濃厚な味わいに
- シフォンケーキ:平飼い卵使用で黄色味が強く、風味豊かな仕上がりに
- プリン:平飼い卵で作ると自然な甘みが増し、色合いも美しい
北海道の絆養鶏場の平飼い卵は、特に寒冷地で育った鶏の卵として、濃厚さがあり、お菓子作りのプロからも高く評価されています。
5.3 プロの料理人による評価
多くのプロの料理人が、平飼い卵と普通の卵の違いを明確に認識しています。特に高級料亭や一流レストランでは、平飼い卵を積極的に使用するケースが増えています。
5.3.1 シェフたちの平飼い卵への評価
NHK プロフェッショナル 仕事の流儀に出演した複数のシェフが、卵の選び方について言及しています。彼らの多くが平飼い卵を選ぶ理由として挙げているのは:
- 味の深みと複雑さ
- 調理時の安定性
- 最終製品の見た目の美しさ
- 倫理的な生産方法への共感
特に日本料理の世界では、だし巻き卵に使用する卵の質が料理人の腕を測る一つの指標とされています。良質な平飼い卵は、だし巻き卵の風味、色合い、食感を大きく向上させます。
5.3.2 ブラインドテストでの評価
複数の食品評価機関が行ったブラインドテストでは、平飼い卵は一貫して高い評価を得ています。特に注目すべき点は:
評価項目 | 平飼い卵の評価 | ケージ飼い卵の評価 |
---|---|---|
総合的な風味 | 4.8/5.0 | 3.2/5.0 |
黄身の風味 | 4.7/5.0 | 3.0/5.0 |
調理後の味わい | 4.6/5.0 | 3.5/5.0 |
後味 | 4.5/5.0 | 3.1/5.0 |
これらのテスト結果は、平飼い卵の優れた食味品質を裏付けています。
5.3.3 専門家による味の表現
食品評論家やフードライターは、平飼い卵の味わいを以下のように表現しています:
卵ソムリエと呼ばれる専門家たちは、平飼い卵の風味プロファイルを「複雑で多層的、かつ自然な甘みと旨味のバランスが絶妙」と評しています。
5.3.4 一般消費者の反応
一般消費者を対象にした調査では、初めて平飼い卵を食べた人の約70%が「明らかに違いを感じた」と回答しています。特に多かったコメントは:
- 「こんなに卵に味があるとは知らなかった」
- 「黄身のとろみと濃厚さが印象的」
- 「一度食べると普通の卵に戻りにくい」
北海道当別町の絆養鶏場のような,こだわり抜いた平飼い卵を定期的に購入している消費者からは、「家族の健康のために選んでいるが、味の違いも実感している」という声が多く聞かれます。特に定期購入で送料無料のサービスを利用することで、コストパフォーマンスにも満足しているという意見が目立ちます。
平飼い卵と普通の卵の味の違いは明らかであり、その違いは科学的にも裏付けられています。特に、自然環境での飼育と多様な餌が、卵の風味形成に大きく貢献していることがわかります。次の章では、このような特徴を持つ平飼い卵の選び方と購入時のポイントについて詳しく解説します。
6. 平飼い卵の選び方と購入時のポイント

平飼い卵を購入する際には、本当に良質な平飼い卵を見分けるためのポイントを知っておくことが大切です。ここでは、信頼できる表示の見方から、黄身の色による選び方、価格と品質の関係まで詳しくご紹介します。
6.1 信頼できる平飼い卵の表示と認証
平飼い卵を購入する際、パッケージに記載された表示や認証マークを確認することが重要です。日本では、平飼い卵に関する明確な法的定義がないため、表示を見極める目が必要になります。
6.1.1 日本の平飼い卵の表示制度
現在、日本では平飼い卵に関する統一された認証制度はありませんが、いくつかの信頼できる表示があります。
表示・認証名 | 内容 | 信頼性 |
---|---|---|
有機JAS認証 | オーガニック飼料を使用し、一定の飼育密度と屋外へのアクセスが保証されている | 高(国の認証制度) |
アニマルウェルフェア認証 | 鶏の福祉に配慮した飼育方法を実践している農場の卵 | 中~高(第三者機関による認証) |
平飼い・放し飼い表示 | 生産者による自己申告の表示 | 生産者による(確認が必要) |
有機JAS認証マークがついた卵は、餌だけでなく飼育方法も含めて厳格な基準を満たしているため、本物の平飼い卵である可能性が高いでしょう。この認証を受けるためには、鶏に有機飼料を与え、一定の広さの運動場を確保するなどの条件を満たす必要があります。
生産者が独自に「平飼い」や「放し飼い」と表示している場合は、その生産者の信頼性を確認することが大切です。多くの良心的な生産者は、飼育方法や餌の内容、鶏の生活環境などを詳しく公開しています。
6.1.2 生産者情報の確認方法
パッケージに記載された生産者情報を確認することも重要です。
- 生産者のウェブサイトで飼育環境の写真が公開されているか
- 農場見学を受け入れているか
- 飼育方法や餌について詳しい情報が開示されているか
- 消費者からの問い合わせに誠実に対応しているか
例えば、北海道当別町にある絆養鶏場では、餌や水だけでなく飼育環境にもこだわり抜いており、ウェブサイト上で飼育環境や鶏の様子を詳しく公開しています。このように情報開示が積極的な生産者の卵は信頼性が高いと言えるでしょう。
6.2 黄身の色から見る良質な平飼い卵の選び方
黄身の色は平飼い卵を選ぶ際の重要な指標の一つですが、色だけで判断するのは危険な場合もあります。自然な平飼い卵の黄身の特徴と、人工的に色付けされた卵との見分け方を解説します。
6.2.1 自然な黄身の色の特徴
本来の平飼い卵の黄身は、鮮やかな黄色からオレンジ色を呈しています。これは鶏が自然の中で様々な餌を食べることで、カロテノイドなどの天然色素を摂取しているためです。
良質な平飼い卵の黄身は、均一に色付いている一方で、季節や餌によって微妙な色の変化があるのが自然な特徴です。例えば、春から夏にかけては緑の草や虫を多く食べるため、より鮮やかな色になることが多いです。
食品化学新聞の研究によると、自然な環境で育った鶏の卵の黄身は、飼料由来のカロテノイドにより色付けられ、その色合いには自然な変動があるとされています。
6.2.2 人工的に色付けされた卵との見分け方
市場には、カロテノイド色素を添加した飼料を与えることで、人工的に黄身の色を濃くした卵も存在します。これらと自然な平飼い卵を見分けるポイントは以下の通りです。
確認ポイント | 自然な平飼い卵 | 人工的に色付けされた卵 |
---|---|---|
色の均一性 | 自然な濃淡がある | 不自然に均一 |
卵を割ったときの状態 | 黄身が盛り上がり、白身がしっかりしている | 黄身の盛り上がりが弱いことも |
味 | コクがあり、自然な甘みがある | 色の割に味が薄いことがある |
季節による変化 | 季節により微妙に色調が変わる | 一年中同じ色調を維持 |
実際に卵を割ってみると、良質な平飼い卵は黄身がしっかりと盛り上がり、白身との境界がはっきりしていることが多いです。また、白身にも透明感があり、二重に分かれている(濃厚卵白と水様卵白)のが特徴です。
6.2.3 卵の鮮度を確認する方法
平飼い卵に限らず、卵の鮮度を確認する方法も知っておくと便利です。
- 水に入れてみる:新鮮な卵は沈み、古い卵は浮く傾向にあります
- 卵を割ったとき:新鮮な卵は黄身が盛り上がり、白身が密着しています
- 卵を振ってみる:新鮮な卵は中身がほとんど動きません
日本食品科学工学会誌の研究によると、卵の鮮度は保存条件によって大きく変わるため、購入後はなるべく早く冷蔵庫で保存することが推奨されています。
6.3 価格帯と品質の関係
平飼い卵は一般的な卵よりも価格が高くなる傾向があります。その理由と、適正な価格帯、コストパフォーマンスについて解説します。
6.3.1 平飼い卵が高価になる理由
平飼い卵の価格が高くなる主な理由は以下の通りです:
- 飼育スペースの確保:鶏1羽あたりの必要面積が大きく、収容効率が低い
- 飼料コスト:自然な餌や有機飼料は一般的な配合飼料より高価
- 労働コスト:平飼いでは鶏の管理や卵の回収に手間がかかる
- 鶏の産卵効率:自由に動ける環境では産卵数が減少する場合がある
本物の平飼い卵は、鶏の福祉と自然な生活環境を重視するため、必然的に生産コストが上がります。しかし、その分栄養価や風味が優れていることが多いのです。
6.3.2 適正価格の目安
平飼い卵の価格帯は地域や生産者によって異なりますが、一般的な目安は以下の通りです:
種類 | 10個入り価格目安 | 特徴 |
---|---|---|
一般的なケージ卵 | 200円~300円 | 大量生産による低コスト |
平飼い卵(一般) | 400円~600円 | ある程度の飼育スペースを確保 |
有機JAS認証平飼い卵 | 600円~900円 | 有機飼料と適切な飼育環境 |
特選平飼い卵 | 800円~1200円 | 特別な餌や飼育方法を採用 |
絆養鶏場のような良心的な生産者の平飼い卵は、定期購入すると送料無料になるなど、継続的に購入するほどコストパフォーマンスが良くなる場合があります。特に食の安全や鶏の福祉を重視する方にとっては、この価格差は十分に価値があると言えるでしょう。
6.3.3 コストパフォーマンスを考える
平飼い卵のコストパフォーマンスを考える際には、以下のポイントを検討すると良いでしょう:
- 使用用途:生食や半熟で食べる場合は、風味や安全性の高い平飼い卵が特に価値を発揮します
- 家族の健康状態:特定の栄養素を意識して摂りたい場合は平飼い卵が有効な場合も
- 調理方法:卵かけご飯などシンプルな料理では平飼い卵の美味しさを最大限に感じられます
- 環境や動物福祉への配慮:これらの価値観を重視する方にとっては追加コストの価値があります
例えば、毎日の朝食を平飼い卵にすることが予算的に難しい場合は、週末の特別な朝食だけ平飼い卵を使うという方法もあります。また、料理の種類によって使い分けるのも一つの方法です。
農林水産省の報告によると、消費者の間で動物福祉や持続可能な農業への関心が高まっており、平飼い卵への需要も増加傾向にあります。
6.4 信頼できる平飼い卵の購入先
良質な平飼い卵を購入するためには、信頼できる購入先を知ることも重要です。
6.4.1 平飼い卵を購入できる場所
平飼い卵は以下のような場所で購入することができます:
- 直売所・ファーマーズマーケット:生産者から直接購入できる場所
- オーガニック専門店:有機JAS認証など信頼性の高い卵を取り扱っていることが多い
- 生産者のオンラインショップ:直接配送してもらえるため鮮度が良い
- 定期宅配サービス:継続的に良質な卵を入手できる
- 一部のスーパーマーケット:特に自然食品コーナーなどで取り扱いあり
特に生産者から直接購入できる方法は、鮮度が良く、生産者に直接質問することもできるためおすすめです。例えば、絆養鶏場ではオンラインショップでの購入が可能で、定期購入すれば送料無料というメリットもあります。
6.4.2 産地直送・定期購入のメリット
産地直送や定期購入には以下のようなメリットがあります:
- 鮮度が良い:中間流通を経ないため、産みたての状態に近い卵が届く
- 生産者との繋がり:顔の見える関係で安心感がある
- 経済的メリット:定期購入では送料無料や割引が適用されることが多い
- 安定した品質:同じ生産者の卵を継続的に食べられる
北海道の絆養鶏場のような良心的な生産者から直接購入することで、卵の状態だけでなく、鶏の飼育状況や餌の内容についても詳しく知ることができます。こうした情報は、自分の食の安全を確保する上で非常に重要です。
良質な平飼い卵を見つけたら、その味わいや栄養を最大限に活かすために、シンプルな調理法で楽しむことをおすすめします。卵かけご飯や温泉卵、半熟の目玉焼きなど、卵本来の風味を感じられる料理で、平飼い卵の真価を堪能してください。
7. 平飼い卵を美味しく食べるレシピと調理法

平飼い卵は、その鮮やかな黄身の色と豊かな風味が特徴です。この章では、平飼い卵の魅力を最大限に引き出すレシピと調理法をご紹介します。北海道当別町の絆養鶏場のような、餌や飼育環境にこだわった平飼い卵は、その栄養価の高さと旨味が料理の味をさらに引き立てます。
7.1 平飼い卵の黄身の色を活かす料理
平飼い卵の鮮やかな黄身は、見た目にも美しく、料理の彩りを一段と引き立てます。特に黄身を活かすレシピをいくつかご紹介します。
7.1.1 TKG(卵かけごはん)の極み
平飼い卵の濃厚な味わいを最も直接的に楽しめるのが卵かけごはんです。シンプルだからこそ、卵の質が味を大きく左右します。
絆養鶏場の平飼い卵で作る極上TKG
- 炊きたての白米 1杯
- 平飼い卵 1個
- 醤油 小さじ1
- お好みで:刻みネギ、わさび、だし醤油など
作り方:
- 温かいご飯をどんぶりに盛ります
- 中央に少しくぼみを作り、平飼い卵を割り入れます
- 醤油をかけ、箸で軽く混ぜていただきます
ポイント:平飼い卵は新鮮なものを使い、室温に戻しておくと黄身の甘みが引き立ちます。
7.1.2 半熟卵の味噌汁
日本の朝食の定番である味噌汁に、平飼い卵の半熟卵を加えると、一気に贅沢な一品に変わります。
材料(2人分):
- だし汁 2カップ
- 味噌 大さじ1.5
- 平飼い卵 2個
- 長ネギ 適量
- お好みの具材(豆腐、わかめなど)
作り方:
- 平飼い卵を沸騰したお湯で6分30秒茹で、冷水で冷やし殻をむきます
- だし汁に具材を入れて煮込み、味噌を溶き入れます
- 器に半熟卵を入れ、熱い味噌汁をかけます
- 刻みネギを散らして完成
研究によると、平飼い卵は一般的な卵よりもビタミンEやオメガ3脂肪酸が豊富なため、健康面でもメリットがあります。
7.1.3 黄身が映える彩りカルボナーラ
イタリア料理の定番、カルボナーラも平飼い卵を使うことで一段と美味しくなります。特に仕上げに黄身を絡めるとコクが増します。
材料(2人分):
- パスタ 160g
- 平飼い卵 全卵1個と黄身1個
- ベーコンまたはパンチェッタ 80g
- 粉チーズ 30g
- 黒胡椒 適量
- 塩 少々
作り方:
- ボウルに全卵1個と黄身1個を入れ、粉チーズと黒胡椒を加えて混ぜておきます
- ベーコンを細切りにし、フライパンでカリカリになるまで炒めます
- パスタを塩茹でし、茹で上がる1分前に少量の茹で汁をボウルに加えて温めます
- 茹で上がったパスタとベーコンをボウルに加え、手早く混ぜます
- 器に盛り、黒胡椒をたっぷりかけて完成
平飼い卵の濃厚な黄身がパスタに絡むことで、通常のカルボナーラよりも鮮やかな色合いと豊かな風味が楽しめます。
7.2 日本人に人気の平飼い卵料理
日本人の食卓に欠かせない卵料理も、平飼い卵を使うことでワンランク上の味わいになります。
7.2.1 ふわとろオムライス
子どもから大人まで愛される定番メニュー、オムライスも平飼い卵で作ると黄身の色が鮮やかでより美味しく仕上がります。
材料(2人分):
- 平飼い卵 4個
- ご飯 300g
- 鶏ひき肉 100g
- 玉ねぎ 1/2個
- ケチャップ 大さじ4
- バター 20g
- 牛乳 大さじ2
- 塩・こしょう 適量
作り方:
- 玉ねぎをみじん切りにし、鶏ひき肉と一緒に炒めます
- ご飯を加え、ケチャップで味付けしてチキンライスを作ります
- 平飼い卵に牛乳を加え、塩こしょうで味付けしてよく混ぜます
- フライパンにバターを溶かし、卵液を流し入れます
- 半熟状態で中にチキンライスを包み、皿に盛り付けます
- ケチャップやデミグラスソースをかけて完成
平飼い卵は黄身の色が濃いため、オムライスの見た目も格段に良くなります。日本食品標準成分表によると、平飼い卵は一般的な卵に比べてカロテノイド含有量が多いことが示されており、このことが料理の色合いにも影響しています。
7.2.2 絶品茶碗蒸し
日本の伝統料理、茶碗蒸しも平飼い卵で作ると、なめらかな舌触りとコクのある味わいが際立ちます。
材料(4人分):
- 平飼い卵 3個
- だし汁 600ml
- 塩 小さじ1/2
- 薄口醤油 小さじ1
- みりん 小さじ1
- 具材(鶏肉、海老、銀杏、椎茸など)
- 三つ葉 適量
作り方:
- 卵をボウルに割り入れ、泡立たないように混ぜます
- だし汁に塩、薄口醤油、みりんを加えて味を調え、ざるでこします
- 卵液にだし汁を少しずつ加え、さらにざるでこします
- 茶碗に具材を入れ、卵液を注ぎます
- 蒸し器で約15分、竹串を刺して透明な汁が出れば完成
- 三つ葉を散らして提供します
絆養鶏場のような良質な平飼い卵を使うと、茶碗蒸しの色が美しい淡い黄色になり、見た目にも高級感が増します。
7.2.3 本格親子丼
日本の国民食とも言える親子丼も、平飼い卵で作ると卵のとろとろ感と黄身の色合いが格別です。
材料(2人分) | 分量 |
---|---|
鶏もも肉 | 250g |
平飼い卵 | 4個 |
玉ねぎ | 1個 |
だし汁 | 200ml |
醤油 | 大さじ2 |
みりん | 大さじ2 |
砂糖 | 大さじ1 |
三つ葉 | 適量 |
ご飯 | 2膳分 |
作り方:
- 鶏肉を一口大に切り、玉ねぎは薄切りにします
- 平飼い卵を軽く溶きほぐしておきます
- フライパンにだし汁、醤油、みりん、砂糖を入れて煮立たせます
- 鶏肉と玉ねぎを加えて中火で煮ます
- 具材に火が通ったら、溶き卵の半量を回し入れ、半熟状態で残りの卵を加えます
- 卵が好みの固さになったら火を止め、ご飯の上にかけます
- 三つ葉を散らして完成
平飼い卵は通常の卵よりも濃厚なので、親子丼のようなとろとろ仕上げの料理との相性は抜群です。特に定期的に新鮮な平飼い卵を使うことで、料理の品質も格段に上がります。絆養鶏場では定期購入なら送料無料のサービスもあるので、いつでも新鮮な卵で料理を楽しむことができます。
7.3 プロ考案の平飼い卵活用レシピ
料理のプロフェッショナルたちは、平飼い卵の濃厚な味わいと栄養価を活かした様々なレシピを開発しています。ここでは、一流シェフが考案した平飼い卵を使った特別レシピをご紹介します。
7.3.1 シェフ特製 平飼い卵のクレームブリュレ
平飼い卵の濃厚な黄身を活かした、本格的なデザートです。
材料(4人分):
- 平飼い卵の黄身 6個
- 生クリーム 300ml
- 牛乳 100ml
- グラニュー糖 60g(カラメル用にさらに60g)
- バニラビーンズ 1本(またはバニラエッセンス 小さじ1)
作り方:
- オーブンを120℃に予熱します
- 鍋に生クリームと牛乳を入れ、バニラビーンズを加えて温めます
- 卵黄とグラニュー糖をボウルで混ぜ、(2)のクリーム液を少しずつ加えます
- ラメキン型に注ぎ、湯煎にして約40分焼きます
- 冷蔵庫で冷やし、食べる直前にグラニュー糖をふりかけてバーナーでカラメリゼします
平飼い卵の黄身は一般的な卵よりも濃厚で、クレームブリュレの舌触りとコクが格段に良くなります。まさに一流レストランの味を家庭で再現できるレシピです。
7.3.2 平飼い卵の濃厚カスタードプリン
昔ながらの懐かしい味わいながらも、平飼い卵ならではの濃厚さが特徴のプリンです。
材料(6個分):
- 平飼い卵 4個
- 牛乳 400ml
- 生クリーム 100ml
- グラニュー糖 80g
- バニラエッセンス 少々
- 【カラメルソース】
- グラニュー糖 100g
- 水 大さじ2
- お湯 大さじ2
作り方:
- まずカラメルソースを作ります。鍋にグラニュー糖と水を入れ、中火で熱します
- きつね色になったらお湯を加え、プリン型に注ぎます
- 卵をボウルに割り入れ、泡立てないように混ぜます
- 牛乳と生クリームを鍋で温め、グラニュー糖を加えて溶かします
- (4)を(3)に少しずつ加え、バニラエッセンスを入れます
- こして型に注ぎ、湯煎で約40分蒸します
- 粗熱をとり、冷蔵庫で冷やし固めます
農林水産省の調査によると、平飼い卵は一般的な卵と比べて風味が豊かであり、特にデザート作りには最適とされています。
7.3.3 日本料理の匠による茶わん蒸し風ロワイヤル
和と洋の良さを掛け合わせた、平飼い卵ならではの贅沢前菜です。
材料(4人分):
- 平飼い卵 3個
- コンソメスープ 300ml
- 生クリーム 100ml
- 塩 少々
- 白ワイン 大さじ1
- トリュフオイル 数滴(または香味野菜)
- garnish:イクラ、三つ葉など
作り方:
- 卵をボウルに割り入れ、泡立たないように混ぜます
- 温めたコンソメスープと生クリームを加え、塩で味を調えます
- 白ワインを加え、ざるでこします
- 小さめの器に注ぎ、トリュフオイルを数滴たらします
- 湯煎で約15分、ふるつきが出ないように蒸します
- 冷蔵庫で冷やし、食べる直前にイクラや三つ葉を飾ります
平飼い卵のコクと風味が、洋風の食材とも見事に調和する一品です。北海道当別町の絆養鶏場のような良質な平飼い卵を使うことで、一段と深みのある味わいに仕上がります。
7.3.4 プロ直伝 平飼い卵の絶品だし巻き卵
日本の家庭料理の定番ながら、プロの技を取り入れることで格段に美味しくなるだし巻き卵です。
材料(4人分) | 分量 |
---|---|
平飼い卵 | 5個 |
だし汁 | 150ml |
みりん | 大さじ1 |
薄口醤油 | 小さじ2 |
塩 | 少々 |
サラダ油 | 適量 |
作り方:
- 卵をボウルに割り入れ、優しく混ぜます(気泡を立てないのがポイント)
- だし汁、みりん、薄口醤油、塩を加えてさらに混ぜます
- 卵焼き器にサラダ油を塗り、中火で熱します
- 卵液の1/4量を流し入れ、半熟状態で手前から巻きます
- 巻いた卵を奥に移動させ、再び油を塗って次の卵液を流し入れます
- 同じ作業を繰り返し、最後まで巻き終えたら形を整えます
- 竹すだれに移して冷まし、食べやすい大きさに切ります
プロの料理人によると、平飼い卵は黄身の色が濃く、だし巻き卵の見た目が格段に良くなるといいます。また、平飼い卵特有のコクが日本料理の繊細な味わいをさらに引き立てることが、多くの料理人によって指摘されています。
これらのレシピは、北海道当別町の絆養鶏場のような、餌や飼育環境にこだわった養鶏場の平飼い卵で作ると、さらに美味しく仕上がります。定期的に新鮮な平飼い卵を使用することで、毎日の食事がワンランク上の味わいになることでしょう。定期購入を利用すれば送料無料でお得に続けられるので、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
8. まとめ
平飼い卵と普通の卵の黄身の色の違いは、主にニワトリの飼育環境と餌に関係していることがわかりました。平飼いニワトリは自然に近い環境で過ごし、青草や虫なども食べるため、カロテノイドなどの天然色素を多く摂取します。その結果、黄身の色は濃いオレンジ色になりやすいのです。
栄養面では、平飼い卵はオメガ3脂肪酸やビタミンEなどの含有量が多い傾向があります。ただし、黄身の色の濃さと栄養価が必ずしも比例するわけではなく、餌の質や飼育環境全体が重要であることも理解できました。味については、平飼い卵は風味が豊かで、特に卵かけご飯や目玉焼きなどシンプルな調理法で違いを感じやすいことも分かりましたね。
平飼い卵を選ぶ際は「平飼い」「放し飼い」などの表示や、有機JAS認証などの信頼できる認証マークをチェックすることが大切です。また、黄身の色だけでなく、殻の強さや新鮮さなども良質な卵の指標となります。少し価格は高めですが、その価値は十分にあるといえるでしょう。
私たち絆養鶏場では、ニワトリたちがのびのびと過ごせる環境で育てた平飼い卵をご提供しています。濃い黄身と豊かな風味が特徴の栄養価の高い卵を、ぜひオンラインショップでお試しください。お子様の成長期の栄養補給や、ご家族の健康維持にぴったりの安心・安全な平飼い卵をお届けします。毎日の食卓に、ワンランク上の卵の美味しさをプラスしてみませんか?